11月30日に開催されたHello Smile in Sanrio Puroland 2024で子宮頸がん予防を学ぶ

子宮頸がん予防啓発強化月間と「Hello Smile in Sanrio Puroland 2024」

2024年11月30日（土）、東京都多摩市に位置するテーマパーク「サンリオピューロランド」にて、子宮頸がん予防啓発をテーマにしたイベント「Hello Smile in Sanrio Puroland 2024」が開催されました。このイベントは、毎年11月が「子宮頸がん予防啓発強化月間」と定められていることに合わせて行われ、参加者に楽しく学びながら子宮頸がんについての理解を深めることを目的としています。

主催はハロースマイル実行委員会で、株式会社サンリオエンターテイメントとTOKYO FMが共催し、さまざまな企業や団体が協賛しています。特に、子宮頸がんという病気が日本の若い女性に増加している現状を踏まえ、啓発活動が重要視されています。

イベントの内容とプログラム

イベント当日は、多くの家族連れや友人同士が参加し、子宮頸がんについての知識を深める機会となりました。特に注目されたのは、TOKYO FMの人気番組『SCHOOL OF LOCK!』との連動企画であり、参加者は楽しく学びながら、さまざまなプログラムを通じて子宮頸がんの予防の重要性を理解しました。

以下は、イベントで行われた主なプログラムです：

• 「SCHOOL OF LOCK!」課外授業: COCO教頭とアンジー教頭が司会を務め、女子と男子の本音トークが展開されました。参加者から寄せられたメッセージに対して、教頭たちがアドバイスを行い、会場は盛り上がりました。
• 専門医による講演: 産婦人科専門医の稲葉可奈子先生が、子宮頸がんについての基礎知識や検診、ワクチンの重要性について講演しました。
• 女子高生による事例発表: 学生団体が行った発表では、性別を超えた相互理解を目指した活動や、子宮頸がんの予防啓発に向けた取り組みが紹介されました。
• ハローキティとのクイズ大会: 参加者は、子宮頸がんに関するクイズに挑戦し、楽しく学びながら知識を深めました。

クイズ大会の様子と参加者の反応

イベントの終盤には、ハローキティを交えたクイズ大会が行われました。このクイズは、子宮頸がんの予防や検診の重要性について学ぶ内容で、参加者は真剣に取り組みました。例えば、クイズの一つには「日本の子宮頸がん検診率は何％でしょうか？」という問いがあり、選択肢は「43％」「58％」「70％」の三択でした。正解は「43％」で、参加者のほとんどが正解しました。

稲葉先生は「たくさんの人が正解してくれたことは嬉しいが、この検診率43％は嬉しくない結果です。ぜひここにいる方々の中では、受診率が上がると嬉しいです」と述べ、参加者に対して今後の行動を促しました。クイズ大会は、学びと気づきを提供する貴重な機会となり、参加者の表情からは新たな理解を得た様子が伺えました。

今後の取り組みと「Hellosmile」プロジェクトの概要

株式会社サンリオエンターテイメントは、今後も「Hellosmileプロジェクト」を通じて、中高生やその保護者、働く女性たちに子宮頸がんについて知っていただくための啓発活動を推進していく予定です。2025年以降も地域や年代を超えた啓発イベントを実施し、一人でも多くの人が検診や予防に向けて行動を起こすきっかけを提供していく計画です。

「Hellosmile」とは、子宮頸がんに対する予防啓発を推進するプロジェクトで、2010年にTOKYO FMが立ち上げ、多くの企業や団体と連携して活動しています。毎年11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」として、さまざまな啓発活動が行われています。

まとめ

「Hello Smile in Sanrio Puroland 2024」は、子宮頸がんの予防啓発をテーマにした意義深いイベントであり、多くの参加者が楽しく学びながら知識を深める機会となりました。以下に、イベントの主要な内容をまとめます。

このように、イベントを通じて子宮頸がんに対する理解が深まったことは、今後の予防活動にとって重要な一歩となるでしょう。子宮頸がん予防啓発の取り組みが、より多くの人々に広がることが期待されます。