篠山紀信さんを偲ぶ会、12月3日に東京で開催。多くの著名人が参加
ベストカレンダー編集部
2024年12月3日 21:44
篠山紀信さん偲ぶ会
開催日:12月3日
篠山紀信さんを偲ぶ会の開催
2024年12月3日、株式会社篠山紀信が主催する「篠山紀信先生を偲ぶ会」が東京・オークラ東京 オークラプレステージタワー2階のオーチャードで開催されました。この日は、篠山紀信さんの誕生日であり、約400名が集まりました。この会は、篠山さんの経歴を振り返り、彼の功績を称えるために、株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館、株式会社世界文化ホールディングス、株式会社文藝春秋、株式会社マガジンハウスの出版社6社の社長が発起人となっています。
篠山紀信さんは、2024年1月4日に83歳で亡くなりました。彼の偉業を称えるため、多くの著名人が集まり、篠山さんとの思い出を語り合いました。
会場の雰囲気と展示
会場に入ると、オノ・ヨーコさんやショーン・レノンさん、松田聖子さん、宮沢りえさんなど、篠山さんと共に時代を作ってきた著名人の名前が並ぶ芳名版が目に入りました。その後、篠山さんの若かりし頃の写真が展示され、彼が愛用していた8×10のカメラも展示されていました。
さらに、篠山さんが手がけた数々の写真集や雑誌の表紙が会場を彩り、1970年代から2024年までの彼の歴史を感じさせるものでした。参加者は、篠山さんの作品を前にしながら思い出を語り合う姿が見られました。
プロローグと司会進行
会は、円照寺の住職と副住職による読経でスタートしました。その後、篠山さんの幼少期からの生い立ちをまとめたスライドが上映され、有働由美子さんが司会を務めました。有働さんは、篠山さんをインタビューした経験もあり、次男の輝信さんとはテレビ番組「あさイチ」でも一緒に仕事をしているため、家族ぐるみの付き合いがあるとのことです。
このように、篠山さんの人生を振り返るとともに、彼にまつわるエピソードが語られる場となりました。
弔辞とスピーチ
弔辞を贈ったのは野田秀樹さんで、篠山さんは歌舞伎や現代劇、バレエ、コンテンポラリーダンスなど多くの舞台を撮影してきました。特に野田さんの舞台に関しては、篠山さんが何度も撮影を行い、多くの作品が残されています。弔辞は、野田さんがカフェで手書きで一発で書いたもので、大笑いあり涙ありの感動的な内容でした。
その後、篠山さんが好んで聴いていた音楽が流れ、遺影が飾られた祭壇に出席者が献花を行いました。献花を終えた出席者たちは、篠山さんの作品を前に思い出を語り合い、感慨深い時間を過ごしました。
出席者の思い出の語り
小学館の代表取締役社長・相賀信宏氏が献杯の挨拶を行い、その後「篠山さんとのとっておきのエピソード」が披露されました。最初にスピーチを行ったのは市川團十郎さんで、篠山さんとは新之助時代からの長い付き合いがあり、時には酒を酌み交わす仲だったと語りました。
続いて、コシノジュンコさんが登壇し、篠山さんの大人気連載「激写」シリーズに関する思い出を語りました。水沢アキさんも1975年からの連載に登場したことを振り返り、篠山さんとの思い出を語りました。最後に、有働さんが自身のエピソードを語り、スピーチは締めくくられました。
篠山紀信さんのメッセージ
会の終わりには、篠山さん自身の貴重なインタビュー映像が流されました。映像の中で彼は、「写真を撮りに行くときの気持ちはいつも晴れている」と語り、対象に向かってエネルギーを持って接することの大切さを伝えていました。
ラストには、長男の篠山有紀さんが挨拶を行い、父である篠山さんに対する率直な気持ちを述べました。このように、篠山さんの偉業を振り返るとともに、彼の人柄や生き方が多くの人に影響を与えていたことが再確認されました。
参加者の様子と会の意義
偲ぶ会には、歌舞伎界から松本白鷗ご夫妻や中村勘九郎さん・七之助さん兄弟、芸能界から真琴つばささんや真矢みきさん、西田ひかるさん、長塚圭史さんなど、多くの方々が訪れました。また、一般献花にも多くの方が参加し、篠山さんの作品を眺めながら思い出を語る場面が見られました。
この偲ぶ会は、篠山紀信さんの人生を振り返り、彼の作品や人間性に触れる貴重な機会となりました。参加者たちの「想い」が集まる大きな同窓会のような空間が広がり、篠山さんのエネルギーを再確認する一日となりました。
開催日 | 場所 | 参加人数 | 主催者 | 発起人 |
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2024年12月3日 | オークラ東京 オークラプレステージタワー2階 | 約400名 | 株式会社篠山紀信 | 株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館、株式会社世界文化ホールディングス、株式会社文藝春秋、株式会社マガジンハウス |
このように、篠山紀信さんを偲ぶ会では、彼の偉業や思い出が語られ、多くの人々が集まりました。篠山さんの人生を振り返ることで、彼の作品が如何に多くの人に影響を与えたかを再認識することができました。