憲法記念日 (年中行事 5月3日)

憲法記念日
施行日
1947年5月3日
公布日
1946年11月3日
条文数
103条(大日本帝国憲法は76条)
祝日制定
1948年・国民の祝日に関する法律
三大原則
国民主権・基本的人権の尊重・平和主義

1947年5月3日午前零時、日本国憲法は施行されました。前日まで有効だった大日本帝国憲法は、1889年の発布から58年で幕を閉じ、主権の所在が天皇から国民へと移りました。この転換は、単なる条文の書き換えではなく、国家の根本原理そのものの交代でした。

日本国憲法は1945年の敗戦後、GHQの主導のもとで起草作業が始まりました。1946年2月にGHQが草案を提示し、日本側との協議を経て同年11月3日に公布。公布から半年後の1947年5月3日に施行されました。条文数は大日本帝国憲法の76条から103条へと増え、国民の権利に関する規定が大幅に拡充されています。草案作成はGHQ民政局が中心となりわずか9日間で完成させたとされており、起草チームの約24名は法律専門家でなく外交官や人文科学者が主体でした。

三つの基本原則として知られるのが、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義です。大日本帝国憲法では主権は天皇にあり、国民は「臣民」と呼ばれ権利は法律の範囲内でのみ認められていました。日本国憲法では主権が国民に移るとともに、思想・表現・信教の自由など基本的人権が「侵すことのできない永久の権利」として保障されています。

第9条は「戦争の放棄」を規定し、戦力の不保持と交戦権の否認を明記しています。大日本帝国憲法には戦争や軍に関する直接の禁止規定はなく、国民の兵役義務が明示されていました。日本国憲法では兵役義務が消え、国民の三大義務は教育・勤労・納税となっています。

憲法記念日は1948年制定の「国民の祝日に関する法律」に基づき、5月3日を祝日に定めたものです。同法は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことをこの日の趣旨として掲げています。現在も5月3日には憲法をめぐる公開討論や集会が各地で開かれ、改正の是非を含む議論が続いています。

5月3日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 神吉日、大明日、不成就日
月齢 15.6

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)