FMの日 (記念日 6月13日)
- FMの略称
- Frequency Modulation(周波数変調)
- 日本初のFM実験放送
- 1957年、NHKが開始
- NHK-FM全国本放送開始
- 1969年3月1日
- 由来
- アルファベットで「F」が6番目、「M」が13番目
- 制定団体
- 日本FM放送協会
- AMとの主な違い
- 周波数変調方式により雑音に強く高音質
ラジオといえば昔はAM放送が主流でした。ところが1950年代後半、日本に新しい電波が鳴り響きはじめます。ノイズが少なく、まるでレコードをそのまま聴いているかのようなクリアな音質――それがFM放送の登場でした。
FMとは「Frequency Modulation(周波数変調)」の略です。AM放送が電波の振幅(強さ)を変化させて音を乗せるのに対し、FM放送は電波の周波数そのものを変化させて音を届けます。この方式の最大の特長は、家電製品や自動車のエンジンが発生する電気的なノイズに強いこと。特に音楽放送との相性が抜群で、1960〜70年代には「音楽を聴くならFM」という文化がすっかり定着していきました。
日本でのFM放送の歴史は1957年にさかのぼります。NHKが実験放送を開始し、1969年には全国本放送がスタート。民間では1970年代にFM東京(現・TOKYO FM)やFM大阪などが次々と開局し、洋楽・邦楽のヒット曲を高音質で届けるカルチャーの発信地として若者文化の中心になっていきました。当時の若者がFMの番組表を片手にカセットテープで好きな曲を録音する「エアチェック」は、一つの青春の風景でもあったのです。
そんな「FMの日」は、6月13日に設定されています。アルファベットで「F」が6番目、「M」が13番目にあたることから、日本FM放送協会が制定しました。語呂合わせとしてはシンプルですが、FM放送の普及と発展を願う気持ちが込められています。
現在のFMラジオは、スマートフォンで聴けるradikoの登場によってリスナー層が大きく広がりました。タイムフリー機能で聴き逃しを後から再生できるなど、利便性も格段に向上しています。一方でAM放送は経営コストや設備老朽化の問題から、多くの民放局が2028年をめどにFM補完放送へ移行しAM波を廃止する方向で動いています。かつてAMの対抗馬として登場したFMが、今やラジオの主役となりつつあるのです。
音楽を愛し、音質にこだわったFM放送の歩みは、日本のポップカルチャーそのものの歴史でもあります。6月13日はそんなFMの魅力を改めて感じながら、お気に入りの番組をじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
6月13日の他の記念日
6月13日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)