サッシの日 (記念日 3月4日)

サッシの日

窓を開けるたびに手が触れる「サッシ」は、アルミや樹脂でできた窓枠のことを指します。3月4日は「サッ(3)シ(4)」という語呂合わせから「サッシの日」とされており、アルミサッシメーカーの吉田工業株式会社(現:YKK AP株式会社)がサッシのPRを目的として制定しました。

YKK APという社名に聞き覚えがある方も多いかもしれませんが、「YKK」の由来は旧社名「吉田工業株式会社(Yoshida Kogyo Kabushikigaisha)」の頭文字です。富山県魚津市出身の創業者・吉田忠雄の苗字が起点になっています。「AP」は「Architectural Products(建築用工業製品)」の略で、ファスナーで知られるYKK株式会社とは兄弟会社の関係にあります。本社は東京都千代田区神田和泉町に置かれています。国内のアルミサッシ市場ではLIXIL(旧トステム)が首位を占め、YKK APが第2位のシェアを持ちます。住宅の窓まわりという地味に見える分野でありながら、断熱性能や気密性、防音効果に直結するため、建材としての重要度は高く、住宅の省エネ基準強化とともに注目度も増しています。

そもそも「サッシ(sash)」という言葉は英語に由来し、「サッシュ」とも呼ばれます。窓枠として用いる建材そのもの、あるいはその窓枠にガラスをはめ込んだ建具一式を指すこともあります。網戸の場合はサッシに防虫網を貼った構造になっています。英語の「sash window」は、日本の引き違い窓ではなく、上下にスライドして開閉する「上げ下げ窓(ギロチン窓)」を指す点は少し意外です。

現代の住宅ではアルミサッシが長く主流でしたが、断熱性能の面では金属が熱を伝えやすいという弱点があります。近年は樹脂製サッシや、樹脂とアルミを組み合わせた複合サッシへの関心も高まっており、窓まわりの素材選びが省エネ住宅の鍵のひとつとして議論されています。