エイプリルドリームの日 (記念日 4月1日)

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毎年4月1日は、多くの人がジョークやちょっとしたウソで笑い合う「エイプリルフール」で賑わいますが、実はこの日にはもう一つの特別な意味があるのをご存知でしょうか。それが「エイプリルドリームの日」です。この日は、ただウソをつくのではなく、大きな夢や目標を発信し、共有することを目的としています。では、この新しい文化はどのようにして生まれ、どのように祝われるのでしょうか。

エイプリルドリームの日の起源

「April Dream」プロジェクトの始まり

「エイプリルドリームの日」は、株式会社PR TAIMESによって制定されました。この会社は、プレスリリース配信サービス「PR TAIMES」を運営しており、2020年(令和2年)4月1日に「April Dream」プロジェクトをスタートさせました。この日を、ウソではなく、実現を目指す夢を発信する日と位置づけ、新しい文化の創出を目指しています。

この記念日は、同年に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録され、公式な記念日として認知されるようになりました。その背景には、エイプリルフールのジョークやウソとは異なる、ポジティブな夢や目標を共有するという新たな試みがあります。

企業や団体、個人がそれぞれの立場で大きな夢を語り、それをプレスリリースとして発信することで、社会全体にポジティブな影響を与えることを目指しています。これは、単なるイベントではなく、社会的なムーブメントとして捉えられ始めています。

すでに200社を超える企業や団体がこのプロジェクトに参加し、積極的に「夢」の発信を行っていることからも、この日の意義と影響力が伺えます。

エイプリルドリームの日の祝い方

夢の発信

「エイプリルドリームの日」の最も特徴的な祝い方は、もちろん「夢の発信」です。この日は、普段は口に出せないような大きな夢や目標を、プレスリリースとして公に発信することが推奨されています。企業や団体はもちろん、個人でも参加することができ、自分の夢を社会に向けて発信することで、それを実現する第一歩を踏み出すことができます。

夢を公にすることで、挑戦する勇気が湧いたり、新たな意味や価値を見出すことができます。また、思わぬ出会いに巡り合うこともあるかもしれません。このように、エイプリルドリームの日は、個人や社会にとって新たな可能性を開く日と言えるでしょう。

エイプリルドリームの日と関連するイベント

エイプリルフールとの関係

「エイプリルドリームの日」と「エイプリルフール」は、同じ4月1日を象徴的な日としていますが、その趣旨は大きく異なります。「エイプリルフール」がジョークやウソを楽しむ日であるのに対し、「エイプリルドリームの日」は実現を目指す夢や目標を発信することに重点を置いています。しかし、この二つのイベントは互いに補完し合う関係にあり、エイプリルフールのユーモアとエイプリルドリームのポジティブな発信が4月1日をより豊かな日にしています。

私たちは、エイプリルフールで笑い合いながらも、エイプリルドリームで大きな夢を共有することで、その夢に一歩近づくことができるのです。このように、4月1日は、笑いと夢、両方を大切にする日として、私たちのカレンダーに刻まれています。