中津ハモの日 (記念日 8月30日)

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皆さんは「中津ハモの日」という記念日をご存じでしょうか?大分県中津市といえば、ハモの名産地として知られ、その美味しさは日本全国のグルメたちを魅了しています。この記念日は、中津市の誇るハモの魅力を広く伝えるために制定されたものです。

中津ハモの日の由来

なぜ8月30日なのか

この記念日が8月30日に定められたのには、ユニークな理由があります。ハモの脂が最も乗る時期である8月から「ハ」を、30日の数字「3」を90度回転させるとアルファベットの「m」に見え、「0」を「オ」と読むことから、この日が「ハモ」となるわけですね。

大分県はハモの漁獲量が全国でも有数を誇り、特に中津市ではハモを使った料理が多くの飲食店で提供されています。この記念日を通じて、中津のハモの美味しさを知ってもらい、魚食の普及にも繋げていくことが目的なのです。

ハモの栄養と夏の暑さ対策

ハモには良質なタンパク質が豊富に含まれており、疲労回復にも効果的です。夏の暑さを乗り越えるためにも、ハモを食べて元気を取り戻して欲しいという願いが込められています。2021年(令和3年)には、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定されたんですよ。

ハモとはどんな魚か

ハモとはウナギ目ハモ科に分類される魚で、全長1mほどの大型肉食魚です。沿岸部に生息し、特に京料理では欠かせない食材として扱われています。中津市では特産品として親しまれており、JR中津駅にはハモをデザインしたベンチもあるほどです。

中津市のハモ文化

ハモ懐石と飲食店

中津市にはハモ懐石の専門店があり、伝統的な技法である「骨切り」を施したハモ料理が堪能できます。また、オリジナルのハモ料理を提供する飲食店も多く、中津のハモ文化は地元だけでなく、観光客にも愛されています。

骨切り技術の発祥地

ハモは小骨が多く、調理の際には細かい切り込みを入れて小骨を切断する「骨切り」という特殊な技術が必要です。この技術の発祥地が中津であるとされており、中津の漁師から京都の料理人へと伝わったと言われています。そのため、京都でハモ料理が食べられるのも、実は中津の影響なのです。

ハモにまつわるエピソード

中津と京都のつながり

養蚕が盛んだった中津から京都へ絹糸を供給していた行商人たちが、ハモの食文化を京都に伝えたという話は非常に興味深いです。ハモの骨切り技術も同様に中津から京都に伝わり、今日に至るまで多くの人々に愛される料理へと発展しました。

中津市の「地方卸売市場 中津魚市場」が制定した「中津ハモの日」は、地域の特産品を広く知ってもらう素晴らしい機会です。ハモの豊富な栄養と、その独特の食文化を楽しみながら、夏の暑さを乗り切るための一助になればと思います。日本の食文化の深さと地域のつながりを感じることができる記念日ですね。