黒霧島の日 (記念日 9月6日)
黒麹仕込みの芋焼酎には、独特の濃厚なコクと力強い風味があります。霧島酒造株式会社は1916年(大正5年)の創業当時から黒麹を使った芋焼酎造りに取り組んでおり、その伝統のルーツを現代に受け継いだのが「黒霧島」です。1998年(平成10年)の発売以来、全国の焼酎ファンに愛され続けているロングセラーブランドです。9月6日は「く(9)ろ(6)きりしま」という語呂合わせにちなみ、「黒霧島の日」として制定されました。宮崎県都城市に本社を置く霧島酒造が申請し、2021年(令和3年)に日本記念日協会に認定・登録されたものです。都城市は九州山地の南端に位置し、豊かな自然環境がこの焼酎の品質を支えています。
「黒霧島」の原材料にはこだわりが詰まっています。芋は九州産の「黄金千貫(コガネセンガン)」を使用。でんぷん質が豊富なこの品種は芋焼酎の原料として最も適しているとされ、甘みと旨みの源になっています。仕込み水には霧島連山の地下深くから湧き出る「霧島裂罅水(キリシマレッカスイ)」を使用。火山活動によって形成された岩盤を通過したミネラル豊富な軟水が、まろやかな味わいを生み出します。
黒麹仕込みならではの風味も「黒霧島」の大きな魅力です。黒麹はクエン酸を多く生成するため、雑菌の繁殖を抑えながらしっかりとした発酵を促します。その結果、トロッとした濃厚なコクと上品なあまみが生まれ、飲み込んだあとのキリッとした後切れが心地よい余韻を残します。アルコール分は20%と25%の二種類があり、好みや飲み方に合わせて選べます。
霧島酒造は「黒霧島」以外にも多彩なラインナップを展開しています。さっぱりした飲み口の「白霧島」、紅さつまいも「紫優(ムラサキマサリ)」を使った華やかな「赤霧島」、橘花(たちばな)酵母を用いてフルーティに仕上げた「茜霧島」、そして黒霧島のさらなる上位版として深みを増した「黒霧島EX」、虎斑模様の甕(かめ)壺仕込みで知られる「虎斑霧島」など、個性豊かな本格焼酎が揃います。「黒霧島の日」はこうした霧島ブランド全体の魅力を再発見するきっかけにもなっています。
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