長城清心丸の日 (記念日 毎月5日)

長城清心丸の日
制定者
アスゲン製薬株式会社(岐阜県瑞浪市)
制定年
2001年(平成13年)
日付の由来
5を「ご(牛黄)」と読む語呂合わせ
主成分
牛黄(牛の胆石)・甘草などの生薬
牛黄の記録
約2000年前の『神農本草経』に「上薬」として記載
登録機関
一般社団法人・日本記念日協会

牛の胆のうにできた結石、すなわち胆石が貴重な生薬として使われてきた——そう聞くと意外に思うかもしれないが、「牛黄(ごおう)」は約2000年前の中国の薬物書『神農本草経』に「上薬」として記載されるほど歴史ある薬材です。毎月5日は「長城清心丸の日」。「5(ご)」を牛黄の「ご」と読む語呂合わせから、この生薬を主成分とした滋養強壮薬「長城清心丸」を広く知ってもらうために制定された記念日です。

「長城清心丸の日」を制定したのは、岐阜県瑞浪市に本社を置くアスゲン製薬株式会社。同社は中国名「牛黄清心丸」として知られるこの薬の日本における輸入元であり、2001年(平成13年)に一般社団法人・日本記念日協会に申請し認定・登録されました。「長城清心丸」は、牛黄をはじめ甘草(かんぞう)など複数の生薬を主成分とした薬で、「健康で長生き」をテーマに開発されており、虚弱体質の改善や肉体疲労の回復、毎日の健康増進を目的として現代でも根強い支持を受けています。

主薬である牛黄は、牛の胆のうや胆管などに形成された結石で、大きさは約1〜4cmほど。表面は黄橙色を帯びた不規則な球形をしており、採取できる個体は極めて少ないため非常に希少な生薬です。薬理作用としては強心・解熱・鎮静が知られており、現在も漢方処方の高級素材として取り扱われています。牛1頭から採れる牛黄はわずかなケースに限られることから、その価格は金に匹敵するとも言われます。

2000年以上にわたって受け継がれてきた生薬が、語呂合わせという現代的な手法で記念日に結びついている点が、この記念日のユニークなところです。古典薬学の知見と現代のマーケティングが交差するこの日は、伝統的な生薬文化を見直すきっかけにもなっています。