7月の時候の挨拶を使いこなす:ビジネスとプライベートの例文集
ベストカレンダー編集部
2024年06月28日 10時44分
7月の時候の挨拶
7月は日本の四季の中でも特に暑さが厳しくなる季節です。この時期に手紙やメールを送る際には、時候の挨拶を添えることで相手への気遣いを示すことができます。この記事では、7月の時候の挨拶について、ビジネスシーンやプライベートで使える例文を交えて詳しく解説します。
時候の挨拶の基本構成
時候の挨拶は、手紙やメールの書き出しに使われる挨拶文で、季節感を表現します。基本的な構成は以下の通りです。
- 前文:「拝啓」などの頭語、時候の挨拶、相手の安否や健康を気遣う言葉、自分の近況やお礼
- 主文:本文
- 末文:結びの挨拶、相手の健康や繁栄を祈る言葉、「敬具」などの結語
- 後付:日付、署名、宛名
ビジネスシーンでは、漢語調の表現が一般的ですが、プライベートでは口語調のカジュアルな表現が好まれます。
7月の時候の挨拶(漢語調)
漢語調の時候の挨拶は、ビジネス文書や目上の方への手紙に適しています。以下に7月の上旬、中旬、下旬それぞれで使える漢語調の時候の挨拶を紹介します。
時期 | 挨拶文 | 例文 |
---|---|---|
7月全般 | 盛夏の候 | 盛夏の候、貴社におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。 |
7月上旬 | 長雨の候、七夕の候、星祭の候、小夏の候 | 星祭の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 |
7月中旬 | 小暑の候、梅雨明けの候 | 小暑の折、○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 |
7月下旬 | 大暑の候、甚暑の候、炎暑の候 | 大暑のみぎり、貴店ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。 |
このように、漢語調の時候の挨拶は、季節感を短く簡潔に表現するのが特徴です。
7月の時候の挨拶(口語調)
プライベートな手紙やメールでは、口語調の柔らかい表現が適しています。以下に7月の上旬、中旬、下旬それぞれで使える口語調の時候の挨拶を紹介します。
- 7月上旬:梅雨が続いておりますが、夏の盛りとなりましたが、七夕の時期となりましたが
- 7月中旬:梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、小暑を迎え日増しに暑くなってまいりましたが
- 7月下旬:うだるような暑さが続いていますが、本格的な猛暑の到来ですが
これらの表現を使うことで、親しみやすく、相手との距離を縮めることができます。
7月の結びの挨拶
結びの挨拶は、手紙やメールの最後に相手の健康や繁栄を祈る言葉を添えることで、丁寧な印象を与えます。以下にビジネスシーンとプライベートで使える結びの挨拶を紹介します。
- ビジネスシーン
- 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
- 貴社のますますのご発展を心より祈念しております。
- 暑さ厳しい折柄、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
- 暑さのみならずコロナ禍中で落ち着かない日々が続いております。くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
- プライベート
- 夏が大好きだと言っていましたね。ますますのご活躍を期待しています。
- 梅雨が明け、これからが暑さの本番です。くれぐれもご自愛くださいませ。
- 暑さとともにコロナ禍中で落ち着かない日々が続いております。くれぐれもご自愛くださいませ。
これらの結びの挨拶を使うことで、相手に対する気遣いや思いやりを示すことができます。
7月の季節の話題
7月には多くの季節の話題があります。これらを時候の挨拶に取り入れることで、より豊かな表現が可能になります。
- 七夕(7月7日):七夕の飾りや星にまつわる話題
- 梅雨明け:梅雨明けの喜びや夏の訪れ
- 夏祭りや花火大会:地域の夏祭りや花火大会の話題
- 海水浴やプール:夏のレジャーに関する話題
- 蝉の鳴き声:蝉の鳴き声に夏の到来を感じる話題
これらの話題を取り入れることで、手紙やメールに季節感を持たせ、相手に楽しさや親しみを感じてもらうことができます。
まとめ
7月の時候の挨拶は、季節感を表現することで相手への気遣いを示す大切な要素です。ビジネスシーンでは漢語調の表現を、プライベートでは口語調の表現を使い分けることで、適切な挨拶ができます。また、結びの挨拶や季節の話題を取り入れることで、より豊かで丁寧な手紙やメールを作成することができます。ぜひ、この記事を参考にして、7月の時候の挨拶を活用してみてください。
参考文献:【時候の挨拶】7月上旬・中旬・下旬の季節の挨拶と結び文、ビジネスやカジュアルに対応 [暮らしの歳時記] All About
参考文献:【例文付き】7月の時候の挨拶を月内全般・上旬・中旬・下旬の別に紹介 – CANVAS|若手社会人の『悩み』と『疑問』に答えるポータルサイト