悪露はいつまで続く?出産後の体の変化を知ろう

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悪露って何?
悪露は出産後に子宮や腟から出る分泌物で、出産時の傷や胎盤の一部が含まれています。通常、産後4〜6週間続きます。
悪露はどんな変化があるの?
悪露は産後の経過に伴い、色や量が変わります。最初は赤黒く、次第に茶褐色、黄色、最終的には白色に変化します。

悪露(おろ)とは?

悪露とは、出産後に子宮や腟から排出される分泌物のことを指します。これは、出産時に傷ついた子宮内膜や胎盤の一部、またはその周辺からの血液や分泌物が混ざったものです。一般的に、悪露は出産後から約4〜6週間程度続くとされていますが、個人差があります。

悪露の変化とその期間

悪露は出産後の体の回復過程を反映しており、色や量が時間とともに変化します。以下に、悪露の変化の目安を示します。

時期 特徴
産後0〜3日 赤黒い色 量が多く、固まりが出ることも。
産後4〜14日 茶褐色 量が減り、サラサラとした状態に変化。
産後2〜3週間 黄色 血液の成分が減少し、黄色っぽい分泌物に。
産後4週間以降 白色 サラサラとしたおりものに似た分泌物に変化。

悪露はいつまで続くのか?

悪露の持続期間は、一般的には産後4〜6週間ですが、以下のような要因によって異なることがあります。

  • 出産の方法(自然分娩か帝王切開か)
  • 胎盤の大きさや赤ちゃんのサイズ
  • 母体の体調や回復具合

例えば、経腟分娩の場合、悪露が出る期間の中央値は35日間程度と言われていますが、初産婦と経産婦で若干の違いがあります。帝王切開の場合も悪露は出ますが、量は少ない傾向にあります。

悪露の異常サイン

悪露の状態には個人差がありますが、以下のような異常が見られる場合は、すぐに医療機関に相談することが重要です。

  1. 赤い悪露が1週間以上続く
  2. 悪露から異臭がする
  3. 大量の出血がある
  4. 発熱や腹痛を伴う

これらの症状は、子宮内の感染や異常出血の可能性があるため、注意が必要です。

悪露の対処法

悪露の管理には、適切な衛生管理が重要です。以下の対策を取り入れることで、快適に過ごすことができます。

  • 産褥パッドの利用:悪露の量に応じた産褥パッドを使用し、こまめに取り替える。
  • 清潔を保つ:入浴はシャワーで済ませ、4週間までは湯舟には浸からない。
  • 栄養バランスの取れた食事:体力回復のために、栄養価の高い食事を心がける。

産褥期の過ごし方

産後は体の回復に専念するため、以下のポイントを考慮して過ごすことが大切です。

  1. 体を休める時間をしっかり確保する。
  2. 赤ちゃんのお世話を家族に手伝ってもらう。
  3. 無理をせず、少しずつ日常生活に戻る。

まとめ

悪露は出産後の体の回復過程の一部であり、通常は4〜6週間程度続きます。悪露の量や色の変化に注意し、異常を感じた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。自分自身の体をいたわりながら、赤ちゃんとの新しい生活を楽しんでください。