悪露はいつまで続く?出産後の体の変化を知ろう
ベストカレンダー編集部
2024年08月14日 10時31分
悪露って何?
悪露は出産後に子宮や腟から出る分泌物で、出産時の傷や胎盤の一部が含まれています。通常、産後4〜6週間続きます。
悪露はどんな変化があるの?
悪露は産後の経過に伴い、色や量が変わります。最初は赤黒く、次第に茶褐色、黄色、最終的には白色に変化します。
悪露(おろ)とは?
悪露とは、出産後に子宮や腟から排出される分泌物のことを指します。これは、出産時に傷ついた子宮内膜や胎盤の一部、またはその周辺からの血液や分泌物が混ざったものです。一般的に、悪露は出産後から約4〜6週間程度続くとされていますが、個人差があります。
悪露の変化とその期間
悪露は出産後の体の回復過程を反映しており、色や量が時間とともに変化します。以下に、悪露の変化の目安を示します。
時期 | 色 | 特徴 |
---|---|---|
産後0〜3日 | 赤黒い色 | 量が多く、固まりが出ることも。 |
産後4〜14日 | 茶褐色 | 量が減り、サラサラとした状態に変化。 |
産後2〜3週間 | 黄色 | 血液の成分が減少し、黄色っぽい分泌物に。 |
産後4週間以降 | 白色 | サラサラとしたおりものに似た分泌物に変化。 |
悪露はいつまで続くのか?
悪露の持続期間は、一般的には産後4〜6週間ですが、以下のような要因によって異なることがあります。
- 出産の方法(自然分娩か帝王切開か)
- 胎盤の大きさや赤ちゃんのサイズ
- 母体の体調や回復具合
例えば、経腟分娩の場合、悪露が出る期間の中央値は35日間程度と言われていますが、初産婦と経産婦で若干の違いがあります。帝王切開の場合も悪露は出ますが、量は少ない傾向にあります。
悪露の異常サイン
悪露の状態には個人差がありますが、以下のような異常が見られる場合は、すぐに医療機関に相談することが重要です。
- 赤い悪露が1週間以上続く
- 悪露から異臭がする
- 大量の出血がある
- 発熱や腹痛を伴う
これらの症状は、子宮内の感染や異常出血の可能性があるため、注意が必要です。
悪露の対処法
悪露の管理には、適切な衛生管理が重要です。以下の対策を取り入れることで、快適に過ごすことができます。
- 産褥パッドの利用:悪露の量に応じた産褥パッドを使用し、こまめに取り替える。
- 清潔を保つ:入浴はシャワーで済ませ、4週間までは湯舟には浸からない。
- 栄養バランスの取れた食事:体力回復のために、栄養価の高い食事を心がける。
産褥期の過ごし方
産後は体の回復に専念するため、以下のポイントを考慮して過ごすことが大切です。
- 体を休める時間をしっかり確保する。
- 赤ちゃんのお世話を家族に手伝ってもらう。
- 無理をせず、少しずつ日常生活に戻る。
まとめ
悪露は出産後の体の回復過程の一部であり、通常は4〜6週間程度続きます。悪露の量や色の変化に注意し、異常を感じた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。自分自身の体をいたわりながら、赤ちゃんとの新しい生活を楽しんでください。