股下の測り方とその重要性:失敗しないパンツ選びのコツ
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股下の測り方とその重要性
股下の測り方は、パンツやスカートを購入する際に非常に重要です。特にオンラインショップでの購入では、試着ができないため、正確な股下の長さを把握しておくことが失敗を防ぐ鍵となります。以下では、股下の測り方やその重要性について詳しく解説します。
股下の正しい測り方
股下を測る方法には、立った状態で測る方法と寝た状態で測る方法の2種類があります。以下にそれぞれの手順を説明します。
立った状態で測る方法
- 用意するもの:付箋、マスキングテープ、薄くて硬い本またはCDケース、メジャー
- 手順:
- 壁に向かってまっすぐ立つ
- 本やCDを股で挟み、本などの長辺を壁に当てる
- 本などをガイドに、付箋などを用いて脚の付け根の位置で壁に印をつける
- 床を基点にして、印までをメジャーで測る
寝た状態で測る方法
- 用意するもの:ペットボトル、メジャー
- 手順:
- 壁に足の裏をつけた状態で、脚を伸ばして仰向けになる
- 中身が入っているペットボトルを股下に置く
- ペットボトルが動かないように起き上がる
- 壁からペットボトルまでの距離を測る
どちらの方法でも、正確に測るためには何度か測ることが推奨されます。
パンツの股下の測り方
パンツの股下は、パンツの股部分から裾までの長さを指します。以下はパンツの股下の測り方です。
- パンツをセンタープレスで畳むイメージで、前後の中心部分を折ってたたむ
- 股の縫い目(十字になっている部分)で交差している部分から測る
- 股の縫い目にメジャーを合わせ、内股の縫い目にメジャーを沿わせて裾まで測る
縫い目から浮かせて測ると実際よりも短くなってしまうため、縫い目に沿わせて測ることが重要です。
脚の長さは平均より「比率」が大事!
脚が長いかどうかは、股下の長さだけでは判断できません。身長に対して股下がどのくらいを占めるかの「股下比率」が重要です。股下比率は「股下÷身長×100」で算出できます。以下は、男女別に平均股下比率を身長別にまとめた表です。
身長 | 股下 | 股下比率 | |
---|---|---|---|
日本人男性 | 160cm | 72cm | 45% |
165cm | 74cm | 44.9% | |
170cm | 76.5cm | 45% | |
175cm | 78.7cm | 44.9% | |
180cm | 81cm | 45% | |
日本人女性 | 145cm | 63.8cm | 44% |
150cm | 66cm | 44% | |
155cm | 69.5cm | 43.9% | |
160cm | 70.4cm | 44% | |
165cm | 72.6cm | 44% |
日本人の股下比率の平均値は、男性45%・女性44%です。股下比率が高ければ脚が長い、低ければ脚が短いということになります。
自分の股下に合ったパンツ・スカートの選び方
自分の股下比率が平均より長いか短いかが分かったら、次はどんなボトムスが似合うのかを把握しましょう。以下に、股下の長さに応じたパンツやスカートの選び方を紹介します。
パンツの選び方
股下が長い人には、インポートパンツがおすすめです。西洋人の股下比率の平均値は日本人より長いため、丈標準そのものが日本で作られたパンツの股下よりも長く作られています。
股下が短い人には、以下の特徴を持つパンツがおすすめです。
- ストライプ柄のパンツ
- 黒や紺など暗めの色のパンツ
- サルエルパンツ
- テーパードパンツ
- スキニーパンツなどのスリムタイプのパンツ
ストライプは縦長効果、黒や紺のパンツは収縮色で脚が細く見える効果があり、脚長効果が期待できます。
スカートの選び方
股下の長い人に似合うスカートは、ロングスカートとミニスカートです。ロングスカートは脚の長さが強調されるため、スタイルのよさをアピールできます。ミニスカートは露出が多いため、美脚をアピールできるでしょう。
股下が短い人には、以下の特徴を持つスカートがおすすめです。
- 膝上10cm丈のスカート
- 膝下10cm丈のスカート
- 足首が見えるロングスカート
- ウエストがすっきりしたデザインのスカート
- フレアスカートやAラインスカート
着丈を工夫することで脚長効果が期待できます。
まとめ
股下の測り方には2種類あり、立って測る方法と寝た状態で測る方法があります。自分一人で股下を測りたい場合は、寝た状態で測る方法がおすすめです。
自分の股下の長さに合ったパンツやスカートを選ぶためには、股下比率を把握することも欠かせません。股下比率が平均よりも長い人は、インポートパンツやロング・ミニスカートがおすすめです。股下比率が平均よりも短い人は、テーパードパンツやスキニーパンツ、フレアスカートやAラインスカートがおすすめです。
パンツ・スカートを購入する際は、股下や股下比率を把握した上で、自分の体型に合った商品を選びましょう。
参考サイト:日本被服工業株式会社 – 自分の股下の測り方