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パナソニック「ノモの国」展示物、空港や学校へ移設開始

ノモの国展示物移設

開催日:12月1日

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ノモの国展示物移設
展示物の移設先って具体的にどこなの?
空港、自治体、学校、商業・公共施設など多様な受け手に振り分けられます。用途に応じて改修や常設展示化を行い地域や教育現場で再活用されます。
リユース・リサイクル率99%ってどういう算出方法なの?
建築物(展示物を除く)を重量ベースで算出した数値です。コンクリートや鉄、廃プラ等を対象に換算し、廃棄は1%未満としています。

「ノモの国」が示した体験設計と資源循環の取り組み

パナソニック ホールディングス株式会社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展したパナソニックグループパビリオン「ノモの国」について、展示物のリユース先を決定し、2025年12月より本格的に移設を開始すると発表しました。プレスリリースは2025年12月22日14時10分に公表されています。

「ノモの国」は万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもと、来場者が体験することで捉え方が変わるというUnlock体験を掲げ、47万人以上の来場体験を支えました。企画段階から資源循環型のパビリオンを目指して設計・施工が進められ、閉幕後の建築物においてはリユース・リサイクル率99%以上および廃棄率1%未満を実現しています。

Unlock体験の意義と来場者規模

「モノはこころの持ちようで捉え方が変わる」という理念は、展示の体験設計そのものに組み込まれていました。多くの来場者が実際に体験することで、所有や廃棄の概念に対する気づきを促すことを狙いとしています。

来場者数は47万人以上にのぼり、これらの体験が一定の規模で行われたことは、展示の社会的インパクトおよびその後のリユース活動の意義を高めます。今回の発表は、体験を単に展示イベントで終わらせず、実物の展示物を他の現場へ移設することでコンセプトを継承する点に重きがあります。

展示物の移設先と目的別リユース計画

今回決定したリユース先は、空港、自治体、学校、施設など多様な受け手に向けたものです。移設により、展示物は新たな場で再活用され、「ノモの国」で提示された循環の考え方やUnlock体験の示唆が継承されます。

移設は2025年12月に本格的に開始され、各受け手の用途に合わせて展示物の改修や再設置が行われる予定です。これにより、展示物が単純に解体・廃棄されるのではなく、地域や教育、公共空間での活用に転換されます。

主な移設先と用途の詳細

移設先は多岐にわたり、具体的には下記のような分類で活用されます。用途に応じて展示物の一部を改修したり常設展示に組み込んだりする計画です。

  • 空港: 旅客や訪日客向けの情報発信・体験コンテンツとしての活用
  • 自治体: 地域の展示やサステナビリティ教育、公共の場での展示
  • 学校: 教育教材や体験学習の一環としての導入
  • 各種施設: 商業施設や公共施設における常設・巡回展示

また、建材・設備の一部は別の研究施設や博覧会での再利用も確定しています。具体例として、大林組の技術研究所実験棟への設備機器・建材のリユースが既報されているほか、パビリオンのファサードは2027年国際園芸博覧会でのリユースが決定しています。

関連の公表資料は次の通りです。2025年9月4日の発表では建築物のリユース・リサイクルの取り組みが紹介され、2025年7月29日の発表ではファサードの2027年国際園芸博覧会での再利用が告知されています。今回の発表はそれらを補完し、展示物本体の移設先を明確にした内容です。

解体・移設時の環境配慮と数値の算定方法

パナソニックグループは、建築物のリユース・リサイクル率99%以上および廃棄率1%未満を達成したとしていますが、これは展示物を除く建築物を重量ベースで算出した数値です。対象にはコンクリート、鉄、廃プラスチック、外壁、混合廃棄物、石膏ボード、外構などが含まれます。

展示物を除外している点は重要で、今回の発表はその展示物自体のリユース先を個別に確定することで、展示全体としての循環性をさらに高める取り組みです。移設作業は単なる運搬にとどまらず、部材の再調整や改修、設置先での安全・機能の確認を含む工程を経て実施されます。

算出方法と除外項目の明確化

建築物のリユース・リサイクル率の算出は重量ベースで行われ、廃棄物として計上されるものが1%未満であるという報告です。対象外となる展示物については別途リユース先を確保することで、全体としての環境負荷低減を目指しています。

今回の動きは、設計段階から廃棄を最小化する方針で建築や展示設計を行った結果として示されたものであり、移設・再利用フェーズにおいても同様の配慮が継続されます。

関連情報、資料と要点の整理

本件に関する公式の関連情報や過去の発表は以下のとおりです。詳しい資料や画像はパナソニックのプレスリリースページでダウンロードできます。プレスリリースの原文は2025年12月22日付で公開されています。

関連情報は複数の発表に分かれており、建材の一部を大林組技術研究所実験棟にリユースする件、ファサードを2027国際園芸博覧会で再利用する件などが確認できます。これらは個別の取り組みとして既に公表済みです。

プレスリリース(今回)
2025年12月22日付「2025年大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン『ノモの国』Unlock体験を実現した展示物等のリユース先を決定」
過去の関連発表(建築物のリユース・リサイクル)
2025年9月4日付「パビリオン建築物のリユース・リサイクル率99%以上を実現」
ファサード再利用の発表
2025年7月29日付「パビリオンのファサードを2027年国際園芸博覧会でリユース」

関連リンク(公式):

  • パナソニック ニュースリリース総合ページ https://news.panasonic.com/jp/
  • パナソニックグループ大阪・関西万博 公式サイト https://holdings.panasonic/jp/corporate/expo2025
  • ノモの国 ウェブサイト https://the-land-of-nomo.panasonic/
  • 大林組のリユース事例 https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20250904_1.html

要点の整理(表)と締め

以下に、本発表で示された主要な事実を表で整理します。表は発表日、移設開始時期、来場者数、建築物のリユース率、主な移設先などをまとめたものです。

項目 内容
プレスリリース公表日 2025年12月22日 14時10分
移設開始時期 2025年12月より本格移設開始
来場者数 47万人以上
建築物のリユース・リサイクル率 99%以上(展示物を除く建築物、重量ベース)
廃棄率 1%未満(展示物を除く建築物)
主な移設先 空港、自治体、学校、各種施設、研究所(大林組技術研究所実験棟)など
既定の関連再利用 ファサードは2027年国際園芸博覧会で再利用予定
関連リンク news.panasonic.com/jp/, holdings.panasonic/jp/corporate/expo2025, the-land-of-nomo.panasonic/, obayashi.co.jp

本発表は、展示物を含むパビリオン全体の循環性を高めるための取り組みを具体化したものです。設計段階からの資源循環を目指した方針に従い、建築物の高率なリユース・リサイクルに加えて、展示物の移設先を確定することで、Unlock体験の概念を実物と場の継承として未来に残す方針が明確化されました。詳細はパナソニックの公式プレスリリースページで確認できます。