1/1元日放送「奇跡の子」HTBが地上波初放映
ベストカレンダー編集部
2025年12月24日 13:51
「奇跡の子」元日放送
開催日:1月1日
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長年の取材が結実したドキュメンタリー制作の経緯
北海道テレビ放送(HTB)は、開局55周年を記念して、開局以来初となるドキュメンタリー映画を制作しました。本作は長期にわたる地域密着の取材を基盤にし、映像資料の蓄積と追加取材を経て完成に至ったもので、制作の出発点、公開の経緯、そして地上波放送に至る流れを整理すると制作のスケール感が明瞭になります。
取材は2015年に始まり、7年に及ぶ長期取材を通じて膨大な映像が収集されました。部分的な上映にとどまらず、2024年1月に長編ドキュメンタリー映画として最初に北海道内の12の映画館で公開され、その後東京、名古屋、大阪、広島、山口、福岡を含む全国の映画館で上映が継続されました。多くの観客からの支持を受け、地上波放送の要望も集まったことから、今回初めて地上波での放送が決まりました。
- 取材開始
- 2015年から地域密着の長期取材を開始
- 公開開始
- 2024年1月に北海道内12館で公開、以降全国上映
- 放送決定
- 地上波初放送:2026年1月1日(木)午前4時~午前5時50分(北海道ローカル)
制作に際しては、地域住民や行政との協力、追加撮影の実施などが行われ、ドキュメンタリーとしての完成度を高めるための編集作業も継続的に行われました。著作表記は制作側の公表に準拠し、放送・配布に関する著作権はHTBが保有しています(C)HTB All rights reserved 2024。
田園に舞い戻るタンチョウと14人の農民──映画の構成と見どころ
本作は、明治期の乱獲などで姿を消したタンチョウを再び町に呼び戻すことを目標に奮闘する、長沼町の14人の農民たちの姿を中心に据えています。舞台は札幌近郊の長沼町であり、地域の田園風景や季節ごとの自然の営みを織り交ぜながら、タンチョウの飛来とヒナ誕生に至る過程を丁寧に描写しています。
映画の筋立ては、土地と人間の関係、自然再生のプロセス、そして予期せぬ困難への対応という要素が重層的に組み合わさっています。農民たちが湿地の回復や餌場の整備を行う一方で、渡り鳥の大量飛来や外来種による被害、カメラマンや見物客の出現など、現場で生じる多様なトラブルが描かれます。これらはタンチョウの定着をめぐる現実的な課題を具体的に示しています。
あらすじの詳細
映画冒頭では、農民が鳥によって被害を受ける具体的な描写から始まります。撒いた種がほじくり返され、芽が出ると食べられてしまう被害、ビニールハウスへの糞の問題など、農作業と野生生物の衝突が現実的に示されます。
それでも14人の農民たちは、かつて地域にいた絶滅危惧種のタンチョウを呼び戻す決意を固め、治水対策で人工的に作られた遊水地の中に湿地を回復させる取り組みを開始します。湿地が回復すると渡り鳥や外来種など予想外の来訪者が現れ、次々とトラブルが発生しますが、最終的にはタンチョウの飛来とヒナ誕生という成果に至ります。
撮影の視点と見どころ
撮影は長期にわたり、自然の季節変化と住民の営みを連続的に捉えています。田園風景に映えるタンチョウの姿は随所に配され、映像美としての価値も高められています。地域の生活と自然が交差する瞬間が丁寧に記録されており、視覚的な魅力だけでなく、地域再生のプロセスを追うドキュメンタリーとしての深さも備えています。
作品は人と動物の共生というテーマを通じて、具体的な取り組みの困難さと成果を同時に伝えます。湿地再生や農業と野生生物の関係性、地域コミュニティの協働といったテーマを観客に提示する構成になっています。
スタッフ、受賞歴、ナレーション──評価と関係者コメント
本作は各種映像祭で高く評価され、科学技術映像祭の最高賞である内閣総理大臣賞を受賞したほか、グリーンイメージ国際環境映像祭のグリーンイメージ賞を受賞しています。また、令和5年度文部科学省選定作品、環境省推薦、さらには2024年キネマ旬報ベスト・テン「文化映画」部門で11位に選出されています。
評価を受けたことを契機に追加取材・撮影が行われ、長期取材で得られた膨大な映像素材を編集して完成させたのが本作「奇跡の子 夢野に舞う」です。
- 監督
- 沼田博光
- 統括プロデューサー
- 坂本英樹
- プロデューサー
- 四宮康雅、堀江克則
- 撮影
- 小山康範、石田優行
- 編集
- 上田佑樹
ナレーションは女優の上白石萌音が担当しています。上白石さんは本作について、農家が子どもたちに誇りあるふるさとを残すために100年以上前にいなくなったタンチョウを町に呼び戻すという奇跡の物語だと語り、北海道の大自然や人と動物が土地を分け合うあり方をリアルに描いていると述べています。彼女自身が本作を通じて学びを得たこともコメントに含まれています。
- 受賞:内閣総理大臣賞(科学技術映像祭)
- 受賞:グリーンイメージ賞(グリーンイメージ国際環境映像祭)
- 選定・推薦:令和5年度 文部科学省選定、環境省推薦
- 評価:2024年キネマ旬報ベスト・テン「文化映画」部門 11位
地上波初放送の詳細と視聴情報
HTBは本作の地上波放送を、2026年1月1日(木)の早朝枠に設定しました。放送は北海道ローカルで行われ、放送日時は2026年1月1日(木) 午前4時~午前5時50分(放送枠:約1時間50分)となります。これは地上波での初放送です。
放送決定の背景には、劇場上映期間中およびその後に寄せられた視聴者からの放送希望があり、広く要望に応える形で実現したものです。ただし今回の地上波放送は北海道ローカル放送となるため、放送エリア外での視聴には別途配信や上映情報の確認が必要です。
| 放送日時 | 2026年1月1日(木) 午前4時~午前5時50分 |
|---|---|
| 放送局 | 北海道テレビ放送(HTB) |
| 放送エリア | 北海道ローカル放送 |
| 上映開始(劇場) | 2024年1月(北海道内12館を皮切りに全国上映) |
公式情報や上映・放送に関する最新情報は公式ホームページで案内されています。公式サイトのURLは以下の通りです。
作品の著作権表記は制作側の公表に基づき、(C)HTB All rights reserved 2024 とされています。
作品情報の整理と要点まとめ
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品タイトル | 奇跡の子 夢野に舞う(きせきのこ ゆめのにまう) |
| 地上波初放送日時 | 2026年1月1日(木) 午前4時~午前5時50分(北海道ローカル) |
| 制作 | 北海道テレビ放送(HTB) |
| 取材期間 | 2015年からの長期取材(約7年に及ぶ取材・撮影) |
| 主な舞台 | 北海道・長沼町(札幌近郊) |
| ナレーション | 上白石萌音 |
| 監督・主要スタッフ | 監督:沼田博光/統括プロデューサー:坂本英樹/プロデューサー:四宮康雅、堀江克則/撮影:小山康範、石田優行/編集:上田佑樹 |
| 受賞・選定 | 科学技術映像祭 内閣総理大臣賞、グリーンイメージ賞(グリーンイメージ国際環境映像祭)、令和5年度 文部科学省選定、環境省推薦、2024年キネマ旬報ベスト・テン「文化映画」部門 11位 |
| 劇場公開 | 2024年1月北海道内12館を皮切りに、東京、名古屋、大阪、広島、山口、福岡と全国で上映 |
| 公式情報 | https://www.htb.co.jp/kisekinoko |
| 著作権表記 | (C)HTB All rights reserved 2024 |
本作は、地域の住民が主体的に関わりながら行った湿地回復や環境整備の取り組みと、それに伴う出来事を長期にわたって記録したドキュメンタリーです。タンチョウという希少種が町に戻り、ヒナが誕生するまでの実話を通じて、人と自然の関係性や地域再生の実践が示されています。地上波放送は北海道ローカルでの初放映となり、放送日時は2026年1月1日(木)午前4時から午前5時50分までです。本稿では公開情報を整理して紹介しました。