鳴門の中高生が制作 映画5作品とメイキングを一挙公開
ベストカレンダー編集部
2025年12月24日 15:16
映画5作品公開
開催日:12月24日
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中高生が描いた鳴門の「今」と「これから」——インナープロモーション事業「0→1 SCHOOL」始動の背景
徳島県鳴門市が実施したインナープロモーション推進事業「0→1 SCHOOL(ゼロイチスクール)」は、市内在住・在学の中学生・高校生が主役となって映画制作に挑む取り組みだ。事業が公表されたのは2025年12月24日11時13分で、市の広報を通じて、制作された映画5作品と、それらが完成するまでの過程を追ったメイキングムービーを鳴門市公式YouTubeで公開したことが発表された。
このプロジェクトは、鳴門市が直面する若年層の市外転出超過という課題に対する施策の一環として立ち上げられた。昨年度に行われた市内高校生対象のアンケートでは、約半数が鳴門市での生活に魅力を感じていないという結果が示され、郷土愛やシビックプライドの醸成が転出抑制やUターン促進に重要であると判断された。
- 目的:中高生にまちの魅力を発見・表現する機会を提供し、郷土愛を育むこと。
- 対象:鳴門市内在住・在学の中学生・高校生14人。
- 成果物:ドキュメンタリー映画5作品とメイキングムービー。
「映画館、はじまる。」のもとで進んだ制作過程とスケジュール
令和7年度の本事業は「映画館、はじまる。」をコンセプトに、東京から招いたプロの映画監督を講師に迎え、参加した中高生14人が実際に映画監督として脚本の制作、撮影、映像編集といった一連の作業を体験する形で進められた。制作期間は主に8月に集中し、鳴門で活躍する大人をテーマにしたドキュメンタリー作品が制作された。
制作スケジュールは、脚本制作(構想・取材・執筆)、撮影(ロケ・インタビュー・記録)、編集(映像整理・カット・音声処理)という段階を踏み、講師陣の指導のもとで中高生自らが役割分担を行いながら進行した。完成した5作品は10月に上映イベントとして公開され、同時に作品制作過程を追ったメイキングムービーも上映された。
参加者の役割と学びのポイント
参加した中高生は監督、撮影、照明、音響、編集といった映画制作の各工程を実務ベースで経験した。監督役の生徒は取材対象に対するインタビューの組み立てや構図の決定、演出面での指示出しを学び、撮影・編集担当は機材操作やポストプロダクションの基本を実践的に習得した。
こうした実践は単なる技術習得にとどまらず、チームワーク、企画の立て方、時間管理、取材対象へのリスペクトなど、社会で求められる多様な力を育むことにもつながった。制作中の現場では「映画撮影の様子」や「映画監督となった中学生・高校生」の姿が見られ、参加者は制作に打ち込む中で成長を示した。
- 脚本制作:テーマ設定「鳴門で活躍する大人」、取材先選定、台本化。
- 撮影:ロケーション撮影、インタビュー収録、記録映像の撮影。
- 編集:素材の整理、選択、カット編集、音声・音楽の調整。
- 上映準備:会場設営、物販スペース構築、宣伝活動。
上映会の内容と公開方法 — 観客の反応と配信情報
10月に開催された上映イベントでは、制作された5作品とメイキングムービーを来場者に向けて披露した。会場では上映に加え、物販スペースを設け、映画に登場した関連商品の販売も行った。来場者からは「子どもたちの成長が見られて感動した」「たくさんの人に見てほしい素晴らしい映画だった」といった好意的な感想が寄せられている。
上映イベント後、より多くの人に作品を届けるため、鳴門市は当該5作品とメイキングムービーを鳴門市公式YouTubeチャンネルにて一挙公開した。公開先のチャンネルURLは以下の通りである。
- 鳴門市公式YouTube:https://www.youtube.com/user/narutokouhou
動画は公式チャンネルでの公開のため、時間や場所を問わず視聴することができる。制作過程を追ったメイキング動画は、若者たちがどのように企画を練り、撮影・編集に取り組んだかを理解するうえで有益な資料となっている。
本件に関する問い合わせ先は以下の通りである。事務的な連絡窓口が示されており、事業の詳細や公開スケジュールに関する問合せは該当部署へ行うことができる。
- 問い合わせ先
- 鳴門市役所 企画総務部 戦略企画課
- 電話:088-684-1102
地域課題への接続と事業が示す成果
本事業は単に映像作品を作る学習プログラムではなく、若年層の地域への愛着形成、地域に残る選択肢を増やすことを目的とした施策として位置づけられている。若者が自らの手で鳴門の魅力を再発見・発信するプロセスは、地域への当事者意識を育てる契機となる。
鳴門市が実施した高校生向けアンケートの結果を踏まえると、行政としては若者が感じる市の魅力を高めるための継続的な施策が求められる。本事業はその一例だが、今回の5作品とメイキングムービーの公開を通じて、外部の人々にも鳴門の現状や若者の視点が伝わることが期待される。
- 狙い:郷土愛・シビックプライドの醸成、転出抑制およびUターン促進。
- 評価ポイント:中高生自身による主体的な制作体験、観客からの好評な反応、物販を通じた地域経済への波及。
- 今後の課題:制作参加者の継続的な関与を促す仕組みづくりと、公開後の視聴拡大策。
来場者の声と現場の印象
上映会の来場者から寄せられた声として、子どもたちの成長を見て感動したとのコメントがあり、地域の外へ発信されることで鳴門市の新たな魅力発見につながるとの評価が示された。物販スペースで販売された関連商品は、映画と地域をつなぐ具体的な取り組みとして機能した。
制作に携わった中高生たちは、単に技術を学ぶだけでなく、地域の大人たちと接点を持ち、実際に取材・対話を重ねる中でまちの構造や魅力に対する理解を深めた。これにより、参加者それぞれが地域を再評価する契機を得た。
この記事の要点まとめ
以下の表は本事業の主要な情報を整理したものである。事業の目的、参加者、制作物、公開先、問い合わせ先など、発表資料に記載されたすべての情報を網羅してまとめている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日時 | 2025年12月24日 11時13分(鳴門市役所発表) |
| 事業名 | インナープロモーション推進事業「0→1 SCHOOL(ゼロイチスクール)」 |
| コンセプト | 「映画館、はじまる。」 |
| 目的 | 若者の郷土愛・シビックプライドの醸成、転出抑制・Uターン促進 |
| 対象 | 鳴門市在住・在学の中学生・高校生14人 |
| 制作内容 | 脚本制作・撮影・映像編集を市内で実施し、ドキュメンタリー映画5作品を制作(8月実施) |
| 上映・公開 | 10月に上映イベントで5作品とメイキングムービーを公開。物販スペースで関連商品を販売。現在は鳴門市公式YouTubeで公開中。 |
| 公開先URL | https://www.youtube.com/user/narutokouhou |
| 制作講師 | 東京から招いたプロの映画監督(詳細は鳴門市側へ問い合わせ) |
| 観客の反応 | 「子どもたちの成長が見られて感動した」「たくさんの人に見てほしい素晴らしい映画だった」などの好意的な意見あり |
| 問い合わせ先 | 鳴門市役所 企画総務部 戦略企画課 電話:088-684-1102 |
本事業は、地域の未来を担う若者に制作の場を与えることで、まちを見る目を変え、地域内での愛着を育む取り組みである。今回公開された5作品とメイキングムービーは、その一連のプロセスと成果を伝える資料として、鳴門市の内外に向けて公開されている。