12月下旬発売 MagSafe対応の準固体電池『SSPB』第2弾が登場
ベストカレンダー編集部
2025年12月24日 18:34
SSPB第2弾発売
開催日:12月25日
個人向け電源の常識を変える準固体電池『SSPB』第2弾の登場
浜田電機株式会社とLuxxio合同会社は、2024年末に世界初の超高性能準固体個人向け電源「SSPB(Solid State Power Bank)」を発売した実績を踏まえ、2025年12月下旬に第2弾となる「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」をHAMAKEN WORKSブランドのJOVYシリーズで発売すると発表しました。プレスリリースは2025年12月24日16時30分に公開されています。
今回の第2弾は、基礎性能である広温度・高安全・小型軽量・長寿命という「SSPB」の特性をそのまま継承しつつ、利便性の向上としてMagSafe互換のマグネット式ワイヤレス充電と、従来の段階表示から1%単位で確認できるデジタルインジケーターを搭載した点が最大の特徴です。ラインアップは5,000mAhと10,000mAhの2モデル、各モデルにホワイト、ブラック、ピンクゴールドの3色を用意しています。
準固体電池が実現する4つの基本性能—温度・安全性・高エネルギー密度・長寿命
「SSPB」が採用する準固体電池は、従来の液体電解質を用いるモバイルバッテリーと異なり、液体含有量がわずか約3%に抑えられている点が安全性に直結しています。この構造により、釘を刺したり落下・強い衝撃でセルが破損した場合でも、発火や爆発の危険性は極めて低くなります。
同時にエネルギー密度は約280Wh/kgと高く、一般的なモバイルバッテリーの約250Wh/kgを上回り、リン酸鉄リチウム電池(約110Wh/kg)と比べても大きな差があります。そのため安全性を確保しながら小型軽量化が可能です。さらにサイクル寿命は約2,000回(容量80%)に達し、一般的なリチウムイオン電池の約500回やリン酸鉄系の約1,000回と比較して長期にわたる利用が見込めます。
温度対応の幅(広温度)
保存温度は−40℃〜80℃、動作温度は−20℃〜60℃とし、一般的なモバイルバッテリーの使用温度0℃〜40℃を大きく超えるレンジを実現しています。真冬のアウトドアや、真夏の締め切った車内といった過酷な環境でも電源を確保できる点が訴求ポイントです。
広温度対応はアウトドア利用だけでなく、災害時の備蓄用電源としても有用です。保存温度が低温・高温の両極端に耐えられることで、保管場所を選びにくい状況でも信頼性を保ちます。
高安全の仕組み
液体含有量を抑えた準固体電池の採用により、内部セパレーターやセルが破損しても発火・爆発に至るリスクが低減されています。プレスリリースでは「釘が刺さっても、落下させても、強い衝撃で破損しても、発火の危険性は極めて低い」と明記されています。
この安全性は、特に輸送や屋外での取り回し、子どもが扱う機会がある家庭での利用において大きな利点となります。
第2弾の機能追加とモデル構成—ワイヤレス充電とデジタル表示で使い勝手を向上
第2弾「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」では、MagSafe互換のマグネット式ワイヤレス充電に対応しました。iPhone 12以降(SEなど一部機種を除く)を中心にMagSafe互換で背面にピタッと装着して充電が可能です。Qi規格に適合し、iPhoneは最大7.5W、Androidは最大15Wでのワイヤレス充電をサポートします。
また電池残量表示は従来の5段階から1%単位のデジタルインジケーターへと進化しました。アウトドアや災害時における電力計画(LEDランタンやスマートフォンの充電計画等)がより正確に立てられます。
ワイヤレス充電の仕様と利点
- MagSafe互換のマグネット式ワイヤレス充電に対応(iPhone 12以降、SE等一部除く)。
- Qi規格準拠。iPhone:最大7.5W、Android:最大15W。
- ワイヤレス充電によりケーブル抜き差しのトラブルを低減、持ちながらの充電が可能。
これにより、外出時や災害時の使い勝手が向上すると同時に、コネクタ破損リスクの軽減も期待できます。
デジタルインジケーターの特徴
電池残量を1%単位で表示することで、ユーザーは精緻な残量管理が可能となります。従来の「残量おおよそ表示」からの進化は、例えば出先での最終充電判断や災害時の運用判断において有用です。
インジケーターは視認性に配慮したデザインで、屋外の光が強い条件下でも読み取りやすくされています。
製品スペック、価格、販売情報と企業情報
第2弾のラインアップは5,000mAhモデルと10,000mAhモデルの2種類です。それぞれの仕様を以下に詳細に示します。また店頭想定価格、発売時期、販売チャネル、付属品、保護機能などプレスリリースに記載された情報を網羅します。
両モデルともケース素材はアルミ合金+PC+ABSで、標準電圧は3.85V、最大電圧4.4V、動作温度は−20〜60℃、保存温度は−40〜80℃、サイクル寿命は2,000回(容量80%)となっています。
5,000mAhモデルの主な仕様
- 電池タイプ:準固体電池
- 標準容量:5,000mAh/定格容量:3,200mAh(5V2A)
- ポート:USB-C×1
- 入力(USB-C):5V-3A、9V-2A、12V-1.5A、18W(MAX)
- 出力(USB-C):5V-3A、9V-2.22A、12V-1.67A、10V-2.25A(SCP)、22.5W(MAX)
- ワイヤレス充電:5W、7.5W、10W、15W
- エネルギー:19.25Wh
- 本体サイズ:105mm×68mm×9.5mm、本体重量:約120g
- 付属品:取扱説明書、USB-C to Cケーブル30cm×1
急速充電プロトコル(入力/出力)や保護機能は下記の共通記述参照。
10,000mAhモデルの主な仕様
- 電池タイプ:準固体電池
- 標準容量:10,000mAh/定格容量:6,500mAh(5V2A)
- ポート:USB-A×1、USB-C×1
- 入力(USB-C):5V-3A、9V-2A、12V-1.5A、18W(MAX)
- 出力(USB-C/USB-A):それぞれ最大22.5W(各種プロトコル対応)
- ワイヤレス充電:5W、7.5W、10W、15W
- エネルギー:38.5Wh
- 本体サイズ:105mm×68mm×17mm、本体重量:約200g
- 付属品:取扱説明書、USB-C to Cケーブル30cm×1
双方ともに急速充電プロトコル(QC2.0、QC3.0、PD2.0、PD3.0、AFC、FCP、SFCP、SCP等)に対応し、多様なデバイスと互換性を確保しています。
共通の保護機能と価格・販売情報
保護機能は入力過電圧保護、入力低電圧保護、出力過電流保護、出力過電圧保護、短絡保護、バッテリー過充電保護、バッテリー過放電保護、バッテリー過電流保護、IC過熱保護、充放電バッテリー温度NTC保護の各種を搭載しています。これにより日常使用から過酷な環境での使用まで安全に配慮しています。
店頭想定価格は以下の通りです。5,000mAhモデル:7,980円(税込)、10,000mAhモデル:9,980円(税込)。発売は2025年12月下旬を予定しており、販売は全国の家電量販店、Amazon、楽天市場および各種オンラインストアで行われる見込みです。
企業情報と問い合わせ先
- 浜田電機株式会社
- 所在地:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-9-4
- 代表者:代表取締役社長 浜田 健太郎
- 創業:昭和23年9月
- 事業内容:制御装置製品・PC周辺機器・スマホアクセサリの販売
- HP:https://www.hamada-dk.com/index.html
- ブランドHP:https://hamakenworks.jp/
- Luxxio合同会社
- 所在地:〒232-0065 神奈川県横浜市南区別所中里台10番
- 代表者:CEO 鶴 将光
- 創業:令和5年10月
- 事業内容:PC周辺機器・スマホアクセサリの企画/製造/販売及び輸入
- HP:https://luxxio.co.jp
本件に関する問い合わせ先は浜田電機株式会社(TEL:03-5651-7351、問い合わせフォーム:https://hamakenworks.jp/contact、メール:support@hamakenworks.jp)です。
まとめ:主要スペックと販売情報を表で整理
以下に本記事で取り上げた第2弾「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」の主要項目を表で整理します。ページの最後に要点をまとめることで、仕様確認や購入判断に役立てられるようにしています。
| 項目 | 5,000mAhモデル | 10,000mAhモデル |
|---|---|---|
| 電池タイプ | 準固体電池(液体含有量約3%) | |
| 標準容量 | 5,000mAh(定格容量3,200mAh) | 10,000mAh(定格容量6,500mAh) |
| エネルギー | 19.25Wh | 38.5Wh |
| ポート | USB-C×1 | USB-C×1、USB-A×1 |
| 最大出力(有線) | USB-C:22.5W(最大) | 各ポート22.5W(最大) |
| ワイヤレス充電 | Qi準拠、MagSafe互換(iPhone12以降等)、最大15W(Android)、iPhone最大7.5W | |
| 動作/保存温度 | 動作:−20〜60℃、保存:−40〜80℃ | |
| サイクル寿命 | 約2,000回(容量80%) | |
| サイズ/重量 | 105×68×9.5mm/約120g | 105×68×17mm/約200g |
| 価格(店頭想定) | 7,980円(税込) | 9,980円(税込) |
| 発売日 | 2025年12月下旬(予定) | |
| 販売チャネル | 全国の家電量販店、Amazon、楽天市場、オンラインストア 等 | |
| 付属品 | 取扱説明書、USB-C to Cケーブル30cm×1 | |
| 保護機能 | 入力過電圧/低電圧保護、出力過電流/過電圧保護、短絡保護、過充電/過放電/過電流保護、IC過熱保護、NTC温度保護 等 | |
本稿では、プレスリリースに記載された製品仕様、価格、発売・販売予定、企業情報、そして準固体電池の特性である広温度対応・高安全性・高エネルギー密度・長寿命といった要点を網羅して整理しました。これらの情報を基に、用途や保管環境、充電方法のニーズに応じて適切なモデル選択や導入判断を行うことができます。