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飛騨の牛乳を守るHIDAミルク、2027年1月始動へ

HIDAミルク導入計画

開催期間:1月1日〜3月31日

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HIDAミルク導入計画
HIDAミルクプロジェクトって何を目指してるの?
飛騨の老舗乳業・牧成舎が200mlの小容量紙パック牛乳を開発し、充填ライン導入で物流コスト削減・販路拡大を図り、地域の酪農と牛乳供給を維持することを目指す取り組みです。
どうやって支援できる?締切はいつ?
ふるさと納税型のクラウドファンディングで支援できます。受付はふるさとチョイスとぎふちょくで実施中で、寄附の受付は2027年3月31日まで。詳細は飛騨市役所ふるさと応援課へ問い合わせ可能です。

飛騨の牛乳を守る理由──地域に残された乳業メーカーの使命

岐阜県飛騨市で明治30年創業、約120年にわたり乳業を営んできた牧成舎(ぼくせいしゃ)

地域産業の現状を示すデータとして、岐阜県内の牛乳製造工場は1986年の19軒から現在はわずか5軒にまで減少しています。コスト面では動力光熱費が5年前に比べ約420万円増加、人件費は約1.8倍に上昇するなど環境の変化が顕著です。こうした背景により、薄利多売の状況が続き、1000mlパックの利益率は約5%にとどまっています。

【岐阜県飛騨市】 飛騨唯一の乳業メーカーの挑戦!飛騨の牛乳の価値を守り、未来へつなぐ使命を果たしたい「HIDAミルクプロジェクト」 画像 2

地域の食と文化を支える乳業の役割

牛乳は学校給食や家庭での毎日の飲料として欠かせない存在であり、地域の風景や文化とも深く結びついています。飛騨市は人口約21,500人、北アルプスなどに囲まれ総面積の約94%が森林という自然豊かなまちであり、地域資源の価値を失わないためには地域内の生産・加工基盤の維持が重要です。

牧成舎は自社牧場である鮎ノ瀬牧場とカカポ牧場の2つの酪農家と連携し、年間約700トンの生乳を処理しています。酪農家と乳業メーカーの共存が途絶えることは、地元で生まれた牛乳を地元で飲むという循環を断つことにつながります。

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HIDAミルクプロジェクトの狙いと製品コンセプト

飛騨市は令和7年度から、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングによる支援制度「飛騨市地場産品創出支援事業」を開始しました。牧成舎はこの制度を活用して「HIDAミルクプロジェクト」を立ち上げ、小容量紙パック牛乳の商品化と広域販路開拓を目指しています。プロジェクトの目標寄附金額は1億円です。

製品(仮称)は「HIDAミルク ミニ(200ml)」で、旅行客・子ども・女性・高齢者など“一口で飲み切れる層”をターゲットに設計されます。パッケージデザインは飛騨らしさを前面に出し、地域PRとギフト性を両立させる方針です。味わい面では牧成舎ならではの鮮度とコクを重視し、毎日の一杯としての日常利用を想定しています。

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小容量化で狙う効果

これまで牧成舎は1000ml紙パックや200ml瓶を中心に展開してきましたが、瓶は重く広域流通に不利です。今回導入予定の200ml専用紙パック充填ラインにより、軽量化・省スペース化を図り、流通コストの削減と消費機会の増加を狙います。

市場調査では200ml紙パックは購買意欲が高く、新規顧客層の獲得率は10〜15%増が期待されます。また、販路拡大により学校給食、観光地、駅、空港、百貨店、道の駅、ECサイトなど新たな取引先が見込まれ、導入初年度で売上約1000万円規模を目指しています。

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資金計画・スケジュール・支援の仕組み

本プロジェクトではクラウドファンディング型のふるさと納税を通じて資金を集めます。寄附の受付は複数のプラットフォームで行われ、ふるさとチョイスとぎふちょくの受付サイトが利用可能です。受付期間は2027年3月31日(火)までとなっています。

支援金の使途は以下の通り明示されています。なお、プロジェクト実施が困難になった場合は寄附金を飛騨市の「地域振興/観光/まちづくり・防災」に充てることが示されています。

小容量紙パック充填機導入
約3,000万円
工場の改修工事
約500万円
パッケージデザイン費
約180万円
付帯設備の整備
約120万円

事業スケジュールは次の予定です。

  • 2027年1月: 設備発注
  • 2027年3月: 設備導入・工場改修
  • 2027年4月: 竣工・稼働開始

本事業は市がクラウドファンディングで集まった資金を原資に支援を行う制度で、今回提案された6事業から3事業が採択されました。地域の自然や文化、人の思いを活かした内容となっており、牧成舎の取り組みもその一つです。

寄附の受け付け方法と連絡先は以下の通りです。

  • ふるさとチョイス受付サイト(オンライン)
  • ぎふちょく受付サイト(オンライン)
  • 問い合わせ: 飛騨市役所 ふるさと応援課 電話 0577‐62‐8904
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地域循環と期待される効果の整理

小容量紙パック化により、物流コストは現行比で20〜30%削減を見込んでいます。これにより価格競争に陥ることなく、デザインやブランド価値で差別化した高付加価値商品として市場に展開することが可能と考えられます。

安定的な需要の創出は酪農家からの安定買取にも直結し、地域全体の持続性を高める効果が見込まれます。毎日の給食で子どもが安心して飲めること、観光客が地域の味として出会い、旅行後に取り寄せることで地域ブランドの認知が広がること。こうした循環が地域経済にプラスの影響を与えることが期待されています。

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現状と課題の再確認

岐阜県内での乳業事業者減少、原料・人件費の上昇、消費量の減少という3点は克服すべき課題です。牧成舎は自社牧場と連携しつつ、製造ラインの多様化と販路拡大で収益構造の改善を目指しています。

今回のプロジェクトが成功すれば、地域の酪農家と乳業メーカーが共に持続可能な形で生計を立てられるモデルケースになる可能性があります。

要点まとめ

以下に、本記事で触れたプロジェクトの主要項目を表で整理します。

項目 内容
プロジェクト名 HIDAミルクプロジェクト(牧成舎による小容量紙パック牛乳の開発)
目標金額 1億円(ふるさと納税型クラウドファンディング)
受付期間 ~2027年3月31日(火)
主な使途 充填機導入 約3,000万円 / 工場改修 約500万円 / デザイン費 約180万円 / 付帯設備 約120万円
スケジュール(予定) 2027年1月 設備発注 / 2027年3月 設備導入・改修 / 2027年4月 竣工・稼働開始
製品(仮称) HIDAミルク ミニ(200ml) — ターゲット: 旅行客・子ども・女性・高齢者
期待効果 物流コスト20~30%削減、導入初年度売上約1000万円の見込み、販路拡大による地域需要の安定化
処理乳量 年間約700トン(牧成舎)
備考 プロジェクト実施が困難な場合は寄附金を飛騨市の地域振興/観光/まちづくり・防災に充当
問い合わせ 飛騨市役所 ふるさと応援課 電話 0577‐62‐8904
関連リンク 飛騨市ふるさと納税特設サイト: https://www.city.hida.gifu.jp/site/furusato-nozei/ 、飛騨市公式サイト: https://www.city.hida.gifu.jp/ 、PRTIMESページ: https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394

牧成舎と飛騨市が進めるこの取り組みは、地域の酪農と乳業の基盤を守りながら、消費機会を創出して高付加価値の商品として展開することを目指すものです。プロジェクトの進捗や支援方法は公開されている受付サイトで確認できます。