12月26日発売 グアテマラ初収穫豆がロースタリー東京で
ベストカレンダー編集部
2025年12月25日 13:32
グアテマラ初収穫発売
開催日:12月26日
グアテマラ・アンティグアに開かれた新たな研究拠点:バレー オブ ボルケーノ農園の位置と役割
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社は、2024年10月に自社農園として加えた「バレー オブ ボルケーノ農園」(グアテマラ、アンティグア地方)を研究拠点として活用し、初収穫したコーヒー豆を2025年12月26日(金)よりスターバックス リザーブ® ロースタリー 東京で発売します。プレスリリースは2025年12月25日10時30分に公開されました。
この農園は、アグア火山、フエゴ火山、アカテナンゴ火山という3つの火山に囲まれた谷に位置し、火山性の肥沃な土壌、標高と気候の多様性、北側と西側に隣接する自然保護区域など、サステナブルな栽培と研究を行うのに適した環境を備えています。スターバックスとして世界で3つ目となる自社農園であり、小規模生産者の課題解決に向き合うことを明確な目的としています。
地理的特徴と環境保全の重要性
アンティグア地方の地理的な特性は、コーヒーの品質に直接結びつきます。火山性の土壌は栄養分に富み、標高差による気候の変化が多様な風味を生み出す基盤となります。同時に、自然保護区域が隣接している点は、生態系と調和した栽培を行う上で重要な要素です。
農園は研究拠点として、土壌の健全性維持、森林と農業の共生(アグロフォレストリー)、水資源の有効活用、加工過程で生じる副産物の再利用などの循環型アプローチを実践・検証します。これらは生産性向上だけでなく、長期的な地域の持続可能性に資する取り組みです。
- 所在地
- グアテマラ共和国 アンティグア地方(アグア火山、フエゴ火山、アカテナンゴ火山の谷)
- 目的
- 小規模生産者の課題解決のための研究拠点およびサステナブルな生産モデルの開発
- 環境特徴
- 火山性土壌、標高・気候の多様性、自然保護区域との隣接
初収穫コーヒー「グアテマラ バレー オブ ボルケーノ™」の風味と販売情報
今回ロースタリー 東京で発売される「グアテマラ バレー オブ ボルケーノ™」は、同農園での初収穫ロットにあたる少量のコーヒーです。世界で3つ目の自社農園から収穫されたコーヒーが商品として登場するのは今回が初めてであり、スターバックスの自社農園から直接商品化されたコーヒーが店頭に並ぶ世界初の事例に該当します。
風味の特徴としては、オレンジやゆずを思わせるみずみずしいシトラス感がまず広がり、続いて上質なアーモンドを感じさせるやさしいコク、さらにキャラメルのような甘みが長く続くなめらかな口あたりへと変化します。初年度の収穫量は限定的で、ロースタリー 東京でのみ提供される希少な商品です。
商品情報の詳細
以下に、提供商品と価格、販売期間、取り扱い店についてまとめます。税抜ではなく税込の総額表示です。抽出方法により価格が異なる場合がある点にも注意が必要です。
| 商品名 | 仕様/価格(税抜ではなく税込) |
|---|---|
| コーヒー豆(量り売り) | 100g:¥1,710(250gパックはなし) |
| ブリュード コーヒー(店内利用・テイクアウト) | Tall:店内利用 ¥880 / テイクアウト ¥864 |
販売開始は2025年12月26日(金)で、在庫がなくなり次第終了となります。取り扱いはスターバックス リザーブ® ロースタリー 東京に限定されます。
- 発売開始:2025年12月26日(金)
- 販売店舗:スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京のみ
- 販売期間:2025年12月26日~※なくなり次第終了
自社農園ネットワークと研究の連携:過去から現在、そして活用方法
スターバックスは2014年にコスタリカで自社農園「ハシエンダ アルサシア農園」を開始し、その後に農園での品種改良や気候変動への対応に関する長期的な研究を行ってきました。2024年10月にはコスタリカとグアテマラに新たな2つの自社農園を加え、合計3つの自社農園体制を整えています。
3つの農園それぞれに役割が割り当てられており、ハシエンダ アルサシアは既存の研究と改良の継続、ハイランズ オブ アルサシア農園では自動化技術による生産者支援、そして今回のバレー オブ ボルケーノ農園では小規模生産者の課題解決に向けた研究が計画されています。これらの知見は、世界各地で運営するファーマーサポートセンターを通じて共有されます。
研究・支援の具体的な取り組み
バレー オブ ボルケーノ農園で計画されている取り組みは多岐にわたります。土壌の健全性を維持するための施策、アグロフォレストリーなどによる森林と農業の共生の検証、気候変動に強い生産モデルの開発が中心です。これらは小規模生産者でも実装可能な手法を重視しています。
また、水資源を有効に活用する手法、副産物の再利用による循環型アプローチ、そして生産性向上に資する情報や技術の普及を通じ、生産現場の課題に寄り添う実践的プロジェクトが進められる予定です。得られた知見は、スターバックスのグローバルな取り組みとして各地に広げられます。
- 土壌健全性の維持と改善(施肥、土壌管理)
- アグロフォレストリーの実践と生態系保全との両立
- 気候変動に対する小規模生産者向けのモデル開発
- 水資源管理と加工副産物の再利用による循環型アプローチ
- 知見の共有:ファーマーサポートセンターを通じた普及
要点の整理(この記事で扱った主要情報の一覧表)
以下の表に、本記事で触れた主要な事実と数値を整理します。本文で説明した内容を簡潔に参照できるようにまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース公開日時 | 2025年12月25日 10時30分 |
| 発売開始日 | 2025年12月26日(金) |
| 商品名 | グアテマラ バレー オブ ボルケーノ™ |
| コーヒー豆価格(量り売り) | 100g:¥1,710(250gパックはなし) |
| ブリュード コーヒー価格 | Tall:店内利用 ¥880 / テイクアウト ¥864(表示は税込) |
| 販売期間 | 2025年12月26日~※なくなり次第終了 |
| 取り扱い店舗 | スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京 |
| 農園所在地・環境 | グアテマラ、アンティグア地方(アグア火山、フエゴ火山、アカテナンゴ火山の谷)・火山性土壌・自然保護区域隣接 |
| 農園の目的 | 小規模生産者の課題解決および持続可能な生産モデルの研究拠点 |
| スターバックスの自社農園体制 | ハシエンダ アルサシア(2014開始)+ハイランズ オブ アルサシア(2024追加)+バレー オブ ボルケーノ(2024追加)=合計3農園体制 |
| 企業情報(日本) | スターバックス コーヒー ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:森井 久恵)。1996年銀座に日本第1号店を開業。2025年9月末時点の店舗数:2,077店舗(ライセンス含む)。 |
| 参考リンク | プレスリリース原文(スターバックス) |
本件は、スターバックスが自らの農園で得た知見を世界のコーヒーコミュニティへ還元することを目指す取り組みの一部であり、今回の「グアテマラ バレー オブ ボルケーノ™」はその初年度の収穫を店頭で提供する試みとして位置付けられます。限定生産のため供給量は限られますが、農園の研究成果と小規模生産者支援の取り組みを具体的に示す事例として、今回の発売は重要な意味を持ちます。
参考リンク: