1月2日開始|立川談志 生誕90年特集、未公開映像も
ベストカレンダー編集部
2025年12月25日 18:14
立川談志 生誕90年特集
開催期間:1月2日〜1月7日
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落語と映像でたどる立川談志の軌跡
CS放送「衛星劇場」は、昭和・平成を代表する落語家立川談志の生誕90年を記念した特集を、2026年1月に放送します。プレスリリースは松竹ブロードキャスティング株式会社から2025年12月25日15時00分に発表されました。本特集では、談志の落語哲学を伝えるドキュメンタリー的な作品から、貴重な高座映像、1983年の撮影作品まで幅広く紹介されます。
特集の中心的な放送は、映画のディレクターズ・カット版「映画 立川談志 ディレクターズ・カット」と、談志の遺した高座を収めた映像集「遺芸 立川談志」です。どちらも立川談志という人物の芸と思想を深く伝えるものとして編成されており、ナレーションにはそれぞれ柄本明と椎名林檎が起用されています。
特集の意図と編成方針
本特集は、立川談志の落語を単なる演芸としてではなく、落語論や社会風刺、芸の形成過程を含めて提示することを意図しています。ディレクターズ・カットや遺芸の収録内容には、談志の落語哲学を理解するための資料的価値が高い映像が含まれています。
放送はCSチャンネルでの編成となり、既存のファンのみならず初めて談志に触れる視聴者にも伝わるよう、解説的なナレーションと、当時の貴重なフィルムやオフショットを組み合わせて構成されています。番組提供元としては松竹ブロードキャスティング株式会社がクレジットされています。
特集の目玉:ディレクターズ・カットと「遺芸 立川談志」
今回の特集で最初に放送される注目作は、2012年制作の「映画 立川談志 ディレクターズ・カット」です。放送日時は1月2日(金)午後1:50~ 他。監督は加藤たけし、出演は立川談志と松岡ゆみこ、ナレーションは柄本明が担当しています。
本作は談志の落語哲学を、代表的な古典落語2演目を通じてドキュメンタリータッチで描いた作品です。ベトナム公演時のプライベート・ビデオや、手術により声を失う直前の地方高座の映像、オフショットが収められ、最終的には談志の落語論のキーワードである「江戸の風」が柄本明の語りで紹介されます。
ディレクターズ・カットの特徴
ディレクターズ・カット版は劇場公開時に削られた現代社会風刺のジョークなどを追加編集しており、談志の最円熟期における落語二席「やかん」「芝浜」を収録しています。これにより、映画としての完成度が高められ、談志の語り・仕草・間の取り方がより緻密に伝わる構成となっています。
作品のクレジットは以下の通りです。
- 作品名
- 映画 立川談志 ディレクターズ・カット(2012年)
- 監督
- 加藤たけし
- 出演
- 立川談志、松岡ゆみこ
- ナレーション
- 柄本明
「遺芸 立川談志」の内容と意義
同日午後に続けて放送されるのが、2014年制作の「遺芸 立川談志」(放送日時:1月2日(金)午後3:55~ 他)です。本作は談志の貴重な高座と舞台裏を収めた映像集で、ナレーションは椎名林檎が担当しています。
収録されている映像は、談志が生涯最後に演じた「粗忽長屋」をはじめ、「芝浜 最後の稽古」(国立演芸場、楽屋での通し稽古)、「鼠穴」など、ファンや研究者にとっても価値の高い記録映像が並びます。演者としての立川談志の最終期の技芸や稽古の様子を映像で追える点が、本作の大きな特徴です。
1983年収録の高座群──映画的演出の落語映像
特集ではさらに、1983年に日活で制作された立川談志の映像化作品群が放送されます。これらは放送日時がそれぞれ異なりますが、いずれも談志の演技力と物語性に重点を置いた映像作品です。
収録されるのは「立川談志『黄金餅』」(放送日:1月6日(火)午後8:15~ 他)、「立川談志『権助提灯』」(放送日:1月7日(水)午前4:30~ 他)、「立川談志『品川心中』」(放送日:1月7日(水)午後8:15~ 他)の三本です。いずれも1983年制作で、出演は立川談志、配給・制作に日活のクレジットが付されています。
各作品のあらすじと特色
「黄金餅」は吝嗇家の僧侶・西念が死後に財産が渡ることを嫌い、ため込んだ金を餅に包んで飲み込みながら息絶えるエピソードを契機に、主人公がその腹中の金を奪おうとたくらむ物語です。演目の構成は人間の欲と計略を描き、談志の語りが物語の緊張感を高めます。
「権助提灯」では大店の主人と妾、妻の関係を通じて人間模様が描かれます。妻の寛大さが夜の出来事へとつながり、談志の表現で場面が鮮明に立ち上がります。「品川心中」は遊郭の女郎・お染と貸本屋の金蔵の心中をめぐる話で、登場人物の心理描写を中心に据えた映像化が施されています。
映像媒体としての意義
1983年のこれらの映像は、舞台公演を撮影したドキュメントやライブ収録と異なり、映像作品としての演出がなされている点が特徴です。映像表現を用いることで、落語の演出と映画的な構図が融合した形で談志の芸を再現しています。
また、これらの映像は当時の撮影技術や演出意図を反映しており、芸能史や映像文化史の観点からも重要な資料です。談志の声の表現、カメラワーク、フレーミングといった要素が、落語表現のメディア横断的な可視化に寄与しています。
放送スケジュールと視聴案内、まとめ表
本特集の放送スケジュールと視聴に関する情報を整理します。視聴に関する問合せ先として、衛星劇場カスタマーセンターの電話番号が案内されています。受付時間は10:00~20:00で年中無休です。
以下の表で番組名、放送日、制作年、出演、ナレーション、備考をまとめて提示します。各番組の詳細ページや予告動画、視聴方法の案内もリンク先が明示されていますので、必要に応じて参照が可能です。
| 番組名 | 放送日(初回) | 制作年 | 出演 | ナレーション | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 映画 立川談志 ディレクターズ・カット | 1月2日(金)午後1:50~ 他 | 2012年 | 立川談志、松岡ゆみこ | 柄本明 | やかん、芝浜を収録。劇場版に未公開の現代社会風刺ジョークを追加編集したディレクターズ・カット版。 |
| 遺芸 立川談志 | 1月2日(金)午後3:55~ 他 | 2014年 | 立川談志 | 椎名林檎 | 2009年よみうりホールの「粗忽長屋」(生涯最後の高座)を含む貴重映像集。芝浜最後の稽古(2010年12月15日)等を収録。 |
| 立川談志「黄金餅」 | 1月6日(火)午後8:15~ 他 | 1983年 | 立川談志 | — | 日活制作。吝嗇家の僧侶の財産を巡る物語を映像化。 |
| 立川談志「権助提灯」 | 1月7日(水)午前4:30~ 他 | 1983年 | 立川談志 | — | 日活制作。大店の人間模様を中心にした物語。 |
| 立川談志「品川心中」 | 1月7日(水)午後8:15~ 他 | 1983年 | 立川談志 | — | 日活制作。心中をめぐる人間ドラマを扱った作品。 |
視聴方法や特集の詳細は以下のリンクを参照してください。特集詳細ページ:https://www.eigeki.com/news/817。予告動画:https://www.youtube.com/watch?v=RbecCcOJct8。CS衛星劇場の視聴案内:https://www.eigeki.com/page/howto。
視聴に関するお問い合わせ先は、衛星劇場カスタマーセンター(0570-001-444、受付時間10:00~20:00 年中無休)です。IP電話からの問い合わせ先は03-6741-7535となっています。
以上が「立川談志 生誕90年」特集の放送内容と視聴案内の要約です。本稿では発表日、放送日、出演者、ナレーター、各作品の制作年と収録内容を漏れなく記載しています。