『歴代ワゴンRのすべて』発売 改良点と秘話

歴代ワゴンR発売

開催日:12月27日

歴代ワゴンR発売
この本って何が載ってるの?
初代から現行6代目までを撮り下ろし写真で振り返り、2025年12月の大規模マイナーチェンジ解説、開発者座談会、ライバル比較、購入情報まで収めた一冊です。
新型ワゴンRの改良で何が変わったの?
外観は3種の顔からカスタムZ系へ統一、エンジンは自然吸気に一本化、ヒンジドア継承。シャシー接着剤強化で静粛性向上、デュアルセンサーブレーキサポートⅡを採用。

軽自動車の代表格「ワゴンR」をめぐる新たな章

1993年の登場以来、スズキが誇る軽トールワゴンの代表車種として市場で広く親しまれてきたワゴンR。その変遷と最新動向を一冊にまとめた書籍『歴代ワゴンRのすべて』(モーターファン別冊 ニューモデル速報 歴代シリーズ Vol.06)が、株式会社三栄より2025年12月27日に発売されます。

本書は初代から現行6代目(前期モデル)までを撮り下ろしの写真とともに振り返る構成であり、2025年12月に実施されたワゴンRの大規模なマイナーチェンジに関する詳細解説も収録します。発売日、定価、JANコード、購入先などの出版情報は後節で整理しています。

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今回のマイナーチェンジで何が変わったのか

2025年12月の改良では外観、パワートレイン、車体構造、先進安全装備など多岐にわたる変更が加わりました。まず外観面では、従来設定されていた3種類の顔つきが「カスタムZ系」へと統一され、モデルアイデンティティを一本化しています。

エンジンは自然吸気エンジンに一本化され、駆動系の選択幅は整理されました。また、乗降性で分岐していたドア形状は従来通りのヒンジドアが継承されています。これら外観・装備面の変化が、ワゴンRのキャラクターにどう影響するかを本書は詳述しています。

  • 外観:3種類の顔つきからカスタムZ系へ統一
  • エンジン:自然吸気エンジンに一本化
  • ドア形式:ヒンジドアを継承
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改良の中身:走行・静粛性・安全性の追求

見た目の変化だけではなく、シャシーまわりの強化が今回の大きなポイントです。構造用接着剤や高減衰接着剤を多用することで、ロードノイズや振動を大幅に低減しつつ、素直で安心感のあるハンドリングを実現しています。

さらに、先進安全装備はカメラとレーダーを組み合わせた最新のデュアルセンサーブレーキサポートⅡに進化しました。これらの技術的なディテールやその効果については、本書で「隠れたメカニズム」を掘り下げて解説しています。

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シャシーと振動対策の具体的手法

本書は、どの部分に接着剤が使われ、どのように振動伝達が抑えられているかまで踏み込んでいます。単なるカタログ的説明にとどまらず、実際の試乗や測定に基づいた評価も掲載されている点が特徴です。

乗り味の改善に関する技術的説明に加え、設計判断やコスト面でのトレードオフについても開発スタッフの証言を基に整理されています。

使用素材
構造用接着剤、高減衰接着剤の多用
主な効果
ロードノイズの低減、振動抑制、素直なハンドリング実現
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開発者の証言とライバル車との比較検証

本書では大規模改良の経緯を、実際に開発に携わったスタッフの証言で裏付けながら紹介しています。驚きの事実として「ワゴンR廃止の可能性」が議論されたことも、当事者の口から包み隠さず語られています。

こうした内部の議論があって現在の仕様に落ち着いた経緯や、どのような条件で残す・変える判断がなされたのかを、関係者の回想を通じてたどることができます。

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ライバル比較と乗り味の違い

ハイトワゴンクラスの競合車として、ダイハツ・ムーヴは新型でスライドドアへと変貌を遂げています。本書はスライドドア化したムーヴと、ヒンジドアに磨きを掛けたワゴンRとの乗り比べを行い、それぞれの特性やユーザー志向の違いを分析しています。

その他、日産デイズやホンダN-WGNも対象に含め、ハイトワゴンクラスでの利用シーンや運転フィーリング、居住性の違いを比較検証しています。読者は同クラス内での位置づけを明確に把握できます。

  1. ダイハツ・ムーヴ(スライドドア化後)との乗り比べ
  2. 日産デイズ、ホンダN-WGNとの相対評価
  3. ヒンジドアを維持したワゴンRのメリットとデメリット
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誌面構成、復刻企画、そして発行・購入情報

本誌『モーターファン別冊 ニューモデル速報 歴代シリーズ Vol.06 歴代ワゴンRのすべて』は、歴代車を新たに撮り下ろした写真と詳しい解説で構成されています。初代から現行6代目の前期モデルまで、それぞれの室内空間の使い方、デザインの変遷を網羅しています。

また、開発に携わったスタッフの座談会、技術解説、試乗報告、ライバル比較といった充実したコンテンツに加え、復刻企画「復刻堂」情報も掲載されています。かつての『ハイパーレブ』シリーズや『ニューモデル速報』の絶版本が復刻されたラインナップの案内も含まれます。

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購入に関する基本情報

以下は本書の購入・発行に関する情報です。書誌情報と販売ページのURLも記載します。

書名 モーターファン別冊 ニューモデル速報 歴代シリーズ Vol.06 歴代ワゴンRのすべて
発売日 2025年12月27日
定価 1,300円(本体価格:1,182円)
JANコード 9784779653629
販売元 株式会社三栄
購入ページ(販売) https://shop.san-ei-corp.co.jp/shop/g/g505362/
関連サイト https://motor-fan.jp/

復刻堂(オンデマンド書店)について

復刻堂では、かつて絶版となった『ハイパーレブ』シリーズや『ニューモデル速報』シリーズの復刻版をオンデマンド販売しています。懐かしいタイトルが多数ラインナップされており、書籍を通じたアーカイブ活用が図られています。

復刻誌は過去の技術やデザインを振り返る資料としての価値が高く、本書と併せて読むことでワゴンRや同時代の軽自動車史の理解が深まります。

発行元・会社情報とこの記事のまとめ

書籍を発行する株式会社三栄の基本情報は以下のとおりです。本書の編集・刊行は同社の長年にわたる自動車・レース関連出版の蓄積に支えられています。

会社名
株式会社三栄
代表取締役
鈴木賢志
本社所在地
〒163-1126 東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー26F
創業
昭和22年10月
設立
昭和27年9月17日
資本金
9,800万円
従業員数
141名
公式サイト
https://san-ei-corp.co.jp/

以下の表は、本記事で扱った主要な情報をまとめたものです。発売情報、改良点、収録内容、関係URLといったポイントを整理しています。

項目 内容
書名 モーターファン別冊 ニューモデル速報 歴代シリーズ Vol.06 歴代ワゴンRのすべて
発売日 2025年12月27日
価格 1,300円(本体価格:1,182円)
JANコード 9784779653629
主要収録内容 ①2025年マイナーチェンジ詳細(外観統一、エンジン一本化、ヒンジドア継承) ②シャシー・静粛性強化(接着剤使用) ③デュアルセンサーブレーキサポートⅡ ④開発スタッフインタビュー(廃止議論の記述含む) ⑤ライバル比較(ダイハツ・ムーヴ、日産デイズ、ホンダN-WGN) ⑥初代~現行6代目の撮り下ろし写真と解説
購入URL https://shop.san-ei-corp.co.jp/shop/g/g505362/
関連リンク https://motor-fan.jp/復刻堂(ハイパーレブ)復刻堂(ニューモデル速報)
発行元 株式会社三栄(本社:東京都新宿区)

以上が本書の要点と発行情報の整理です。ワゴンRの歴史的変遷と最新改良の背景、技術的な中身、開発陣の声を含めてまとめた一冊として、当該分野の記録資料的価値が高いことがうかがえます。

(本記事は株式会社三栄が公表したプレスリリースの情報を基に作成しました。掲載したURLおよびデータは発表時点のものです。)

参考リンク: