国東で初開催Spaceport Fes、国東高が全国へ
ベストカレンダー編集部
2025年12月30日 15:00
国東スペースポート祭
開催日:12月7日
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国東の海辺が一日限りのスペースポートに
2025年12月7日(日)、大分県国東市のくにみ海浜公園で『Spaceport Fes in OITA / KUNISAKI(兼 宇宙甲子園ロケット部門 大分大会)』が開催されました。主催はSpaceport Fes in OITA / KUNISAKI 実行委員会で、一般社団法人九州みらい共創も参画・協力しています。会場には県内外から800人を超える来場者が詰めかけ、地域と次世代をつなぐ一日となりました。
このイベントは「大分・国東を宇宙の玄関口へ!」をテーマに掲げ、大分県で初めて行われた宇宙関連の大型フェスとして位置づけられています。会場は屋外のくにみ海浜公園(大分県国東市国見町伊美3864)で、10:00から16:00まで多彩なプログラムが展開されました。
開催日時・場所・主催などの基本情報
開催日と会場は以下のとおりです。来場者は見学だけでなく、工作や試着などの体験型プログラムにも参加できる構成でした。大会は大分県における宇宙関連の教育・産業連携を意図した取り組みの一環として企画されています。
本プログラムは、地域の自治体や教育委員会、地元企業、学術機関が後援・協力して実施され、宇宙分野への関心を広く喚起することを目的としています。
- 開催日
- 2025年12月7日(日)10:00~16:00
- 会場
- くにみ海浜公園(大分県国東市国見町伊美3864)
- 主催
- Spaceport Fes in OITA / KUNISAKI 実行委員会
- 参画・協力
- 一般社団法人九州みらい共創 他
- プログラム
- 宇宙甲子園ロケット部門(大分大会)ほか体験・展示多数
高校生たちが挑んだ宇宙甲子園ロケット部門の詳細と競技結果
本イベントのメインプログラムは「宇宙甲子園ロケット部門 大分大会」です。事前参加登録をした高校生6チームがエントリーし、各チームが自ら設計・製作したモデルロケットを打ち上げ、指定高度到達の精度とパラシュートによる定点着地、さらにプレゼンテーション能力を競いました。
競技は実技とプレゼンテーションの双方を評価する複合的な形式で、チームワークや設計・製作力、現場での対応力が問われます。競技を通じて、高校生たちは技術的な学びに加えて、発表力やチーム運営の実践経験を積む機会を得ました。
大会参加チームと受賞結果
出場した6チームのうち、上位入賞チームと特別賞の受賞者は以下のとおりです。各チームのメンバー名は大会公式の集計に基づいています。
優勝チームは大分県立国東高等学校の「クローバー・ジェット」で、代表の清成寧々さんら4名で構成されていました。優勝チームには、次の段階である全国大会への出場権が付与されます。
| 賞名 | チーム名(学校名) | チームメンバー |
|---|---|---|
| 優勝 | クローバー・ジェット(大分県立国東高等学校) | 清成 寧々(代表者)、中野 妃菜、瀧石 詩桜、熊田 えむ |
| 準優勝 | マーブル(大分県立大分雄城台高等学校) | 角田 煌太(代表者)、宮野 由詩、工藤 琉太郎、衛藤 大空、八川 世菜 |
| 第三位 | とうもろこし(学校法人扇城学園 東九州龍谷高等学校) | 堀部 彩乃(代表者)、川村 文菜、清水 こころ |
| 特別賞 | ハムハムハム(大分県立国東高等学校) | 仲 実日子(代表者)、貝瀬 結心、酒井 美空 |
優勝のクローバー・ジェットは、2026年2月7~8日に福島県南相馬市で開催される「宇宙甲子園ロケット部門 全国大会」への出場権を獲得しています。さらに、その全国大会で優勝したチームは2026年7月に英国ファンボロで開催される「International Rocketry Challenge (IRC)」に日本代表として派遣される権利が与えられます。
優勝チームのコメントとして、代表の清成寧々さんは「最後飛ばなかったのでダメかと思ったけど、一位になれて本当によかったです。みんなで最後まで協力して、2回目は完璧に作れてよかったです。全国大会頑張ります!」と語りました。チームの表彰後には記念撮影が行われ、参加者と来場者の注目を集めました。
体験型コンテンツと来場者の様子 — 実物に触れるプログラム群
当日は競技大会に加えて、来場者が宇宙を身近に感じられる体験型コンテンツが豊富に用意されました。小中高生や親子連れ、高校生を含む若年層を中心に幅広い年代が参加し、工作や操縦、試着など実体験を通じて宇宙への興味を深める構成になっていました。
体験コンテンツは教育的側面だけでなく、地域の飲食や物販を含むフードマルシェなど地域振興につながる要素も含まれており、会場全体がイベントとしての賑わいを生んでいました。
会場で実施された主な体験・展示プログラム
来場者が参加できた主なプログラムは次のとおりです。屋外での実演や屋内の展示・トークなど、異なる形式で宇宙に親しむ機会が提供されました。
- フードマルシェWithスペース(地元の飲食出店)
- 水ロケット工作&発射体験(子どもから大人まで参加)
- 宇宙服試着体験(写真撮影可)
- ローバー操縦体験(小型探査機の操作)
- ドリームチェイサークラフト展示(模型・プロトタイプ展示)
- ステージトークイベント(関係者・講師による解説)
- スペースダンス(パフォーマンス)
- 企業出展ブース(技術紹介や採用情報など)
なお、当日のダイジェスト動画(ShortVer)はイベント公式サイトなどで公開されています。関連情報は公式ページ(https://spaceportfes.jp/)を参照してください。
地域・企業・教育機関の連携体制と支援体制
本イベントは、一般社団法人九州みらい共創が参画し、地域の自治体や教育機関、企業が連携して実施されました。主催団体の構成や後援、サポーター企業の多様性が示すとおり、官民学が一体となって宇宙分野の人材育成と地域振興を図る取り組みです。
九州みらい共創は「宇宙をテーマにした教育・人材育成が九州の未来を切り拓く鍵である」との考え方を掲げており、鹿児島県肝付町での大会に続き今回の国東でのイベント参加は、九州における宇宙産業エコシステムの形成に向けた一歩として位置づけられます。
主催・後援・サポーターの一覧
この章では、実行委員会の構成や後援・協力団体、サポーター企業を整理して示します。多様な主体の参画がイベントの実施を支えました。
実行委員会の構成には、国東市商工会青年部、国東物産(株)、(一社)九州みらい共創、梅園プロジェクト、大分工業高等専門学校名誉教授、九州工業大学特任准教授などが名を連ねています。
- 後援:大分県、国東市、大分県教育委員会、国東市教育委員会、(一社)Space Port Japan、大分合同新聞社、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送
- サポーター企業(主な企業):
- (株)三菱UFJ銀行
- 日本航空(株)
- 兼松(株)
- (株)日本旅行
- (株)江藤製作所
- FIG(株)
- (株)オーイーシー
- (株)デンケン
- 大分航空ターミナル(株)
- 萱島酒造(有)
- 国東物産(株)
- 宇宙の店((株)BCC)
- 東洋製罐グループホールディングス(株)
- PwC Japanグループ(PwC Japan合同会社)
- NTPホールディングス(株)
- (株)JTB
- 三菱重工業(株)
- 三菱電機(株)
- 国東町金融団(大分銀行・豊和銀行・大分県信用組合)
まとめ:イベントの要点(表形式)
以下の表に本記事で紹介した主要な情報を整理しました。大会の開催概要、競技結果、参加チーム、体験プログラム、主催・後援の情報を一覧で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | Spaceport Fes in OITA / KUNISAKI(兼 宇宙甲子園ロケット部門 大分大会) |
| 開催日 | 2025年12月7日(日)10:00~16:00 |
| 会場 | くにみ海浜公園(大分県国東市国見町伊美3864) |
| 来場者数 | 800人超 |
| 主催 | Spaceport Fes in OITA / KUNISAKI 実行委員会 |
| 参画・協力 | 一般社団法人九州みらい共創 他 |
| 競技結果(上位) | 優勝:クローバー・ジェット(大分県立国東高等学校、清成寧々ほか) 準優勝:マーブル(大分県立大分雄城台高等学校) 第三位:とうもろこし(東九州龍谷高等学校) 特別賞:ハムハムハム(大分県立国東高等学校) |
| 優勝特典 | 2026年2月7~8日:宇宙甲子園ロケット部門 全国大会(福島県南相馬市)出場権。全国大会優勝チームは2026年7月のIRC(英国ファンボロ)出場権。 |
| 主な体験・展示 | フードマルシェ、水ロケット工作&発射、宇宙服試着、ローバー操縦、ドリームチェイサー展示、ステージトーク、スペースダンス、企業ブース等 |
| 公式情報 | https://spaceportfes.jp/(関連情報・ダイジェスト動画等) |
本イベントは、大分県で初めて開催された宇宙関連フェスとして地域と教育、企業が連携し、次世代の実践的な学びと地域振興を結びつけた取り組みでした。優勝チームの全国大会出場と、そこでの結果によっては国際大会への挑戦という道も開かれており、参加した高校生や来場者にとって貴重な経験の場になったといえます。