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2月26日発売 村山由佳『DANGER』戦争とバレエの物語

村山由佳『DANGER』刊行

開催日:2月26日

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村山由佳『DANGER』刊行
どんな話なの?
バレエ団の来日公演を発端に、編集者と記者が世界的振付師の半生を取材する中で、戦前〜戦後の戦争体験と家族史が重なり合う長編小説。芸術と戦争が人々の希望と哀しみを揺さぶる構成です。
発売日はいつで、どうやって買える?
発売は2026年2月26日。四六判ハードカバー、定価2,530円(税込)、ISBN 978-4-10-339953-7。新潮社の公式ページや全国書店、ネット通販で購入可能です。

バレエと戦争が交錯する長編小説「DANGER」の世界

2026年2月26日(木)、新潮社より村山由佳の最新長編小説『DANGER』が刊行されます。本作はバレエという身体表現と戦争という歴史的事実を重ね合わせ、どん底に堕ちてもなお希望を見出そうとする人々を描く物語です。時代設定は1990年代。物語は舞台となるバレエ団の来日公演に端を発し、編集者と記者による取材を通じて過去の断片がつながっていきます。

作品紹介の冒頭には著作権表記として「©中央公論新社」が記されており、作者が自身の家族史と向き合いながらフィクションとして芸術と戦争に挑む姿勢が伝わってきます。バレエに宿る葛藤と、それを取り巻く戦時下の過酷な実態が、物語の主題として深く据えられています。

物語のあらましと登場人物

編集者の水野果耶と記者の長瀬一平は、世界的振付師・久我一臣のインタビューを行い、記事執筆のため彼の半生を辿ることになります。取材は当初、戦前戦後にわたる日本バレエ史の紹介を目的としていましたが、久我が語る過酷な戦争体験は、二人の想像を超えた縁を掘り起こしていきます。

物語には日本に帰化したロシア人ダンサーの悲惨な最期、シベリア抑留中の過酷な日々、従軍看護婦が置かれたおぞましい現実、そしてどんな状況でも抗えない踊ることへの欲求が描かれます。これらのモチーフが重なり合い、芸術と戦争が人々の運命を揺り動かしていく様が細やかに綴られます。

  • 主要登場人物
    • 水野果耶:編集者。久我の半生を取材する。
    • 長瀬一平:記者。果耶とともに記事を執筆。
    • 久我一臣:世界的振付師。戦争体験を語り、過去の断片を開示する。
  • 主題:バレエ、戦争、希望と哀しみ、家族の歴史
  • 時代:1990年代を主軸に、戦前・戦中・戦後の回想が挿入される

著者・村山由佳の歩みと本作に込められた背景

村山由佳は1964年東京都生まれ、立教大学文学部卒。1993年に『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞してデビューしました。以降、『星々の舟』で直木賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞と中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞など多くの文学賞を受けています。

小説作品としては「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、『二人キリ』『PRIZE』『しっぽのカルテ』などを発表しており、エッセイ集に『猫がいなけりゃ息もできない』『記憶の歳時記』があるなど幅広い執筆活動を続けています。家族史として著者の父がシベリア抑留者であったことが、本作における戦争描写の背景にも影響を与えています。

著者名
村山由佳(むらやま・ゆか)
生年・出身
1964年、東京都生まれ
学歴
立教大学文学部卒
主な受賞歴
  • 1993年 小説すばる新人賞(『天使の卵』)
  • 2003年 直木賞(『星々の舟』)
  • 2009年 柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞(『ダブル・ファンタジー』)
  • 2021年 吉川英治文学賞(『風よ あらしよ』)

刊行情報と購入に関する詳細

本作『DANGER』は四六判ハードカバーの造本で、新潮社より刊行されます。発売日は2026年2月26日(木)、定価は2,530円(税込)です。書誌データとしてISBNは978-4-10-339953-7が付与されています。直接の購入や詳細は新潮社の該当ページに案内があります。

出版社が公表した書誌データや紹介文には、作品の主題や登場人物の相互関係、戦争体験の扱い方についての説明が含まれており、作品を手に取る際の指標が明確に示されています。なお、本文中には引用表記として「©中央公論新社」が記載されています。

  1. 出版社:新潮社
  2. 発売日:2026年2月26日(木)
  3. 造本:四六判ハードカバー
  4. 定価:2,530円(税込)
  5. ISBN:978-4-10-339953-7
  6. 公式URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/339953/

購入前に押さえておきたいポイント

注目すべきは、表面的なバレエ描写に留まらず、戦争体験やシベリア抑留、従軍看護婦の現実といった歴史的事実が作品全体の軸となっている点です。村山由佳の私的な家族史と重なる部分があるため、フィクションでありながら現実性の高い重みを感じさせます。

また、本作は編集取材という形式を用いて登場人物の記憶や証言を繋ぎ合わせる構成が採られているため、読み進めるごとに過去と現在が交差し、複数の視点による重層的な物語体験が得られます。読者は芸術の本質、個々人の記憶、歴史の扱われ方について考える契機を与えられます。

刊行概要まとめ

以下は本記事で紹介した『DANGER』の主要情報をわかりやすく整理した表です。書名、著者、発売日、造本、定価、ISBN、出版社、公式ページのURL、ならびに著作権表記を含めています。記事本文で触れた作品の主題や著者の来歴も合わせて参照できるようにまとめています。

項目 内容
書名 DANGER
著者 村山由佳(むらやま・ゆか)
発売日 2026年2月26日(木)
造本 四六判ハードカバー
定価 2,530円(税込)
ISBN 978-4-10-339953-7
出版社 新潮社
公式URL https://www.shinchosha.co.jp/book/339953/
著作権表記 ©中央公論新社

本稿では、村山由佳の新作『DANGER』が提示する物語世界の概要、著者の経歴と受賞歴、刊行に関する具体的な書誌情報を網羅して整理しました。バレエと戦争という二つの大きなテーマが重なり合う本作は、作者の私的背景とも接続しながら、登場人物たちの希望と哀しみを丁寧に紡いでいきます。詳細は出版社の公式ページで確認できます。