LG、CES 2026で“人に寄り添う知性”をCLOiDで体感
ベストカレンダー編集部
2026年1月7日 13:36
LGのCES2026出展
開催期間:1月6日〜1月9日
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「Affectionate Intelligence(人に寄り添う知性)」を掲げたLGのCES 2026出展
LGエレクトロニクスは、CES 2026(現地時間2026年1月6日~9日、米国ラスベガス・コンベンションセンター、ブース番号:15004)で“Innovation in tune with you”をテーマに、家庭、モビリティ、ライフスタイル空間における最新のAI搭載ソリューション群を発表しました。本記事はLG Electronics(韓国・ソウル)が2026年1月6日(PST)に発表したプレスリリースの日本語抄訳に基づく報道です。正式言語は英語であり、英語版が内容・解釈の優先権を持ちます。
LGは単にソフトウェアのAI機能を示すだけではなく、ロボットや家電、車両、テレビなど多様なハードウェアへAIを統合し、状況を「感知(Sense)」、「思考(Think)」、「行動(Act)」する運用モデルを実演しています。展示は来場者が実際に体感できる没入型で、5つのテーマゾーンを通じて同社のビジョンを提示しました。
出展の主旨と展示全体構成
LGの展示は、家庭や移動空間、視聴・エンタメ体験、プレミアム家電に及ぶ幅広い領域でAIをどのように実装しているかを示す構成です。来場者は、AIが実際の環境で感知・判断・実行する流れをデモで確認できます。
展示ゾーンは以下の5つで構成され、各ゾーンごとに具体的な製品・技術デモが用意されました:Living/Ride/Viewing/Entertainment/Mastery in Tune。入口には薄さ約9mmの「LG OLED evo W6」38台で構成された“In Tune”モニュメントを設置し、複数スクリーンが一体となるダイナミックな視覚表現でメッセージを示しています。
Living in Tune:Zero Labor Home(家事からの解放)とロボティクス
Living in Tuneゾーンは、LGが目指すZero Labor Home(家事からの解放)を具体化した展示です。家庭用ロボットやIoT家電、AIサービスが連携する統合エコシステムとして、ユーザーのニーズを予測し家事負担を軽減する仕組みが紹介されました。
本ゾーンの中核にはホームロボット「LG CLOiD™」が設置され、3つの家庭シナリオに基づくデモンストレーションでその動作が示されます。ロボットは物理的な操作能力(指先の器用さや腕全体の動き)とAI連携による環境適応を両立させる設計です。
LG CLOiD™のデモシナリオとThinQ連携
LG CLOiD™は実生活に近い3つのシナリオで動作します。キッチン、リビングルーム、ランドリールームの各場面で機能が紹介され、家事の軽減と日常のサポートを目指しています。
- キッチン:4人家族向けのパーソナライズされた食事プランニング
- リビングルーム:活動的な高齢者の健康状態モニタリングとサポート
- ランドリールーム:衣類の自動管理
LGのAIホームプラットフォーム「ThinQ™」との連携も重要な要素です。ThinQ UPやThinQ Careを通じてホームロボットと家電が協調的に動作し、変化する住民のニーズを理解し対応します。
ロボットアクチュエータ「LG Actuator AXIUM™」
ロボット市場の成長を踏まえ、LGは新ブランド「LG Actuator AXIUM™」を発表しました。これらのアクチュエータはモーター、駆動部、減速機をコンパクトモジュールに統合し、ロボットの関節として機能します。
- 設計と特長
- 軽量かつコンパクトな設計、高効率・高トルクを狙ったプラットフォームとして位置付けられており、家電用モーター設計のノウハウを活かしたコストと性能の最適化を目指す。
- 用途と期待
- 家庭用ロボットやサービスロボットの関節部に適用されることで、機動性と耐久性を両立するコンポーネントとしての活用が期待される。
Ride / Viewing / Entertainment in Tune:モビリティ、スクリーン、ゲーミングとオーディオ
LGはモビリティ領域、視聴体験、エンターテインメント分野においてもAIの統合を進めています。CES会場では車載やディスプレイ、ゲーミング、オーディオといった領域ごとに技術の実運用を提示しました。
モビリティ分野では、LGのSDV(Software Defined Vehicle)に関するビジョンと車内環境のインテリジェンス化を示す実演が行われ、車載エンターテインメント分野での受賞歴(CES 2026でBest of Innovation Award受賞)も紹介されました。
Ride in Tune:車載AIソリューションの3つのコアシステム
LGは車載での没入体験を実現するため、以下の3つのコアシステムを提示しています。それぞれが連携することで個人に最適化された移動体験を提供します。
- モビリティディスプレイソリューション:自動運転中にフロントガラスをディスプレイ化し、リアルタイムの運転情報とMR(複合現実)コンテンツを表示する。
- オートモーティブビジョンソリューション:視線計測、ドライバーモニタリング、インテリアセンシングにより注意レベルと乗員状態を検知し、アダプティブセーフティとパーソナライズされたインタラクションを実現。
- 車内エンターテインメントソリューション:自宅と車のコンテンツをシームレスにストリーミング可能にする仕組み。
これらを統合するデバイス搭載型のマルチモーダル生成AIプラットフォームにより、移動中の個人向け没入体験が強化されます。
Viewing in Tune:次世代テレビとAI強化機能
視聴体験を担う展示では超薄型テレビや新プロセッサ搭載モデル、webOSのAI機能などが紹介されました。LGが展示した製品は高画質とユーザー体験を両立する方向で設計されています。
主な出展製品・技術は以下の通りです:
- LG OLED evo W6:薄さ約9mmのWallpaper Design、Hyper Radiant Color Technologyによる高画質とワイヤレス接続を特徴。
- OLED evo G6 / Micro RGB evo TV:新プロセッサ「α11 AI Processor Gen3」を搭載し、デュアルスーパーアップスケーリング機能で2種類のAIアップスケーリングを同時処理。
- webOSとLG Gallery+:厳選アートや画像表示のサービスとAIコンシェルジュ、AI音声制御を用いた双方向デモ。
α11 AI Processor Gen3はシャープネス向上と自然でバランスの取れた映像表現を実現することを目指します。webOSの自然言語処理やレコメンデーションはコンテンツやデバイス設定管理に活用されます。
Entertainment in Tune:ゲーミングセットアップとxboomオーディオ
Redditとの協業によるゲーミング展示では、LGのワイヤレス有機ELテレビや高リフレッシュレートパネル、AIアップスケーリングによる低遅延ゲーミング性能が実証されました。具体的なセットアップは2種類あり、コンソールゲームとPCゲーム双方に対応しています。
- コンソールゲーム:OLED evo W6とAeroSpeakerを使用
- PCゲーム:UltraGear™ OLED GX9(Dual Mode:5K2K 165Hz/WFHD 330Hz)を使用、AIアップスケーリングで低遅延・高解像度を両立
オーディオ面ではwill.i.amとの共同開発によるxboom製品群を展示しました。製品ラインはステージ向けのLG xboom Stage 501、大型ポータブルのLG xboom Blast、日常使いのLG xboom MiniとLG xboom Rockを含みます。
併設の「The Lab」ではwill.i.amが手掛けたインタラクティブなAIラジオ体験「FYI.RAiDiO」をフィーチャーし、AIホストとの対話やテーマ別ラジオ局でのリアルタイムディスカッションを組み込んだ展示が行われました。
Mastery in Tune:LG SIGNATURE、アクセシビリティとサステナビリティへの取り組み
LGのプレミアム家電シリーズ「LG SIGNATURE」は10周年を迎え、イタリアの高級リビングブランドPoliformとの提携による家具付きインテリア空間で展示されました。高級志向のデザインと先進機能を統合した体験が示されています。
LG SIGNATUREの一部製品にはLLMベースの会話型AIが搭載され、自然言語でのインタラクションやユーザーに合わせた提案が可能とされています。また、Smart InstaView™冷蔵庫は内蔵カメラで収納物を識別し、ThinQ™ Foodによりレシピや代替食材を提案する機能を持ちます(※1、※2)。
キッチン・調理機能のAI化
オーブンレンジにはAIカメラとGourmet AIを搭載し、80種類以上の料理を識別して最適な調理設定を自動選択する機能や、AI Browning機能によりパンの焼き上がりをモニターしてThinQアプリに通知する仕組みが紹介されました。
これらの機能は調理の精度向上とユーザーの手間軽減に資することを目指していますが、応答精度や認識結果はユーザーの入力や食品の配置など条件により変動する旨の注記があります(※1、※2)。
アクセシビリティとESGの取り組み
“In Tune for Everyone”と題した専用展示スペースでは、LGのESGビジョン「Better Life for All」を体現する取り組みとして、誰もが使いやすい設計を目指した「コンフォートキット」と、発達障害のある子ども向けに家電の機能や使い方を理解しやすくする“Easy-to-Read Books”を紹介しました。
また、LGはブランドスローガン「Life’s Good」を掲げる中で、2030年までに2017年比でCO2排出量を50%削減、2050年までに再生可能エネルギーへ完全移行することを公約しています。製品設計やサプライチェーンにおける低炭素化を通じて持続可能な社会への貢献を進める方針が示されています。
展示情報の補足と企業概要
CES 2026でのLG展示は、現地時間2026年1月6日(火)~9日(金)に行われ、ブース番号は15004です。プレスリリースには展示仕様の予告なく変更される可能性がある旨、画像はイメージである旨、社名・製品名等は各社の商標である旨の注意書きが含まれていました。
以下に今回の主要な出展項目と実施期間、関連リンク、会社情報を整理します。公式情報の参照先としてLGのグローバルニュースルームも案内されています。
- 展示期間
- 現地時間:2026年1月6日(火)~1月9日(金)
- 会場・ブース
- 米国ラスベガス・コンベンションセンター(Booth:15004)
- 主な出展物
- LG CLOiD™、LG Actuator AXIUM™、LG OLED evo W6、OLED evo G6、Micro RGB evo TV、α11 AI Processor Gen3、xboom製品群、LG SIGNATURE各モデルなど
- 関連リンク
- https://www.lg.com/global/newsroom/search-result/?hashTag=ces-2026
会社概要(LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社):所在地は〒104-8301 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー15階、設立1981年1月、代表取締役は孫 成周(ソン・ソンジュウ)。事業内容はLGエレクトロニクス製品の日本向け輸入販売および関連サービス提供。公式URLは https://www.lg.com/jp/ です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年1月6日(PST、LG Electronics本社発表)、日本語抄訳発表:2026年1月7日 12:00(LGエレクトロニクス・ジャパン) |
| 展示会 | CES 2026(ラスベガス)、会期:2026年1月6日~9日、ブース番号:15004 |
| テーマ | “Innovation in tune with you” / Affectionate Intelligence(人に寄り添う知性) |
| 主要展示 | LG CLOiD™、LG Actuator AXIUM™、LG OLED evo W6(9mm Wallpaper)、OLED evo G6、Micro RGB evo TV、α11 AI Processor Gen3、LG SIGNATURE(10周年)等 |
| 展示ゾーン | Living/Ride/Viewing/Entertainment/Mastery in Tune(計5ゾーン) |
| 受賞 | CES 2026 車載エンターテインメント部門:Best of Innovation Award(LGの車載ソリューション) |
| ESG目標 | 2030年までに2017年比でCO2排出量50%削減、2050年までに再生可能エネルギーへ完全移行 |
| 企業情報 | LG Electronics Japan Inc. 所在地:東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー15階、設立:1981年1月、URL:https://www.lg.com/jp/ |
注記:(※1)会話型AIの応答精度はユーザーの入力内容や動作条件により異なる場合があります。(※2)内蔵カメラの食品認識結果は食品の種類や配置によって異なる場合があります。なお、本リリースに含まれる仕様や展示内容は予告なく変更される場合があり、画像はイメージです。
本稿はLGエレクトロニクスの発表内容を基にした報道であり、展示物や機能の詳細は将来の正式発表や製品版での仕様により変更される可能性があります。詳細は公式のニュースルームおよび製品発表情報を参照してください。