『椰子の高さ』2/6公開、足摺で描く孤独と再生の旅
ベストカレンダー編集部
2026年1月8日 11:01
椰子の高さ公開
開催日:2月6日
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四国・足摺岬を舞台に描く孤独と再生
株式会社ギークピクチュアズは、中国映画界で撮影監督として長年活躍してきた杜杰(ドゥ・ジエ)監督の長編監督デビュー作、映画『椰子の高さ』の本予告映像と場面写真5点を公開した。本作は2026年2月6日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される予定である。
舞台は日本の四国最南端、足摺岬(あしずりみさき)。美しい自然が広がる一方で、自殺の名所としての側面も持つこの土地で、失ったものを抱えて生きる人々の出会いと再生が静かに紡がれる。物語は、恋人との婚約を目前にして破局した菅元(すがもと)と、愛する人を亡くした持田(もちだ)が出会うところから始まる。
物語の要旨と舞台の描写
ペットショップで働く菅元は、婚約指輪の出来事を機に、予定していた新婚旅行先・足摺岬へひとりで向かう。そこで偶然立ち寄った足摺七不思議のひとつ「地獄の穴」に指輪を落とすという出来事が起点となる。道中で彼女が泊まるはずだった宿の店主・持田と出会い、二人の心に同じ“喪失”の痛みが宿る。
持田はかつて恋人であった写真家・凛(りん)を自殺で失い、その面影を抱えたまま町に留まっている人物だ。二人が言葉を交わし、ゆるやかに時間が動き出すことで、本作は「答えはどこにもない」状況下での小さな前進を描いていく。
- 舞台: 高知県 足摺岬(四国最南端)
- テーマ: 喪失、孤独、再生、偶然の出会い
- 物語の起点: 落とした婚約指輪と地獄の穴
ドゥ・ジエの映像世界――監督・撮影監督としての多面的な役割
杜杰(ドゥ・ジエ)は1976年生まれ、中国出身。2001年に北京電影学院撮影学科を卒業後、撮影監督として数多くの中国大作に参加し、商業面・批評面の双方で評価を重ねてきた人物である。2001年以降に撮影参加した作品は、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭、東京国際映画祭、台湾金馬奨、香港アジア映画大賞、中国金鶏奨など多くの国際舞台で注目を集めた。
本作『椰子の高さ』では長編監督デビューを果たすと同時に、監督・脚本・撮影・美術・編集を自ら手がけ、映像の全体設計を一貫して担っている点が特徴である。2024年にはアメリカ撮影監督協会(ASC)に加入しており、2020年からは日本在住、D•UNION FILMを共同で設立するなど国際的な活動を続けている。
監督の経歴と本作での役割
ドゥ・ジエは撮影監督としての豊富な経験を映像演出に活かし、本作ではカメラワーク・画面構成を通じて日本の風景と人物の内面を繊細に描くことに注力している。長年の撮影監督経験が、色彩設計やフレーミング、被写体の距離感に反映されており、映像美が重要な見どころとなる。
彼が監督・撮影・美術・編集を統括することで、物語の情緒と映像表現が一体化した作品になっている。映画はデビュー作でありながら国際的評価を得ている点も注目に値する。
主要キャスト、予告編の構成と場面写真の見どころ
本作の主演には大場みなみが菅元役、田中爽一郎が持田役を務める。その他、小島梨里杏、渋谷盛太らが物語を構成する主要キャストとして名を連ねる。公開された本予告映像(90秒)は、物語の核心を完全には明かさず、登場人物たちの感情の揺れをジェットコースターの比喩とともに示す演出になっている。
本予告は、菅元が「10、9、8…」とカウントダウンしながら無表情でジェットコースターに乗る場面から始まり、足摺岬の「地獄の穴」を覗き込む印象的なカットが続く。婚約指輪を渡す青木や、謎の女性・凛、旅先で出会う持田といった登場人物たちの断片的な映像が交錯し、各人物の人生が交わる気配を漂わせる構成だ。予告映像は下記リンクから視聴できる。
- 本予告(90秒): https://youtu.be/bB1YHCQDd5A
新たに解禁された場面写真の内容
本予告に合わせ、登場人物たちの重要な瞬間を切り取った場面写真が新たに5点解禁された。これらは人物それぞれの心理や関係性を想像させるカットが中心で、作品理解を深める手がかりとなる。
公開された5点の場面写真は以下の主題にフォーカスしている。
- 菅元(大場みなみ)を捉えた瞬間のカット
- 青木(渋谷盛太)に関するシーンのカット
- 持田(田中爽一郎)を中心とした情景のカット
- 凛(小島梨里杏)にまつわる場面のカット
- 監督杜杰の視点が表れたワークショットや象徴的な構図
これらの写真は、登場人物の感情の機微や、旅先での出会いが引き起こす変化を視覚的に伝える役割を果たしている。
公開・上映情報、国際上映歴、制作クレジットと配給情報
『椰子の高さ』は2026年2月6日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開される。劇場公開に際しては日本全国への拡大上映を目指すクラウドファンディングも実施中である旨が発表されている。公開スケジュールの詳細は公式サイトで随時案内される。
国際的な評価としては、2024年9月に釜山国際映画祭ニューカレンツ部門で初上映され、同年11月には東京フィルメックスでジャパンプレミア上映が行われた。さらに2025年4月にニューヨーク近代美術館(MoMA)共催のNew Directors/New Films Festivalに選出されるなど、海外での上映実績と注目を集めている。
制作・クレジット詳細
本作の主なスタッフおよびキャストは次の通りである。作品の総合的なクレジットは以下に列挙する。
- キャスト
- 大場 みなみ、田中 爽一郎、小島 梨里杏、渋谷 盛太、千賀 健史、田口 敬太、烏森 まど、崔 凱晨、澤 真希、小島 ゆうな、酒瀬川 純一、庄野 広樹、吉田 拓央、浜口 宏樹
- 監督・脚本・撮影・美術・編集
- 杜 杰(ドゥ・ジエ)
- プロデューサー
- 杜 杰、福井 一夫
- エグゼクティブ プロデューサー
- 王 光樂、陳 麗麗
- 協力プロデューサー
- 何 祖杰
- 音楽
- 陳 睦璉
- サウンドデザイン
- 李 哲
- 編集
- 郭 小東
- 録音
- 石寺 健一、清水 雄一郎
- スタイリスト/ヘアメイク
- 章 憶/村木 アケミ、平林 純子、飛田 さおり
- 制作担当
- 酒瀬川 純一
- 配給・宣伝
- ギークピクチュアズ
作品仕様は次の通りである。制作年度は2024年、公開は2026年の予定となっている。
- 制作年: 2024
- 国: 日本
- 色彩: カラー
- フォーマット: デジタル
- 言語: 日本語
- 画面比率: 2.00:1
- 音声: Dolby Digital 5.1
- 上映時間: 99分
公式情報は下記のリンクで確認できる。
- 公式サイト: https://yashinotakasa-movie.com
- 公式X: https://x.com/yashinotakasa/
- 公式note: https://note.com/yashinotakasa
配給会社情報と問い合わせ先、まとめ表
配給・宣伝を担当するのは株式会社ギークピクチュアズ。本社は東京都港区北青山に所在し、代表取締役は小佐野 保。会社は2007年設立で、事業内容は映画・ドラマ・アニメなどの企画制作・配給をはじめ多岐に渡る。
問い合わせ先は以下の通りである。配給・宣伝に関する連絡先と、リリース関連の広報窓口が明示されている。
- 配給・宣伝 問い合わせ先: geek_distribution@geekpictures.co.jp
- リリース関連(広報担当宛)問い合わせ先: pr@geekpictures.co.jp
- ギークピクチュアズ ホームページ: https://geekpictures.co.jp/
以下に、本記事で取り上げた主要情報を表形式で整理する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品タイトル | 椰子の高さ |
| 公開日 | 2026年2月6日(金) よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 |
| 制作年 / 国 | 2024 / 日本 |
| 上映時間 | 99分 |
| 言語 / 画面比率 / 音声 | 日本語 / 2.00:1 / Dolby Digital 5.1 |
| 監督 | 杜 杰(ドゥ・ジエ) — 監督・脚本・撮影・美術・編集 |
| 主演 | 大場 みなみ(菅元)、田中 爽一郎(持田) |
| 主要キャスト | 小島 梨里杏、渋谷 盛太、千賀 健史、田口 敬太、烏森 まど、崔 凱晨、澤 真希、小島 ゆうな ほか |
| 主要スタッフ | プロデューサー: 杜 杰、福井 一夫 / エグゼクティブP: 王 光樂、陳 麗麗 / 音楽: 陳 睦璉 ほか |
| 国際上映歴 | 釜山国際映画祭(2024年ニューカレンツ部門初上映)、東京フィルメックス(2024年ジャパンプレミア)、New Directors/New Films Festival(MoMA共催、2025年選出) |
| 予告映像 | https://youtu.be/bB1YHCQDd5A |
| 公式サイト / SNS | 公式サイト / 公式X / 公式note |
| 配給・宣伝 | ギークピクチュアズ |
| 問い合わせ先 | 配給・宣伝: geek_distribution@geekpictures.co.jp / 広報: pr@geekpictures.co.jp |
以上が公開された本予告映像および場面写真の概要、作品の構成要素や制作・配給情報の整理である。公開にあたっては、予告編や場面写真を通じて登場人物の心情や物語の輪郭が示されており、足摺岬という特異な舞台を背景にした、孤独と再生をめぐる物語が展開される。