1月23日公開『ウォレン夫人の職業』実母娘初共演の見どころ
ベストカレンダー編集部
2026年1月11日 11:09
ウォレン夫人の職業公開
開催日:1月23日
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実の母娘が初共演、主演からのメッセージ動画が日本語版で完成
2026年1月11日 10時12分、カルチャヴィル合同会社より発表されたNTLive上演作品『ウォレン夫人の職業』の日本公開情報に、主演のイメルダ・スタウントンとベッシー・カーターによる日本版メッセージ動画が完成したとの知らせが届きました。作品は1月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで公開されます。
二人は劇中で母と娘を演じますが、実生活でも親子関係にあり、本作が初の共演作となります。英国内での上演時にも注目を集めた演技の掛け合いは、本作の大きな見どころの一つと位置づけられています。写真クレジットはPhoto by Johan Perssonです。
主演二人の経歴と本作での役どころ
イメルダ・スタウントンは映画『ヴェラ・ドレイク』で英国アカデミー賞主演女優賞を受賞し、ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞したほか、演劇界ではストレイトプレイからミュージカルまで幅広く活動し、ローレンス・オリヴィエ賞を5度受賞するなど輝かしい経歴を持つ俳優です。
娘役のベッシー・カーターはギルドホール音楽演劇学校を卒業後、映画、舞台、テレビで活躍。2021年にドラマ『ブリジャートン家』で全米映画俳優組合賞アンサンブル賞ドラマシリーズ部門にノミネートされるなど、実績を重ねています。本作ではウォレン夫人と娘ヴィヴィの激しいやりとりが見られます。
- 出演:イメルダ・スタウントン(代表作:『ヴェラ・ドレイク』『ダウントン・アビー』『ザ・クラウン』)
- 出演:ベッシー・カーター(代表作:『ブリジャートン家』『ハワーズ・エンド』)
- 共演:ケヴィン・ドイル(『ダウントン・アビー』)、ロバート・グレニスター(NTLive『かもめ』)
バーナード・ショーの戯曲としての位置付けと協会の見解
本作『ウォレン夫人の職業』は、ノーベル文学賞受賞の劇作家バーナード・ショーが1893年に執筆した戯曲です。社会問題を鋭く指摘する内容のため、上演禁止となった歴史があり、英本国で真正面から上演できるようになったのは検閲の解除後、1925年になってからでした。
このような背景から、130年以上を経てもなお現代の観客に強い問題提起を行う作品と評価されています。今回、バーナード・ショーに詳しい日本バーナード・ショー協会の前会長・森川寿氏と現会長・大浦龍一氏が本編を試写で鑑賞し、コメントを寄せています。
日本バーナード・ショー協会のコメント(要旨)
森川寿(前会長)は、ウォレン夫人と娘ヴィヴィの関係性について、二人とも働くことを愛している一方で、娘が選べる仕事に対して母が選べる職業は限られていたと指摘しています。社会格差を背景に、母と娘が相反する生き方を選ぶことになり、その葛藤は観客に厳しい判断を突きつけると述べています。
大浦龍一(会長)は、ヴィクトリア朝のシングルマザーであるウォレン夫人の職業が口に出すのがはばかられるものである点、娘ヴィヴィが「新しい女」として苦労知らずに見える点、そして母が単なる哀れな女性ではなく搾取する側に回っているとする見方を示しています。大浦氏は、女性の貧困をめぐる大前提が問題であり、活力ある母娘と比較して周囲の男性たちが小さく見えると評しています。
- 森川寿(日本バーナード・ショー協会前会長)
- 母と娘の葛藤は観客に厳しい判断を迫る。実の母娘の共演が手に汗握る対決を生んでいる。
- 大浦龍一(日本バーナード・ショー協会会長)
- ウォレン夫人は単なる被害者ではなく、困難な選択の中で搾取する側になっている点が問題提起となる。
上映情報、作品概要、関連作の現在の上映状況
本作はNTLiveの上演映像を上映する形で、日本では2026年1月23日(金)より公開されます。全国での上映館リストとあわせ、作品の基本データを以下に整理します。
上映に先立ち完成した主演二人からのメッセージ動画は日本語版として公開されています。併せて予告編も用意されており、NTLiveの日本公式サイトで詳細が案内されています(URLは末尾に記載)。
上映劇場(公開初日以降)
- TOHOシネマズ 日比谷
- 池袋シネ・リーブル
- TOHOシネマズ ららぽーと横浜
- ミッドランドスクエア シネマ
- 大阪ステーションシティシネマ
- 札幌シネマフロンティア
- 熊本ピカデリー
作品データ
| 作 | バーナード・ショー |
|---|---|
| 演出 | ドミニク・クック |
| 上映時間 | 約1時間52分 |
| 出演 | イメルダ・スタウントン、ベッシー・カーター、ケヴィン・ドイル、ロバート・グレニスター |
| 公式HP | https://www.ntlive.jp/mrswarren |
関連上映中作品:ロザムンド・パイク主演『インター・エイリア』
同発表では、ロザムンド・パイク主演作『インター・エイリア』の続映情報も伝えられています。本作は『プライマ・フェイシィ』がヒットした制作陣による問題提起の強いドラマ作品であり、現在一部劇場で好評上映中です。
具体的な上映情報は以下の通りです。
- TOHOシネマズ ららぽーと横浜:1月10日(土)〜1月15日(木) 連日16:45〜
- シネ・リーブル池袋:1月10日(土)〜1月15日(木) 連日10:25〜
- 鹿児島ガーデンズシネマ:1月24日(土)、2月1日(日)の2日限定上映
- 川崎市アートセンター:2月21日(土)〜2月27日(金)
要点を整理した一覧表
ここまでに記載した本作『ウォレン夫人の職業』の主要情報を簡潔にまとめます。公開日、上映時間、出演者、関連リンク、並びに日本バーナード・ショー協会の要旨コメントを表にしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | NTLive『ウォレン夫人の職業』 |
| 公開日 | 2026年1月23日(金) |
| 制作・発表 | カルチャヴィル合同会社発表 2026年1月11日 10:12 |
| 上映時間 | 約1時間52分 |
| 出演 | イメルダ・スタウントン、ベッシー・カーター、ケヴィン・ドイル、ロバート・グレニスター |
| 演出 | ドミニク・クック |
| 主要テーマ | ヴィクトリア朝の女性の労働と選択、母娘の葛藤、社会格差が生む倫理的問題 |
| 日本バーナード・ショー協会の要旨 | 上演禁止の歴史を経た作品で、母と娘の相反する選択をめぐる葛藤が現代にも通ずる問題を提起する点を評価。母は単なる被害者ではなく、選択の結果として搾取する側になっている可能性にも言及。 |
| 公開劇場例 | TOHOシネマズ 日比谷、池袋シネ・リーブル、TOHOシネマズ ららぽーと横浜、ミッドランドスクエア シネマ、大阪ステーションシティシネマ、札幌シネマフロンティア、熊本ピカデリー |
| 関連情報 | 主演二人の日本語版メッセージ動画および予告編あり。公式HP:https://www.ntlive.jp/mrswarren |
以上が本リリースの内容を整理した要旨です。作品は歴史的背景と現代的な視点が交差する演劇映像であり、主演の実母娘による初共演という点や、日本バーナード・ショー協会による解説も加わることで、鑑賞の手がかりが提供されています。上映情報やメッセージ動画、予告編の公開は公式サイトで確認できます。