1/21開幕|改正物流法施行前の最新ロボット&DX
ベストカレンダー編集部
2026年1月14日 17:28
スマート物流EXPO
開催期間:1月21日〜1月23日
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改正物流効率化法がもたらす荷主への新たな責務と期限
2026年4月に施行される改正物流効率化法により、荷主企業には物流統括管理者(CLO)の選任と、サプライチェーン全体にわたる改善義務が課されます。違反があった場合には勧告・公表・命令などの行政措置がとられる可能性があり、企業イメージや取引関係にも影響を及ぼすことが懸念されています。
この法改正の背景には、2024年問題に起因するドライバー不足や残業規制の強化、物流コストの上昇があります。国土交通省と経済産業省は、荷主主導の共同輸送やモーダルシフト、庫内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を政策的に支援しており、荷主側にも能動的な対応が求められています。
荷主に求められる対応の中身
法の施行に際して荷主が取るべき対応は、単なる形式的な選任にとどまらず、サプライチェーン可視化や業務改善の実行体制の整備が含まれます。CLOはデータ連携や改善計画の策定、協力会社との調整などを主導する役割が期待されます。
こうした課題解決の手段として注目されるのが、ロボット導入や倉庫・物流現場のDXソリューションです。現場の省人化、作業効率化、配送最適化など、法令順守と競争力維持の両面で効果が見込まれます。
東京ビッグサイトに最新ロボットとDXが集う――展示会の役割と見どころ
2026年1月21日(水)から23日(金)まで、東京ビッグサイトで「ファクトリーイノベーションWeek 2026」と「第5回 スマート物流 EXPO -物流DX/ロボット/カーボンニュートラル展-」が同時開催されます。主催はRX Japan合同会社で、会期は各日10:00から17:00です。
展示会場では、CLO対応の統合管理ソリューション、庫内自動化・配送最適化の実機デモ、ヒューマノイドロボットの実演などが行われ、制度施行を目前に控えた荷主企業が実際に技術や運用を確認できる機会となります。会場で公開されるデモや製品は、現場での導入・運用を検討する上で具体的な比較材料を提供します。
展示会の規模と同時開催展
本展は同時開催展を含めた出展社数を1,850社、来場者数を92,000名程度と見込んでいます。これにより、物流・製造の各分野から広範なソリューションが一堂に会する構成です。
同時開催展には「第40回 ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展-」や「第18回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」が含まれ、物流・倉庫だけでなく製造や車両技術分野との接点からも最新動向を把握できます。
出展ハイライト:ヒューマノイドから自律搬送、DXソリューションまで
会場では複数のテーマに分かれて技術展示と実機デモが実施されます。ここではプレスリリースで紹介された主な出展カテゴリーと出展企業の製品特徴を具体的に整理します。
以下は各カテゴリごとの展示内容と、プレスリリースで明示された出展企業の製品仕様や期待効果です。会場でデモンストレーションが行われるブースもあり、実運用のイメージを掴みやすい構成になっています。
ヒューマノイドロボット(ファクトリーイノベーション Week 特別企画)
人手不足を受けて、製造・物流現場でのヒューマノイド(人型)ロボットの開発・実装が加速しています。ファクトリーイノベーションWeekでは最新のヒューマノイドを集めた特別企画が組まれ、歩行・運搬・作業のデモンストレーションを実際に撮影できます。
プレスリリースには過去の展示(2025年1月東京展)写真の参照が示されており、今回も“動く現場”を体感できる展示が予定されています。撮影や取材の機会が提供されるため、媒体向けの取材価値も高い内容です。
協働/自律走行搬送ロボットの具体例
改正法で求められる庫内効率化の実現に向けて、人と安全に協働できるロボットや自律搬送ロボットが多数出展されます。以下にプレスリリースに記載された出展製品の概要を列挙します。
- (株)ブリヂストン
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「ゴム人工筋肉」を用いたソフトロボットハンドを展示。繊細なワークを傷つけず柔軟に把持できるため、人と安全に協働しつつ扱うモノに合わせたハンドの都度特注という手間を軽減し、プロジェクトをスムーズに進めることが期待されます。
展示会場で“初お披露目”となる製品が見られる旨が記載されています。
- THK(株)
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ルートテープ不要で悪路搬送に強い次世代搬送ロボットを出展。機体前面のカメラで目印を認識しながら走行し、最大10mmの段差や砂利道、坂道、鉄板、グレーチングといった悪路においても安定搬送が可能と説明されています。
こうした性能は工場や物流センターの屋外・連絡通路での活用を想定したものです。
- ソフトバンクロボティクス(株)
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最大積載量300kgの搬送ロボットを展示。多数のセンサーと360°の障害物回避性能を備え、最小通路幅60cmでの走行が可能という仕様です。従業員と共同作業を行いながら作業負担を軽減し、業務効率化を図る用途が想定されています。
多目的に利用できるオールインワン型のマルチ機能を強調した製品です。
自動化・効率化:CLO支援に直結する“見える化”とDXソリューション
CLO選任義務化に対応するためには、サプライチェーン全体のデータ連携や可視化が不可欠です。展示会では自動倉庫や仕分けシステム、クラウド管理、IoTソリューションなどが出展されます。
プレスリリースに紹介された代表的なソリューション提供企業とその特徴は以下のとおりです。
- (株)アイシン:クラウド型配送管理システムを展示。協力会社の一元管理、遅延の事前検知、スポット便や生産調整時の迅速なリカバリーを実現。独自アルゴリズムで最適配送ルートを提案し、コスト削減とカーボンニュートラルへの貢献をうたっています。
- パナソニック コネクト(株):トラックの実走行速度データを用いた独自アルゴリズムで配車をAI自動化。行先の制約条件を守りつつオーダー変更に柔軟に対応できる点を訴求します。誰でも簡単に最適ルートを作成できるクラウド型ソリューションです。
- BIPROGY(株):画像解析による倉庫の“見える化”ソリューションを提供。監視カメラや専用端末の映像から作業状況や荷物状態をデータ化し、勘と経験に頼る判断を定量化することで積載効率や作業最適化を支援します。将来的には指示の自動化やコスト削減のさらなる実現が見込まれます。
開催概要・取材・来場手続きおよびサポート体制
本展示会の開催概要は以下の通りです。取材や撮影、出展社インタビューの希望に関しては事務局でスケジュール調整が可能とされています。
取材希望者向けに事前に取材対象やテーマの相談も受け付けており、出展ブースでの製品デモンストレーションの撮影手配やインタビュー調整について事務局が対応します。一般来場希望者は所定の登録手続きにより来場可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年1月21日(水) – 23日(金) 10:00 – 17:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| 主催 | RX Japan合同会社 |
| 展示会名 | ファクトリーイノベーション Week 2026 / 第5回 スマート物流 EXPO -物流DX/ロボット/カーボンニュートラル展- |
| 同時開催展 | 第40回 ネプコン ジャパン / 第18回 オートモーティブ ワールド(計含め出展社数 1,850社、来場者数 92,000名見込み) |
| 主な出展内容 | ヒューマノイドロボット特別企画、協働/自律搬送ロボット、倉庫自動化、配送最適化、クラウド/IoT/画像解析による見える化ソリューション等 |
| プレスリリース発行者 | RX Japan合同会社(2026年1月14日 15:10) |
| 公式リンク | https://www.fiweek.jp/tokyo/ja-jp.html?utm_campaign=prtimes_260114&utm_medium=other&utm_source=other |
取材申し込みに関しては、プレスリリース中に「取材 申し込みをする ▶」という案内が記載されています。取材やインタビュー、製品デモの撮影希望がある場合は事務局がスケジュール調整を行う旨が明示されています。一般来場希望者は案内URLから登録手続きを行う必要があります。
| 本記事の要点まとめ | 詳細 |
|---|---|
| 法改正 | 2026年4月施行の改正物流効率化法により、荷主にCLO選任とサプライチェーン改善義務が課される。違反時の行政措置あり。 |
| 背景 | 2024年問題(ドライバー不足・残業規制)と物流コスト高騰。国交省・経産省が荷主主導の施策を推進。 |
| 開催情報 | 2026年1月21日-23日、東京ビッグサイト、主催:RX Japan合同会社、10:00-17:00。 |
| 出展ハイライト | ヒューマノイドロボ特別企画、協働/自律搬送ロボット、クラウド配送管理、AI配車、画像解析による倉庫の見える化等。 |
| 紹介企業・製品 | ブリヂストン(ゴム人工筋肉ハンド)、THK(悪路対応搬送ロボット)、ソフトバンクロボティクス(最大積載300kgロボット)、アイシン(クラウド配送管理)、パナソニック コネクト(AI配車)、BIPROGY(画像解析) |
| 来場・取材 | 出展社インタビューやデモ撮影の手配は事務局で可能。一般来場は事前登録が必要。 |
| 期待される効果 | 庫内省人化、配送最適化、サプライチェーン可視化によるCLO対応と業務改善の加速。 |
本稿では、改正物流効率化法の施行を控えた現状認識と、1月に東京ビッグサイトで開催される展示会における主要な技術・ソリューションの見どころを整理しました。取材や実装検討にあたっては、展示会場での実機デモや出展社への直接取材が、現場導入の具体的な判断材料を得るうえで有益となります。