2/12・13開催 国産木材祭典 モクコレ2026
ベストカレンダー編集部
2026年1月15日 18:38
WOODコレクション2026
開催期間:2月12日〜2月13日
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国産木材の「今」と「ミライ」を五感でたどる展示構成
WOODコレクション(モクコレ)2026は、節目となる第10回を迎え、テーマを「国産木材が切り拓くミライの産業・社会・暮らし」として、東京ビッグサイトにて2026年2月12日・13日の2日間にわたり開催されます。本展示商談会は、建築・建材、家具、日用品などの従来の領域に加えて、宇宙やDXといった最先端分野との接続を強く打ち出す点が特徴です。
今回の会場構成はアトリウムとホールの特設エリアに重点が置かれており、データ可視化や最先端技術、体験型コンテンツを通して国産木材の可能性を多角的に示します。出展予定は全国39都道府県から約320事業者で、入場は無料ですが事前登録制となっています。
アトリウムに集約されたテーマ展示
アトリウムでは、日本の森林と林業の現状をデータで紐解くコーナーから、1本の丸太が製材され製品となるまでの循環を可視化する展示、そして林業DXの最前線を示すコンテンツが並びます。具体的にはドローンによる森林情報解析やAIでの丸太自動認識などの技術紹介が行われ、スマート林業の現状と課題を体験できます。
さらにWOODEX(ウッドクロス)というセクションでは、ヘルスケア、スポーツ、ライフスタイルなど異分野とのクロスオーバーによる木材の新たな活用領域を提示します。これにより木材利用が単なる素材選択を超え、産業や生活の仕組みそのものを変える可能性が示されます。
- Exploring Japan’s Forests:日本の森林・林業の現状を最新データで解説
- 1本の丸太から始まる物語:丸太の流通と加工、製品化のプロセスを可視化
- 林業DX最前線:ドローン、AI等の導入事例を展示
- WOODEX(ウッドクロス):木材と異分野の接点を紹介
ホールでの体験型ゾーンと宇宙素材としての木材展示
ホール内には「創・動・静」の三つの広場が設けられ、来場者が五感で木材の魅力を体感できる仕組みになっています。創の広場では端材や枝葉を用いたものづくり体験(レーザー加工を用いた玩具やアクセサリー作成など、無料)が行われます。動の広場では木製遊具や健康器具を通じて木の機能性を確認できます。
静の広場ではヒノキのおが粉を使った足湯ゾーンやウッドアロマによるリラクゼーションが提供され、木の香りや感触を通じて心身の状態を整える体験ができるよう設計されています。こうした体験は消費者の素材理解を深めると同時に、木材の暮らしへの適合性を実感させます。
- 創の広場
- 端材・枝葉を活用したものづくり体験。レーザー加工等も活用し、玩具やアクセサリー作りを体験(無料)。
- 動の広場
- 木製遊具や健康器具で木の温もりやクッション性を体感。
- 静の広場
- ヒノキのおが粉による足湯ゾーンやウッドアロマのリラクゼーション体験。
また、今回特筆すべき展示として「国産木材×宇宙」が掲げられ、木製人工衛星「LignoSat」の実証プロジェクトに関する紹介が行われます。金属やプラスチックと異なる木材の特性が宇宙利用にどのように活かされ得るか、環境負荷低減や循環型社会との関係性も含めて提示されます。
出展者と注目事例:産業・社会・暮らしをつなぐ具体的取組
出展事業者は全国39都道府県から約320社が予定されており、産業用途から生活領域まで幅広い事例が集積します。ここではプレスリリースで紹介された主要な出展者とその取り組みを具体的に整理します。
出展テーマは「産業のミライ」「社会のミライ」「暮らしのミライ」に分類され、それぞれが持つ技術や視点を通じて国産木材の可能性を提示します。
産業のミライ:DXによる信頼の可視化
株式会社FORESTWORKER(広島県)は、テーマ展示「1本の丸太から始まる物語」をデジタルで具現化する事例として紹介されています。同社の仕組みHIBARINGsは、木1本ごとにIDを付与し、切り株の様子や伐採理由といった背景情報を消費者が確認できる仕組みであり、木材流通の透明性向上を目的としています。
このようなトレーサビリティの導入は、サステナビリティや脱炭素の観点からも重要であり、産業側の信頼性向上や消費者の選択行動に影響を与える可能性があります。
社会のミライ:被災木利用と森林再生
岩手県林業振興課は、令和7年に発生した平成以降国内最大規模の林野火災で生じた被災木の活用を提案します。県や大学の試験研究により、被災木等が健全木と遜色ない強度を示すことが確認されており、利用が復興と森林再生に直結する取り組みが展示されます。
被災木の利活用は地域のレジリエンス向上につながる実践として注目されています。具体的な加工・検査プロセスや活用事例が紹介される予定です。
暮らしのミライ:伝統技術と素材の融合、多摩産材の新たな表現
株式会社富田染工芸(東京都)は、江戸時代から続く着物の手染め技術を木材に応用し、日本で初めて木材に伝統文様を染める技術を発表します。多摩産材を用いたアートウォールなど、伝統工芸と地域資源を融合させた取り組みが暮らしの新しい価値を提示します。
一方、有限会社カネサダ横尾木工所(大分県)は、杉材とアクリルを融合させて光を透過させるハイブリッド集成パネル「虹彩杉」を展示します。木材でありながら光を透過させる特性は、室内空間で木漏れ日のような輝きを作り出す応用可能性を示します。
隈研吾氏によるトークセッションとイベントの運営体制
本展示会では、国産木材活用の拠点であるMOCTIONの開所5周年を記念したトークセッションが設定されています。ゲストに世界的建築家で木材建築の第一人者である隈 研吾 氏を迎え、「木材が創る都市の未来」についての講演と議論が行われます。
当該セッションはメインステージで2026年2月12日(木)14:00~14:45に予定されており、建築や都市デザインの文脈から木材の機能と役割が議論される場になります。隈氏の発言は今回の節目である第10回展示会において重要な指標の一つとなる見込みです。
- トークセッション:隈 研吾 氏(建築家 隈研吾建築都市設計事務所)
- 日時:2026年2月12日(木)14:00~14:45(メインステージ)
- 趣旨:MOCTION開所5周年記念。木材の都市還元と持続可能な社会構築に関する対話
運営は東京都とWOODコレクション実行委員会が主催しており、リアル展とオンライン展を組み合わせたハイブリッド形式で開催されます。オンライン展は2026年1月19日(月)から2月27日(金)まで実施され、来場が難しい層にも情報提供が行われます。
開催概要の整理と要点表
最後に、この記事で取り上げた主な情報を表にまとめて整理します。以下の表は開催日時、会場、出展規模、主催、主要な見どころなどを一目で確認できるように構成しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示会名 | WOODコレクション(モクコレ)2026 |
| テーマ | 国産木材が切り拓くミライの産業・社会・暮らし |
| リアル開催日時 | 2026年2月12日(木)10:00~17:30、2月13日(金)10:00~16:30 |
| オンライン開催期間 | 2026年1月19日(月)~2026年2月27日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト 西1・2ホール、アトリウム(東京都江東区有明3-11-1) |
| 主催 | 東京都、WOODコレクション実行委員会 |
| 出展予定 | 39都道府県、約320事業者 |
| 入場料 | 無料(事前登録制) |
| 主な見どころ | アトリウムのデータ可視化と林業DX、ホールの体験型ゾーン(創・動・静)、木製人工衛星LignoSatの紹介、MOCTION開所5周年記念隈研吾氏トークセッション等 |
| 注目出展者 | 株式会社FORESTWORKER(HIBARINGs)、岩手県林業振興課(被災木利用)、株式会社富田染工芸(木材への伝統文様染色)、有限会社カネサダ横尾木工所(虹彩杉) |
| 関連情報 | 公式サイト https://www.mokucolle.com/、過去リリース(2025年9月12日付、2025年12月23日付)及び関連調査リリースの参照 |
この表は本展示会の主要な要点を整理したものであり、展示内容はデータの可視化や最新技術、体験型プログラム、さらに建築や被災木利用といった具体的な利用事例によって構成されています。リアル展とオンライン展の双方が用意され、参加者はそれぞれの関心に応じて最新の木材活用トレンドや事業マッチングの機会にアクセスできます。