4月21日出展|ミラノで披露するCASA TATSUMURA
ベストカレンダー編集部
2026年1月15日 18:48
CASATATSUMURA出展
開催期間:4月21日〜4月26日
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日本の美術織物がミラノで示す新しい生活空間のかたち
株式会社高島屋(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:村田善郎)と株式会社龍村美術織物(本社:京都市右京区、代表取締役社長:龍村育)は、イタリア・ミラノで開催される世界最大級のデザインイベント、ミラノデザインウィーク2026の会期中に開かれる「フォーリサローネ(FuoriSalone)」へ共同出展します。出展期間は2026年4月21日〜4月26日です。
今回の出展は、龍村美術織物が新たに立ち上げるインテリアブランド「CASA TATSUMURA」のデビューの場であり、高島屋と龍村美術織物が協働して、日本の染織技術や伝統的な美意識をインテリア分野へと展開する試みを国際舞台に向けて発信するものです。出展会場はブレラ地区のMaurizio Baldassari Showroom(所在地:Via Solferino, 14, 20121 Milano)になります。
出展の目的と意義
高島屋は1831年の創業以来、呉服事業を主要な事業の一つとしてきました。呉服催事や美術工芸品の販売・展示を通じて、全国の産地や名匠と連携し、きもの文化や伝統技術の継承に取り組んできた実績があります。
一方、龍村美術織物は1894年の創業以来、古代裂の研究・復元を基盤に「美術織物」という領域を確立してきました。初代から現代の五代まで受け継がれる創作の流れは、帯にとどまらない織物表現の可能性を追求する歴史です。今回の共同出展は、そうした伝統技術と現代の生活空間への転換を図る意義あるプロジェクトになります。
CASA TATSUMURA:ブランドの立ち上げと表現の方向性
龍村美術織物が今回のミラノ出展で発表するのは、インテリアブランドCASA TATSUMURAです。ブランド名には織物の美を生活空間へと移す意図が込められており、龍村家の伝統的な美術織物の技術と現代的なデザインを統合した展開を目指しています。
ブランドのスタート時点でのキーメッセージは「和の躍動 和の解放」です。これは現社長となった五代龍村平藏(現名:龍村育)が掲げるコンセプトであり、呉服に限定されない織物表現を、家具や照明などのインテリア要素へと応用・転換することを目標としています。
制作体制とキープレーヤー
CASA TATSUMURAの立ち上げにあたり、総合プロデューサーには東京と富山を拠点に活動する株式会社エイタブリッシュのクリエイティブディレクター川村明子氏を起用しました。川村氏はインテリアデザイナーとしての経験を背景に、今回発表する家具デザインも手がけます。
家具・照明器具の制作は、国内メーカーであるカリモク家具株式会社および株式会社ワイ・エス・エムが担当します。現地での運営はWesterlies Inc.が行い、総合プロデュース・広報は株式会社エイタブリッシュが担います。この体制により、制作から現地での展示まで一貫した表現が図られます。
- 総合プロデューサー:川村明子(株式会社エイタブリッシュ)
- 現地運営:Westerlies Inc.
- 家具・照明制作:カリモク家具株式会社、株式会社ワイ・エス・エム
- 総合プロデュース・広報:株式会社エイタブリッシュ
ミラノ出展の具体的な概要と会場情報
出展は「フォーリサローネ」会期中の2026年4月21日から4月26日まで、ブレラ地区のMaurizio Baldassari Showroom内で行われます。住所はVia Solferino, 14, 20121 Milanoです。
出展は高島屋と龍村美術織物の共催形式で、CASA TATSUMURAの家具、照明、テキスタイル作品などを展示・発信します。会場プランおよび商品制作に関する監修やアドバイスも行われ、国際的なデザインコンテキストに向けた展示デザインが施されます。
- 出展者
- 株式会社高島屋、株式会社龍村美術織物
- 出展期間
- 2026年4月21日〜2026年4月26日
- 会場
- Maurizio Baldassari Showroom(Via Solferino, 14, 20121 Milano)
- 現地運営
- Westerlies Inc.
- 家具・照明制作
- カリモク家具株式会社、株式会社ワイ・エス・エム
- 総合プロデュース・広報
- 株式会社エイタブリッシュ
出展の期間に関する計画
本出展は単年の試みではなく、2026年から2028年までの3年間にわたりミラノデザインウィークに共同出展を予定
これにより、短期的な展示に留まらず、段階的にプロダクトラインや展示手法を進化させながら、国際的な評価を目指す長期的な取り組みとなります。
歴史的背景と両社の関係性 — 100年を越えるつながり
高島屋と龍村美術織物の関係は深く、1927年に初代・龍村平藏が高島屋で開催した「第1回錦帯作品展」に起源を持ちます。この展覧会を契機に染織上品會が始まり、代々の龍村平藏襲名記念展が高島屋で開催されるなど、約100年にわたり互いに支え合う関係が築かれてきました。
龍村錦帯(たつむらきんたい)は1927年に高島屋で始まった高島屋オリジナルの帯であり、美術織物の最高峰を志すブランドとして昭和・平成・令和と制作が継承されてきました。龍村錦帯は2027年に100周年を迎える予定であり、今回のCASA TATSUMURAの立ち上げとミラノ出展はその記念すべき節目に向けた重要な前段階に位置づけられます。
- 1927年:初代・龍村平藏が高島屋で第1回錦帯作品展を開催
- 以降:染織上品會の始動、襲名記念展覧会などを通じて継続的関係を形成
- 2027年:龍村錦帯ブランド100周年を迎える予定
龍村美術織物の系譜では、初代から五代までの各平藏がそれぞれ異なる表現テーマを掲げ、正倉院裂の復元や海外デザイナーとの協働など多彩な活動を行ってきました。1954年にはクリスチャン・ディオールからの依頼で名物裂など7点を制作した事例もあり、世界的にも独自性の高い技術が評価されています。
展示内容の想定される要素
ミラノの展示では、CASA TATSUMURAとしての家具、照明、テキスタイル作品を中心に展開されます。伝統的な裂の復元技術や織りによる表現を基盤としつつ、現代の住空間に合わせたスケールや機能性を考慮したプロダクトが出展される予定です。
具体的な展示計画や商品ラインナップは総合プロデューサーや制作チームの監修のもとで進められており、ミラノ現地での展示によって国際的な視点での評価が得られることが期待されています。
出展の要点を一目で整理
以下の表は、本出展に関する主要情報を整理したものです。出展の趣旨、期間、会場、参加企業、主要クリエイティブ担当などを含めてまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出展主催 | 株式会社高島屋、株式会社龍村美術織物 |
| 発表ブランド | CASA TATSUMURA(龍村美術織物のインテリアブランド) |
| 出展期間 | 2026年4月21日〜2026年4月26日 |
| 会場 | Maurizio Baldassari Showroom(Via Solferino, 14, 20121 Milano) ブレラ地区 |
| 会期中の位置づけ | ミラノデザインウィーク2026(フォーリサローネ) |
| 現地運営 | Westerlies Inc. |
| 家具・照明制作 | カリモク家具株式会社、株式会社ワイ・エス・エム |
| 総合プロデュース・広報 | 株式会社エイタブリッシュ(総合プロデューサー:川村明子) |
| 関連期間 | CASA TATSUMURAの国際発信を目的に、2026年〜2028年の3年間連続出展を予定 |
| 参考リンク | 高島屋:関連ページ |
本稿では、ミラノデザインウィーク2026における高島屋と龍村美術織物の共同出展計画、CASA TATSUMURAという新ブランドの立ち上げ背景、制作体制、会場情報や両社の歴史的関係について整理して伝えた。出展は2026年4月21日から26日までで、以降2028年までの継続的な国際発信が予定されている。