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2月12日開幕 ベルリン映画祭フォーラムに『チルド』正式出品

『チルド』ベルリン出品

開催期間:2月12日〜2月22日

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『チルド』ベルリン出品
公開はいつなの?
ベルリン国際映画祭での上映は2026年2月12日〜2月22日。劇場公開は「2026年公開予定」とだけ発表されており、正式な全国公開日は公式発表を待つ必要があります。公式サイトやSNSで続報が順次出ます。
どんな映画なの?
コンビニを舞台にした社会批評的ホラーで、世代や労働の歪みを描く作品。岩崎裕介の長編デビューで、染谷将太・唐田えりか・西村まさ彦らが出演し国際映画祭で注目を集めています。

ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品、長編デビュー作が国際舞台へ

株式会社NOTHING NEWが発表したプレスリリース(2026年1月15日 21時46分)によれば、映画レーベル「NOTHING NEW」による実写長編第1作『チルド』(邦題:チルド/洋題:AnyMart)が、第76回ベルリン国際映画祭(Berlinale)フォーラム部門に正式出品されることが決定しました。

第76回ベルリン国際映画祭の開催期間は2026年2月12日(木)から2026年2月22日(日)までです。フォーラム部門は作家性と挑戦性を重視するセクションとして国際的に知られており、今回の出品はNOTHING NEWにとっても、監督・岩崎裕介にとっても重要な長編デビューの機会となります。

映画レーベル「NOTHING NEW」による実写長編第1作『チルド』第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出 画像 2

フォーラム部門の位置づけと評価

ベルリン国際映画祭は世界三大映画祭の一つとされ、観客に開かれた映画祭としても注目を集めています。その中でフォーラム部門は「映画表現の最前線」を提示するセクションとして、作家性や挑戦的な表現を持つ作品を集めることで知られています。

フォーラム部門では独自の評価軸による賞も存在し、カリガリ賞(Caligari Film Award)など革新的な作品を讃える賞が設けられています。近年も日本作品の選出が続いており、三宅唱監督『夜明けのすべて』や想田和弘監督『五香宮の猫』などがフォーラム部門に正式出品されてきました。

フォーラム部門の特長
作家性と挑戦性を重視する選定
国際的な審美眼による注目の舞台
カリガリ賞など独自の賞が設置される
映画レーベル「NOTHING NEW」による実写長編第1作『チルド』第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出 画像 3

コンセプトと制作陣 — コンビニを舞台にした社会派ホラー

『チルド』はコンビニを舞台としたホラー作品です。作品は「コンビニエンスストア」を日本の高パフォーマンス社会を映すミクロコスモスとして描き、その空間に内包される世代や労働の歪みを社会批評的ホラーとして提示する構成になっています。

監督・脚本を務める岩崎裕介は、会話劇を軸に静的で異物感のある演出を得意とする若手作家・演出家です。岩崎監督はこれまでにCMや短編で高い評価を得ており、63rd ACC CREATIVITY AWARDS フィルム部門で自ら監督したCMがグランプリを受賞。2024年に発表した短編『VOID』はロッテルダム国際映画祭やサンフランシスコ国際映画祭などに入選しています。本作が長編映画デビューとなります。

監督・岩崎裕介のプロフィール

岩崎裕介は1993年生まれ、慶應義塾大学文学部卒。2017年に東北新社へ入社し、2019年にディレクターデビューを果たしました。広告界での実績と映画祭での短編の評価を背景に、本作で初の長編監督作を発表します。

岩崎監督は本作について「自身として初の長編で、右も左もわからぬままがむしゃらに作り上げた作品です。本当に俳優部・スタッフの皆様に引っ張り上げてもらって、ここまで来られました。アナーキーで不条理な作品ですが、とびきり高密度・高純度な仕上がりです。そして初めて映像で本音を吐けた気がします、それがベルリンという地でどこまで伝わるのか、楽しみです!」とコメントしています。

キャストとプロデューサー陣、制作情報

主演には染谷将太が名を連ね、唐田えりか、西村まさ彦といった実力派キャストが揃います。染谷は『寄生獣』『爆弾』などで知られ、唐田は『寝ても覚めても』『極悪女王』などで国内外の注目を集めています。西村まさ彦は『古畑任三郎』シリーズをはじめ幅広い作品で活躍してきました。

プロデューサーには林健太郎、下條友里、井上淳が名を連ね、企画・プロデュースはNOTHING NEW、制作プロダクションは東北新社、配給はNOTHING NEWが担います。著作表記は©『チルド』製作委員会(NOTHING NEW・東北新社)です。

  • 出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦
  • 監督・脚本:岩崎裕介
  • プロデューサー:林健太郎、下條友里、井上淳
  • 企画・プロデュース:NOTHING NEW
  • 制作プロダクション:東北新社
  • 配給:NOTHING NEW

キャスト・関係者からのコメント

バルバラ・ヴルム(ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクター)は本作を指して「なんとエキサイティングな長編デビュー作でしょう! 本作は、実力派俳優たちによる多彩な演技、成熟していながら同時に新鮮な演出、そして何より説得力のあるコンセプトによって、私たちの心を強く捉えました」とコメントしています。また、作品を「鏡です。歪んだ鏡です」と評し、新自由主義下の非人道的労働環境への批評性を指摘しています。

染谷将太は今回の出品に対して「ベルリン国際映画祭に出品という嬉しい一報が入りました。ですから急遽情報解禁となります。鬼才溢れる岩崎監督と、悪戯心溢れるスタッフキャストの皆さんと共に、現場を走りきって振り返ってみたら、そこにはジャンルレスなホラー映画が爆誕していました。寒いベルリンの地に『チルド』はお似合いだと思います♡」と述べています。

唐田えりかは脚本を読んだときの興奮と現場での確信を語り、西村まさ彦は作品が「人を『人』としてではなく、『物』として扱ってしまう現代社会の歪み」を静かに鋭く映し出していると述べ、観る側に簡単な答えを与えない挑戦性を指摘しています。

プロデューサーの林健太郎、下條友里、井上淳それぞれが、本作をNOTHING NEWの初の実写長編として位置づけ、関係者への感謝や文化を超えた作品づくりへの意欲を示しました。下條は昨年のベルリンマーケット参加時点では長編が無かった状況を振り返り、今回の出品に感慨を述べています。井上はタイトなスケジュールの中で若きスタッフと俳優を称え、本作が従来のジャンルに回収されない新しい世界観を提示すると表明しています。

NOTHING NEWのこれまでと今後のラインナップ

映画レーベル「NOTHING NEW」は2022年設立以来、短編映画を中心に国内外の映画祭へ作品を送り出してきました。第1作『NN4444』はロッテルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭、サンフランシスコ国際映画祭をはじめ10以上の国際映画祭に選出され、下北沢K2での先行上映は14日間全回満員を記録しました。

2025年には参列型中編ホラー映画『〇〇式』を公開し、41分の中編作品としては異例のヒットを記録しました。NOTHING NEWは“才能が潰されない世の中”を目指して設立され、今後も多様な作家性を持つ作品を国内外に向けて発信する方針です。

公開予定と関連作品

『チルド』は2026年の劇場公開が決定しています。NOTHING NEWの公開待機作品には、初となる長編アニメーション作品『我々は宇宙人』、そして本作のような長編ホラー第1弾『チルド』などが含まれます。

NOTHING NEWの各種公式アカウントやスタジオ公式X、公式LINEには今後の情報や告知が順次掲載される予定です。公式リソースは以下の通りです。

  • 公式サイト: https://nothingnew.ltd/
  • Instagram: https://www.instagram.com/NOTHINGNEW_FILM/
  • X(旧Twitter): https://x.com/NOTHINGNEW_FILM/
  • スタジオ公式X: https://x.com/NN_animation
  • 公式LINE: @nothingnew

ティザー特報は公開されており、視聴は下記URLから可能です。

https://youtu.be/bL3rySqtXGc

要点の整理

以下の表は、本記事で扱った『チルド』およびNOTHING NEWに関する主要情報を整理したものです。各項目はプレスリリースに基づく公表情報を反映しています。

項目 内容
作品名(邦題 / 洋題) チルド / AnyMart
発表元・日付 株式会社NOTHING NEW/2026年1月15日 21時46分
ベルリン国際映画祭 第76回 ベルリン国際映画祭 フォーラム部門(開催:2026年2月12日〜2026年2月22日)
ジャンル・舞台 社会批評的ホラー/コンビニエンスストアを舞台
監督・脚本 岩崎裕介(1993年生、慶應義塾大学文学部卒、CM・短編で受賞歴あり)
主な出演者 染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦
プロデューサー 林健太郎、下條友里、井上淳
企画・制作・配給 企画・プロデュース:NOTHING NEW/制作プロダクション:東北新社/配給:NOTHING NEW
公開時期 2026年 公開予定(劇場)
ティザー特報 https://youtu.be/bL3rySqtXGc
NOTHING NEWの沿革・実績 2022年設立/短編作を多数国際映画祭へ送り出す(例:『NN4444』がロッテルダム等に選出)/2025年に中編『〇〇式』を公開しヒット
公式情報 https://nothingnew.ltd/、Instagram、X、公式LINE

本稿では、NOTHING NEWの初の実写長編『チルド』が第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出された事実、作品のコンセプト、主要な制作スタッフ・キャスト、関係者のコメント、NOTHING NEWのこれまでの歩みと今後のラインナップ、及びティザーの視聴情報を網羅して整理しました。ベルリンでの上映を経て国内外でどのような反応を受けるかは今後の動向となりますが、現時点で公表されている情報は上記の通りです。