1月21日開幕 SCビジネスフェアで再生板紙構法実装ブース
ベストカレンダー編集部
2026年1月18日 06:07
再生板紙構法ブース実装
開催期間:1月21日〜1月23日
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展示会の現場に持ち込まれる「素材の置き換え」──再生板紙構法の意義
スーパーペンギン株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)の出展ブースにて、展示会向けの新しい構法「再生板紙構法」を実際の出展ブースとして試験実装します。発表はスーパーペンギン社によるプレスリリース(発信日時:2026年1月17日 23時10分)。今回の実出展は、2025年12月に東京ビッグサイトでプロトタイプを発表した段階から一歩進め、商業展示会の出展企業ブースとして実装される日本での初事例(同社調べ)です。
再生板紙構法はこれまでの「木工ブースを排除する」対策とは異なり、木工ブースが持つ寸法自由性やデザイン自由性を維持したまま、構成素材を木材から再生板紙へ置き換える発想に基づいています。展示会終了後に廃棄される木材は年間2万トン以上とされており、廃棄量削減に向けた具体的な選択肢として期待されている点が大きな特徴です。
再生板紙構法の技術的特徴と現場適応性
本構法の最大の強みは、職人の作業工程を大きく変えずに導入できる点にあります。素材を単に置き換えることで、従来の施工順序や取り扱い手順をそのまま活かせるため、現場での導入障壁が低く、職人の技能やノウハウを活かした施工が可能です。
外観仕上げは壁紙仕上げを施す予定で、仕上がりは木工ブースと見分けがつかないことが見込まれます。こうした点から、出展者側の視点ではデザインや来場者への印象を損なわずにサステナブルな選択肢を採用できる点が注目されます。
SCビジネスフェア2026での試験実装――会場・ブース構成の詳細
試験実装は、パシフィコ横浜で開催されるSCビジネスフェア2026(会期:2026年1月21日〜23日、10:00〜17:30、最終日は17:00まで)の会場(展示ホールC・D/アネックスホール)で行われます。出展者はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、ブースデザインはSUPER PENGUIN株式会社、出展ブース番号はD5-8です。主催は一般社団法人日本ショッピングセンター協会です。
現時点で社内検討中のブースデザインは模型写真が公開されており、以下の構成で制作する予定です。ブースは通路際に再生板紙製の展示台を3台配置し、背面の壁面は木枠と再生板紙を組み合わせたハイブリッド形式で構成します。木枠を残すことで構造面の安心感を維持しつつ、表層や大部分のパネルを再生板紙で置き換える設計です。
会場で確認できる具体的な要素
来場者はブース周辺で以下の点を実物として確認できます。外観は壁紙仕上げのため従来の木工ブースと見分けがつかない仕上がりを目の当たりにでき、設営手順や撤去時の取り扱い感も近いことが想定されます。
- 通路側に配置された再生板紙製の展示台(3台)
- 背面壁面のハイブリッド構成(木枠+再生板紙)
- 全体の仕上げは壁紙貼りで、外観は従来の木工ブースと同等
なお、素材には再生板紙を供給する日本化工機材株式会社との協業が背景にあり、材料特性・製造面での連携によって実装が可能となっています。
取材ポイント・コスト課題・企業の取り組み
メディア向けの取材ポイントは主に3点提示されています。まず第一に、今回の「新構法」が木材廃棄量ゼロを目指す“素材の置き換え”である点。第二に、見た目は従来通りでありながら基本構成素材だけを変えることで職人の作業工程をほとんど変えずに導入できる点。第三に、CCC社による正式採用が、実証段階から普及段階へ移る第一歩となる可能性がある点です。
一方で現状の課題も明確に示されています。再生板紙素材は防炎処理工程が必要なため、現状では木工ブースと比べてコストが約1.5倍になる見込みです。スーパーペンギン社は、このコスト課題は展示会業界内での需要拡大と生産・処理の効率化により改善が進むと見ています。
メディア向け3つの注目点(詳細)
- 日本初の出展企業ブースでの実装
プロトタイプ発表から商業展示会での実装へ移行する点。エコプロ2025(東京ビッグサイト、2025年12月)で公開されたプロトタイプを踏まえ、リアルな商業展示会で採用される点が注目されます。
現場での採用実績が示されることで、他の出展者による追随が期待されます。
- 見た目を変えずに素材を置き換える手法
職人の工程をほとんど変えずに導入できるため、施工現場への負担が少ない点がメリットです。
壁紙仕上げにより、来場者の体感として従来の木工ブースと違いを感じさせない点がポイントです。
- 一社の採用から業界全体への波及可能性
CCC社の正式採用は、再生板紙構法が「実証」段階を越え「普及」段階へ移る契機と位置づけられます。
業界全体で木材廃棄量削減に向けた新たな選択肢としての定着可能性に注目が集まります。
スーパーペンギンと代表・竹村尚久の取り組み、イベント概要の整理
代表の竹村尚久はこれまで展示会の設営・撤収を目の当たりにする中で、毎回大量に廃棄される木材に強い問題意識を持っていました。再生板紙構法は、再生板紙素材を製造する日本化工機材株式会社との出会いを契機に生まれた発想であり、約2年前から実践が始まっています。
竹村の説明によれば、本構法はブースの見た目や作り方を変えずにサステナブルな素材を用いる点が特徴で、職人の業務負担を増やさず普及への道筋を作ることを目標としています。スーパーペンギンは賛同企業と連携しながら普及を目指しており、今回のCCC社採用はその取り組みを前進させる事例となります。
SCビジネスフェア2026 開催情報
以下はイベントの開催概要です。取材や来場を検討する際の確認事項として整理しています。
- 会期
- 2026年1月21日(水)〜23日(金)10:00〜17:30(最終日は17:00まで)
- 会場
- パシフィコ横浜 展示ホール(C・D)/アネックスホール
- 主催
- 一般社団法人日本ショッピングセンター協会
- 出展者
- カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(ブース番号:D5-8)
- ブースデザイン
- SUPER PENGUIN株式会社
スーパーペンギン 会社概要と代表プロフィール
以下はスーパーペンギンの会社情報と代表・竹村尚久のプロフィールの要点です。取材や業務連携の際の参照情報として整理しています。
| 商号 | SUPER PENGUIN 株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 竹村 尚久 |
| 設立 | 2005年6月2日 |
| 所在地 | 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-10-50 SEED 花房山 405 |
| TEL | 03-6417-4497 |
| 事業内容 | 展示会ブースデザイン・プロデュース、展示会集客セミナーの企画・開催 |
| HP | https://www.superpenguin.jp/ |
竹村は来場者心理を起点とした空間デザインを得意とし、展示会における集客設計や出展サポートを行ってきました。また、著書『展示会ブースデザイン/人を集める105の手法』に続き、2作目『展示会ブースデザイン/人を集める105の手法 PENGUIN METHOD(ペンギンメソッド)ポイントブック』を2025年10月15日に刊行しています。
本記事のまとめ表
以下の表は、本記事で触れた主要項目を整理したものです。イベント情報、出展者・制作体制、技術的ポイント、課題を分かりやすく一覧にしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元・日時 | スーパーペンギン(プレスリリース)/2026年1月17日 23時10分 |
| 実施イベント | SCビジネスフェア2026(パシフィコ横浜)/2026年1月21日〜23日 |
| 出展者/ブース番号 | カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(ブース番号:D5-8) |
| ブースデザイン | SUPER PENGUIN株式会社(通路側に再生板紙展示台3台、背面は木枠+再生板紙のハイブリッド予定) |
| 技術的特徴 | 木工ブースの形状を維持しつつ素材を再生板紙に置き換え、職人の工程をほとんど変えずに導入可能。壁紙仕上げで外観は木工と同等。 |
| 課題 | 防炎処理工程が必要で、現状コストは木工比で約1.5倍。 |
| 背景・目的 | 展示会で発生する木材廃棄量削減(年間2万トン規模)を目指す素材置き換えの試み。 |
| 素材協力 | 日本化工機材株式会社(再生板紙の供給) |
| 問い合わせ・詳細 | SUPER PENGUIN 株式会社/https://www.superpenguin.jp/ TEL:03-6417-4497 |
本稿はスーパーペンギンのプレスリリースの内容を整理・展開したものであり、SCビジネスフェア2026会場では実物のブースが確認できます。取材希望や追加資料の要望についてはスーパーペンギン社への問い合わせが案内されています。