1月27日発売|ペキンパー&レオーネ ポスター集500点超
ベストカレンダー編集部
2026年1月21日 11:39
両監督ポスター集発売
開催日:1月27日
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ペキンパーとレオーネ──“男の世界”を刻んだポスター群
株式会社トゥーヴァージンズ(東京都千代田区)が2026年1月27日(火)に刊行する『サム・ペキンパー&セルジオ・レオーネ オリジナル映画ポスターの世界』(編著:井上由一)は、映画監督としてのデビューからそれぞれ65年を迎えるサム・ペキンパーとセルジオ・レオーネの仕事を、当時のオリジナル映画ポスターを中心に再検証するビジュアルブックである。刊行日は地域により異なる場合があるが、2026年1月27日発売としてアナウンスされている。プレスリリースは株式会社トゥーヴァージンズより2026年1月21日10時00分に発表された。
サム・ペキンパーは『ワイルドバンチ』『わらの犬』『ゲッタウェイ』『ガルシアの首』『戦争のはらわた』など、セルジオ・レオーネは『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『ウエスタン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』などで映画史に強い足跡を残した。2026年は両監督のデビュー65周年であると同時に、クエンティン・タランティーノが生涯ベスト1に挙げる『続・夕陽のガンマン』製作60周年にも当たる年にあたり、両者の作品世界を振り返るには象徴的な時期である。
掲載作品と主題の総覧
本書は、両監督の代表作のみならず脚本や原案として関わった作品も含め、幅広くポスターを収録している。掲載点数は500点以上に及び、ポスター本体のほか映画館で掲示されたロビーカードや宣伝用スチールなどの貴重な宣材も多数紹介される。西部劇やマカロニ・ウェスタンに関心のある読者はもちろん、映画美術やヴィンテージポスターを対象とするコレクターにとっても価値ある資料集である。
以下に本書の中面に収録された作品を列挙する。これらは本書で取り上げられる主要な映画タイトルであり、各作品のポスター表現を通じて二人の監督が提示した「男の生き様」が浮かび上がる構成になっている。
- 『ワイルドバンチ』
- 『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』
- 『ゲッタウェイ』
- 『ガルシアの首』
- 『戦争のはらわた』
- 『荒野の用心棒』
- 『夕陽のガンマン』
- 『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』
- 『ウエスタン』
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
収録ポスターの特徴と貴重資料の数々
本書に収録されたポスター群は、単にイメージを並べた図版集ではない。各国で制作・掲示されたオリジナル版を世界各地から厳選してまとめることで、地域ごとのデザイン的な違いや同一作品の多様な表現方法を比較できる編集が行われている。例えば、スティーブ・マックイーン主演『ゲッタウェイ』の日本版特大サイズや、クリント・イーストウッド出演『続・夕陽のガンマン』のイタリアでのワールドプレミア掲出用ポスターなど、入手が難しい資料も含まれている。
ポスター以外にも、映画館ロビーで用いられたロビーカード、宣伝用スチール写真、キャッチコピーや当時の宣伝文句といった二次資料も掲載されており、当時の映画宣伝の文脈を読み解くための資料性が高い。作品ごとのポスター表現には、デザイナーの意匠、印刷技術、配給側の宣伝戦略が反映され、時代を越えて残るビジュアルの力を確認できる。
注目資料の具体例
本書で特に注目される収録資料としては、以下のようなものが挙げられる。いずれも希少性と視覚的迫力を併せ持つもので、図版としての保存価値が高い。
- 『ゲッタウェイ』日本版特大サイズポスター
- 『続・夕陽のガンマン』イタリアでのワールドプレミア掲出用ポスター
- 世界各国版の『ウエスタン』ポスター(クラウディア・カルディナーレの姿を含む)
- 劇場用ロビーカードおよび宣伝用スチール類
巻末には映画研究家・セルジオ石熊氏による解説も収録されており、図像を鑑賞するだけでなく、作品史・宣伝史的な観点からも読み解くことができる構成になっている。
寄稿者の推薦コメントと編集体制
刊行にあたり、映画業界で活躍する編集者、キュレーター、配給会社の関係者から推薦コメントが寄せられている。田野辺尚人氏(『映画秘宝』編集代行)、馬場祐輔氏(鎌倉市川喜多映画記念館)、宮田生哉氏(クレプスキュール フィルム)の三氏によるコメントは、本書が提示するヴィジュアルの力と歴史的価値を改めて位置付けるものである。
編集は井上由一(いのうえ・よしかず)が務めている。井上氏は1973年生まれで、大学時代から映画業界に入り、配給会社や広告代理店での勤務経験を経て現在も外国映画の配給事業に携わる。映画ポスターコレクターとしての活動も長く、諸外国のオリジナル版を収集し、アメリカ・ヨーロッパを中心に各国のディーラーやコレクターとのネットワークを構築してきた。
寄稿者コメント(全文)
以下に、プレスリリースで紹介された三名のコメントを原文のまま掲載する。コメントは順不同。
- 田野辺尚人氏(『映画秘宝』編集代行)
- 昭和の時代、映画のポスターはシネコンに溢れかえるCGレタッチのツルツル絵面じゃなかった。街角の立て看板にぶっきらぼうに貼られた銃を構えた男たちの印刷は埃に塗れていたけれど誇りに満ちていた。『ワイルドバンチ』に『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』、ペキンパーとレオーネ。カッコいい映画を作る男のカッコいいポスターの本。じっと見ていると血が沸き立つ男たちの姿、カッコいいんだ。
- 馬場祐輔氏(鎌倉市川喜多映画記念館)
- ビル・ゴールドのデザインしたポスターがどれも素晴らしい!『エクソシスト』『許されざる者』など、背と影をメインにしたポスターをいくつも手掛けているが、極めつけは『ワイルドバンチ』だろう。挿し込まれるスチル写真はどれも荒々しく壮絶、しかしこのシルエットたちは嵐の前の静けさ。そして、惹句──「変わりゆく大地に生きる、変わらない男たち。足並み揃わず、場違いで、そして完全に時代遅れの男たち」。崩壊と覚醒の時代に生まれた傑作をまさしく一枚の紙の上に表している。
- 宮田生哉氏(クレプスキュール フィルム)
- サム・ペキンパーとセルジオ・レオーネ──数々の傑作を通して「男の世界」を極限まで研ぎ澄ませた二人の映画作家が生み出した熱と美学が、本書には凝縮されている。当時、映画館のロビーや街角を彩ったオリジナル映画ポスターが世界各国から一堂に集結した本書は、まさに輝きを放つアートブックだ。スティーヴ・マックイーン主演『ゲッタウェイ』や、クリント・イーストウッドの「ドル三部作」に代表されるポスター群の迫力は言うまでもない。しかしとりわけ心を打たれたのは、先日この世を去ったクラウディア・カルディナーレの雄姿を堪能できる『ウエスタン』の世界各国版ポスターの充実ぶりである。その存在感、美しさ、そして時代を射抜くまなざしに、あらためて息をのんだ。映画ポスターは「映画の顔」であり、同時に時代の記憶でもある。井上由一氏の編著によって、その記憶がこれほど鮮やかに、これほど力強く甦ることに、深い感謝と敬意を抱かずにはいられない。
刊行情報と入手方法の要点(まとめ表あり)
書籍の基本情報は以下のとおりである。定価、仕様、ISBN、発行元といった流通上の情報を明記することで、書誌的な参照が容易になっている。発売日は2026年1月27日(火)だが、地域によっては発売日に差異が生じる場合がある点に留意されたい。
書籍の入手はトゥーヴァージンズの公式オンラインストア「OTONARI」や、一般のオンライン書店、実店舗での販売が想定される。Amazonの販売ページも用意されており、購入情報はAmazonの商品ページ(https://www.amazon.co.jp/dp/4867910767/)から確認できる。また、発行元である株式会社トゥーヴァージンズの公式サイトおよび公式X(@twovirginspb)でも刊行情報が案内されている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 『サム・ペキンパー&セルジオ・レオーネ オリジナル映画ポスターの世界』 |
| 編著 | 井上由一(いのうえ・よしかず) |
| 定価 | 4,400円(本体4,000円+税) |
| 仕様 | A4/並製/208頁/オールカラー |
| ISBN | 978-4-86791-076-4 |
| 発売日 | 2026年1月27日(火)※発売日は地域によって異なる場合があります |
| 発行 | 株式会社トゥーヴァージンズ(東京都千代田区) |
| 総掲載点数 | 500点以上(ポスター、ロビーカード、宣伝用スチール等を含む) |
| 中面収録作品 | 『ワイルドバンチ』『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』『ゲッタウェイ』『ガルシアの首』『戦争のはらわた』『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』『ウエスタン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』ほか |
| 販売サイト | Amazon販売ページ、トゥーヴァージンズ公式サイト(https://www.twovirgins.jp/)、公式オンラインストア「OTONARI」 |
| 公式SNS・グループ | トゥーヴァージンズ公式X:@twovirginspb、トゥーヴァージンズグループ:https://twovirgins-group.com/ |
以上の表は本記事で触れた主要情報を整理したものである。本書は両監督の作品世界をオリジナルの宣材を通じて再提示するコレクターズブックとして位置付けられ、ビジュアル史料としての価値に加え、宣伝史や映画史の一側面を可視化する役割が期待される。書誌情報や収録内容、推薦コメントは本文にあるとおりであるため、購入や研究、鑑賞の際の参照資料として活用できる。