第4回MME賞|観たいのに観れなかった映画に投票
ベストカレンダー編集部
2026年1月21日 15:29
MME賞投票受付
開催期間:1月21日〜1月31日
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働く女性の「観れなかった悔しさ」を可視化する映画賞の狙い
特定非営利活動法人 映画業界で働く女性を守る会(Support for Women in the Film Industry/swfi、代表理事:SAORI)は、第4回「観たいのに観れなかった映画賞 ~いやぁ、時間がなくて~(MME賞)」を開催しており、現在オンライン投票を受付中です。プレスリリースは2026年1月21日14時01分に発表されました。
本賞は、映画館で観たかったが仕事や子育てなどの都合で観に行けなかった映画に投票する、働く女性を対象とした参加型の映画賞です。発表によれば投票締切は2026年1月31日(土)、結果発表は2026年3月31日(火)を予定しています。リリースページのURLは次の通りです:https://swfi-jp.org/posts/news/4th_mmeawards/。
開催趣旨と背景──映画館利用の実態とジェンダー視点
MME賞は、映像業界で働く女性たちが「映画が好きで業界に入ったのに、忙しすぎて映画館に行けない」という皮肉的な現実から生まれました。そうした“観れなかった悔しさ”を可視化し、投票と対話を通じて映画館と働く女性の距離を問うことを目的としています。
近年の調査では、過去1年間に映画館で映画を観た人は国内で約36%にとどまるというデータ(クロス・マーケティング調査 2025)があります。テレビ放送や動画配信サービスで映画を楽しむ人が多数を占める中、結婚や出産などのライフステージの変化で時間を確保しにくくなる女性を中心に映画館利用が難しい状況が示されています。こうした状況を踏まえ、MME賞は業界内外の女性の事情を可視化する役割を担っています。
投票資格の拡大と参加実績
MME賞は当初、映像業界で働く女性を中心に開催されてきましたが、「映画館と距離ができているのは映像業界の女性だけではない」という意見を受け、投票資格を業種を問わず『すべての働く女性』へ拡大しました。昨年(第3回)は367名が参加しています。
この変更により、業界の外側にいる働く女性の実情も取り込むことで、業界全体へ向けた示唆に富むデータを蓄積することが狙いです。MME賞は「最初から女性だけでつくる映画賞」としての立ち位置を保ちつつ、より広い女性層からの投票を集める仕組みを採っています。
投票を調査データにする仕組みと利活用
MME賞では、単に作品への支持を集めるだけでなく、投票時に「どういった環境であれば映画館に行けたか」という設問を設けています。この設問で得られるデータは、上映時間や託児の有無、仕事の都合など、観客が映画館に足を運べない理由を具体的に示します。
得られたデータは映画館・興行側にとっても観客ニーズを知る貴重な資料となり得ます。興行収益が向上すれば、映画制作現場の環境改善や雇用の安定につながる可能性があり、結果として「子育てしながら働ける映像業界を創る」というswfiの目標達成に寄与すると位置づけられています。
- 投票締切:2026年1月31日(土)
- 結果発表:2026年3月31日(火)予定
- 投票形態:オンライン投票(リリースページ参照)
- 投票対象:全ての働く女性(業種不問)
投票で集める主な設問とデータ項目
投票フォームには作品名に加え、「観に行けなかった理由」として具体的な項目を設けています。これにより、単なる興味関心ではなく時間や制度面の障壁を数値化することが可能です。
主な項目は以下の通りです。これらの集計結果は報告書として公開され、業界関係者や興行側へフィードバックされます。
- 上映時間が合わなかった
- 託児・子連れでの観賞が難しかった
- 仕事の都合で劇場に行けなかった
- その他の生活上の都合(交通、体調等)
授賞式と監督との意見交換会の役割
MME賞では上位作品の監督を招いた意見交換会を実施しており、その様子をレポートとしてウェブサイトに公開してきました。授賞式は単なる受賞コメントに留まらず、制作側と観客側の働き方や子育て中のスタッフへの配慮など、労働環境に関する率直な対話の場として位置づけられています。
この対話の記録は、映画作品そのものを評価する範囲を超えて、映画を取り巻く環境に光を当てるというMME賞の特徴を端的に示します。参考として第2回の第2位作品「怪物」(是枝裕和監督)との意見交換レポートが公開されています。
- 意見交換会のテーマ
- 映像現場における働き方、子育て中のスタッフとの向き合い方、業界特有の矛盾(映画を作る側自身が映画を観られない)等
- 公開形式
- レポートをWEBサイトにて公開
賞そのものの目標設定
swfiはMME賞の最終的な目標を「この映画賞が無くなること」に置いています。これは、働く女性が映画館を利用しやすい環境が整備され、もはや『観たいのに観れなかった』という声自体が生じなくなる状態を目指すという意味です。
具体的には、まず「すべての働く女性が年に1度は映画館で映画を楽しめる」環境を実現することを第一段階の目標として掲げ、さらに多数の働く女性が観たい映画を複数本映画館で観られるような労働環境への改善を目指しています。
主催団体の概要と問い合わせ先、添付資料について
主催団体のswfiは「子供を育てながら働ける業界にしたい」という思いから2020年1月8日に設立されました。女性が抱える課題を共有しながら労働環境の改善を目指す活動を行っています。団体情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 団体名 | 特定非営利活動法人 映画業界で働く女性を守る会(Support for Women in the Film Industry. swfi) |
| 代表理事 | SAORI |
| 設立日 | 2020年1月8日 |
| URL | https://swfi-jp.org |
| お問い合わせ | E-mail: info@swfi-jp.org |
プレスリリースには画像素材とPDFの添付資料がある旨の案内が含まれており、プレスリリース内で使用されている画像ファイルをダウンロードできると記載されています。資料はプレス向けの素材として用意されています。
本リリースに記載された呼称のうち、口語的表現の「観れなかった」は、劇場に足を運べなかった悔しさを表すために協議のうえ意図的に使用している旨も明示されています。
要点の整理(本文で触れた内容のまとめ)
以下の表は、本記事で取り上げた第4回MME賞に関する主要事項を整理したものです。投票期間、目的、主催、問合せ先、集めるデータ項目などを一覧にしています。記事の締め括りとして、本文で提示した事実関係を簡潔に示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞名 | 第4回「観たいのに観れなかった映画賞 ~いやぁ、時間がなくて~(MME賞)」 |
| 発表日時(本リリース) | 2026年1月21日 14時01分 |
| 投票締切 | 2026年1月31日(土) |
| 結果発表 | 2026年3月31日(火)予定 |
| 投票対象 | すべての働く女性(業種不問) |
| 昨年参加実績 | 367名(第3回) |
| 主催 | 特定非営利活動法人 映画業界で働く女性を守る会(swfi) |
| 代表理事 | SAORI |
| 設立日 | 2020年1月8日 |
| URL | https://swfi-jp.org |
| 問い合わせ | E-mail: info@swfi-jp.org |
| 目的 | 働く女性の『観れなかった』事情を可視化し、映画館利用を促すためのデータを集め、労働環境改善につなげること |
| 投票で集める主な項目 | 上映時間、託児の有無、仕事の都合、その他生活上の都合等 |
| 特徴 | 女性だけでつくる参加型映画賞。監督との意見交換会を通じて労働環境や制作現場の実情に光を当てる。最終目標は賞が不要になること |
以上が、第4回「観たいのに観れなかった映画賞」に関するプレスリリースの要旨と詳細情報の整理です。投票や詳細はリリースページを参照のうえ、問い合わせは上記の連絡先へ行ってください。