Clover日本導入は9月、三井住友カードがFiservと提携
ベストカレンダー編集部
2026年1月21日 15:43
Clover日本提供合意
開催日:9月1日
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三井住友カードとFiservの合意 — 発表の背景と基本情報
三井住友カード株式会社は2026年1月21日 11時00分に、決済および金融テクノロジーのグローバルリーダーであるFiserv, Inc.(ファイサーブ)との戦略的業務提携について基本合意したと発表した。三井住友カードの本社所在地は東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 CEOは大西 幸彦である。
本提携は日本の中小事業者市場を対象に、Fiservがグローバルで展開する店舗向けデジタルソリューション『Clover』を活用し、キャッシュレス化と店舗運営のデジタル化を同時に支援するオールインワンソリューションを国内で展開することを目的としている。発表資料では、Fiservの日本市場参入は同年1月時点で初めてであることが明示されている(2026年1月 三井住友カード株式会社からFiserv, Inc.へ聴取)。
基本合意の意義と関係社の役割
今回の基本合意により、三井住友カードはCloverの決済端末およびデジタルソリューションを日本の中小事業者向けサービスとして展開する。FiservはCloverのプラットフォームや端末を提供し、三井住友カードは日本市場向けにカスタマイズを行い共同で提供することが示されている。
また、決済機能は次世代決済プラットフォーム『stera』のネットワークを通じて提供される。steraはGMOペイメントゲートウェイ株式会社およびビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社と構築したものであり、セキュリティ面を含む品質面で高い水準を確保することが明記されている。
- 発表日時
- 2026年1月21日 11時00分
- 主な関係者
- 三井住友カード株式会社(代表 大西 幸彦)、Fiserv, Inc.
- 日本市場での役割分担
- Fiserv(Clover)の技術提供、三井住友カードによる国内導入とカスタマイズ、決済はsteraネットワーク経由
Cloverの機能と日本での提供予定
Cloverは世界各国で展開され、クレジットカードやデビットカードだけでなく電子マネーやQRコード決済など多様な決済方式に対応するオールインワン端末およびクラウドベースの店舗運営プラットフォームである。Fiservは100か国以上で展開し、600万以上の加盟店にサービスを提供していると報告されている。
日本向けサービスの正式な仕様や価格、導入方法などは現在両社で準備中であり、サービスリリースは2026年秋を予定している。詳細は決定次第、別途発表される。
Cloverの主な特徴
Cloverは決済機能にとどまらず、POS機能や顧客管理、レポート、注文・予約管理など店舗運営に必要な機能を一体で提供する点が特徴である。クラウドで統合されたハードとソフトの連携により、端末の売上データはリアルタイムでダッシュボードやアプリに反映される。
提供されるハードウェアは据え置き型、モバイル型、デスクトップ型、キオスク型(無人機)など店舗業態に応じた複数形態が用意されており、店頭での運用方法に合わせた導入が可能である。
- 対応決済種別: クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード等
- 端末形態: 据え置き型、モバイル型、デスクトップ型、キオスク型
- 店舗運営機能: POS(販売管理)、レポート・分析、従業員管理、注文・予約、顧客管理(CRM)
- リアルタイム連携: 端末の売上がWebダッシュボードやスマートフォンアプリへ即時反映
- 拡張性: オープンAPIを通じた外部サービス連携(デリバリー、会計ソフト、EC、マーケティングツール等)
海外では400を超える業務支援アプリがCloverのアプリマーケットで利用可能であり、店舗は必要な機能を必要な時に追加できる。日本での連携アプリ群やパートナーの選定については両社が調整中で、導入時点の対応可否は別途発表される予定である。
Trunkとの融合で実現する店舗DXと中小事業者支援
本提携では、Cloverの店舗DX機能と三井住友カードが提供する金融サービス『Trunk』を融合させることで、中小事業者向けの「真のオールインワンソリューション」を提供することを目指す。対象となる領域は口座・決済・経理・資金繰り支援など、企業経営に直結する金融インフラである。
背景には、キャッシュレス化とデジタルサービスの普及により複数サービスを併用する結果、管理が煩雑化している現状がある。これに対し、決済・レジ・POS・予約・注文・在庫管理・売上管理などを一元化する需要が高まっている。
TrunkとCloverが提供する具体的な機能
プレスリリースでは、TrunkとCloverの組合せによって以下の三領域でのサービス検討が進められると明記されている。
- 経営の見える化: 新端末のダッシュボードを通じて売上、人件費、日次決算などの情報を可視化し迅速な経営判断を支援する。
- 提案型ファイナンス: 売上予測を基にした将来債権ファクタリングや、繁忙期には自動で与信枠を拡張し閑散期には返済負荷を下げるビジネスカード等の新たなファイナンス商品を提供することが検討されている。
- 金融・決済コストの削減: Trunkとの同時申込による初期費用の無料化、振込手数料の減免、口座残高に応じた端末・システム利用料や加盟店手数料の引き下げ等の施策が検討されている。
これらは個別のサービス利用では得られない統合的な効果を期待するものであり、店舗経営の効率化と資金面での柔軟性強化を両立する狙いが示されている。
提携の要点整理と今後のスケジュール
以下の表は、本記事で取り上げた提携の主要項目を整理したものである。プレスリリースに含まれる情報を網羅的にまとめているため、今後の発表内容やサービス提供時の仕様確認に役立つ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年1月21日 11時00分 |
| 合意当事者 | 三井住友カード株式会社(代表 大西 幸彦)とFiserv, Inc. |
| 対象市場 | 日本の中小事業者市場 |
| 主要ソリューション | Clover(決済端末・POS・注文・予約・CRM等)およびTrunk(口座・決済・経理・資金繰り支援) |
| 決済ネットワーク | 次世代決済プラットフォーム「stera」を通じて提供(GMO-PG、Visaと構築) |
| グローバルな背景 | Fiservは100か国以上で事業、600万以上の加盟店にサービス提供。Cloverは米国やオーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ等で展開 |
| 導入予定時期 | 2026年秋(日本でのサービスリリース予定。詳細は別途発表) |
| 期待される効果 | 店舗業務の集約化、経営の見える化、提案型ファイナンスの提供、金融・決済コスト削減 |
| 備考 | Fiservの日本市場参入は2026年1月時点で初との聴取結果あり。日本でのサービス仕様やパートナー連携は調整中 |
この記事では、三井住友カードとFiservの基本合意に基づく提携内容と、その狙い、CloverおよびTrunkの主要な特徴、決済ネットワークの構成や今後のスケジュールまでを整理して伝えた。今後、両社から提供される正式なサービス仕様や導入条件の発表が行われる予定であり、それらの情報に基づき導入検討や運用準備が可能となる。