ヤマハ新エレクトーン『ELS-03』が2/21発売
ベストカレンダー編集部
2026年1月21日 16:44
ELS-03シリーズ発売
開催日:2月21日
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エレクトーンSTAGEAの新たな旗艦、『ELS-03シリーズ』の登場
ヤマハ株式会社は、エレクトーン「STAGEA」シリーズの新製品として『ELS-03シリーズ』を2026年2月21日(土)に発売すると発表しました(発表日:2026年1月21日 15:17)。同社のエレクトーンは1959年の発売以来、上・下・ペダルの3段鍵盤を用いて一人でメロディ、ハーモニー、リズムを表現できる楽器として進化を続け、これまでに全世界でおよそ500万台以上を販売してきました。今回の『ELS-03シリーズ』は、そうした歴史を受け継ぎつつ、最新の操作系と音響設計により表現の幅をさらに拡張するモデル群です。
新シリーズは、演奏者のインスピレーションをその場で音に変えることを目指して設計されており、直感的な物理スライダーや進化したアフタータッチ、多彩なオルガンサウンド、演奏者中心の新音響システムといった要素を備えています。本稿では発表内容を網羅的に整理し、各モデルの違い、価格、発売日、主要仕様まで具体的に紹介します。
新たな操作系と表現機構――ライブエクスプレッションとアフタータッチ
『ELS-03シリーズ』の中心的な新機能の一つが「ライブエクスプレッションコントロール」です。スライダー、エクスプレッションペダル、フットスイッチを組み合わせて音色やリズムを多彩に変化させ、演奏中に繊細なニュアンスから大胆な音の変化までをリアルタイムに表現できます。スライダーは今回初搭載の物理的なつまみを採用しており、9本のスライダーをドローバーとして扱うことでビンテージ・オルガンのような音作りも可能です。
もう一つの大きな進化点はアフタータッチ機能です。「クラスX」搭載の新開発FSX-i鍵盤はポリアフタータッチを採用しており、1鍵ごとのアフタータッチ検出により、アコースティック楽器的な繊細な表現や、シンセ的な個性的な音色変化を細かくコントロールできます。アフタータッチにより音量・音質・ビブラートなどを演奏中に自在に変化させられるため、より演奏者の感性が音に反映されます。
ライブエクスプレッションコントロールの構成
ライブエクスプレッションコントロールは複数の入力デバイスを組み合わせて動作します。今回の搭載要素は以下の通りです。
- 9本の物理スライダー(スライダーアサイン可能、ドローバー操作対応)
- エクスプレッションペダル(アサイナブル)
- セカンドエクスプレッションペダル(アサイナブル)
- フットスイッチ(左/右、アサイナブル)
- アサイナブルフットペダル(1:SUSTAIN、2:VOLUME)
これにより演奏中に瞬時に音色やリズムを変化させることができ、演奏表現の自由度が高まっています。
FSX-i鍵盤とポリアフタータッチの効果
FSX-i鍵盤は、「クラスX」モデルに採用された鍵盤で、ポリアフタータッチ機能を備えています。これにより1鍵ごとにアフタータッチを検出でき、弦楽器や管楽器的ニュアンス、あるいはシンセのモジュレーション的効果をより細かく表現できます。
仕様上の補足として、アフタータッチは鍵盤を押さえた後にさらに深く押すことで音量や音質を変化させる機能であり、演奏者の感性を直接的に音に反映させる役割を担います。
サウンド設計と新音響システム:VCMオルガンとパフォーマーセントリックサウンド
音源面では、ヤマハが独自に開発したVCMオルガン音源が注目されます。VCM(Virtual Circuitry Modeling)技術により、ビンテージ機材の音の仕組みを部品レベルで詳細に解析し、デジタルで忠実に再現。トーンホイール方式のビンテージオルガンの持つ立ち上がりや余韻、ロータリースピーカー風のエフェクトまで再現されています。
また、新たな音響設計として導入された「パフォーマーセントリックサウンド」では、パネル上に独立して配置されたツイーターとスコーカー、足元のウーファーからなる3way構成のスピーカーシステムを採用。演奏者の位置に向けて最適化された音場を形成し、音の表情や定位感の細部まで把握できるようになっています。
VCMオルガンの特徴と運用
VCMオルガン音源は、ビンテージオルガンを構成する各部品(トーンホイール、フィルター、アンプ等)の動作特性をシミュレーションすることで、本格的なオルガンサウンドを再現します。9本のスライダーはドローバーとして機能し、演奏者は音の構成要素を直接操作できます。
これにより、オルガン本来の音の立ち上がりや細かなビブラート、ロータリーエフェクトなどを演奏表現に組み込むことが可能になっています。
ラインアップ、価格、発売日、グレードアップの情報
『ELS-03シリーズ』は大きく2つのラインアップで構成されています。表現力の最高峰を追求した「クラスX」と、進化した演奏性能を手頃に楽しめる「クラスG」です。加えて、クラスGからクラスXへ移行できるグレードアップユニットが用意されています。
発売日はすべて2026年2月21日(土)で、モデルごとの希望小売価格は下表のとおりです。グレードアップユニットのうちELSU-M03Xは価格が未定で、発売は2026年秋を予定しており、価格は後日製品サイトにて案内されます。
| 品名 | クラス | 品番 | 希望小売価格 | 発売日 |
|---|---|---|---|---|
| ヤマハ エレクトーン STAGEA | クラスX | ELS-03XF | 1,980,000円(税込) | 2月21日(土) |
| ヤマハ エレクトーン STAGEA | クラスX | ELS-03XR | 1,353,000円(税込) | 2月21日(土) |
| ヤマハ エレクトーン STAGEA | クラスX | ELS-03X | 1,100,000円(税込) | 2月21日(土) |
| ヤマハ エレクトーン STAGEA | クラスG | ELS-03G | 825,000円(税込) | 2月21日(土) |
グレードアップユニット
クラスGユーザーが将来的にクラスX相当の表現力を得られるよう、グレードアップユニットが用意されています。製品と価格、発売日は以下の通りです。
- ELSU-V03XF
- 希望小売価格:1,430,000円(税込)/発売日:2月21日(土)
- ELSU-B03XR
- 希望小売価格:39,600円(税込)/発売日:2月21日(土)
- ELSU-M03X
- 希望小売価格:未定(※)/発売日:2026年秋予定(※価格は後日製品サイトにて案内)
主要仕様の比較と製品の差異
ここでは主要な仕様をモデル別に比較した表を示します。各モデル共通で搭載される要素やモデルごとの違いを確認できます。表中の数値や仕様は発表時点の情報です。
なお、詳しい追加仕様や細部の挙動についてはヤマハの製品サイトを参照するよう案内されています(リンク:https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/keyboards/electone/els-03-series/)。
| 項目 | ELS-03G | ELS-03X | ELS-03XR | ELS-03XF |
|---|---|---|---|---|
| 音源 | AWM、ORGAN(VCM/AWM) | AWM、ORGAN(VCM/AWM)、VA | AWM、ORGAN(VCM/AWM)、VA | AWM、ORGAN(VCM/AWM)、VA |
| 鍵盤(上/下/ペダル) | 49鍵/61鍵/20鍵 | 49鍵/61鍵/20鍵 | 49鍵/61鍵/20鍵 | 49鍵/61鍵/25鍵 |
| 鍵盤種 | FSX鍵盤 | FSX-i鍵盤 | FSX-i鍵盤 | FSX-i鍵盤 |
| アフタータッチ | 上鍵盤、下鍵盤 | 上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤 | 上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤 | 上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤 |
| ポリアフタータッチ | – | 上鍵盤、下鍵盤 | 上鍵盤、下鍵盤 | 上鍵盤、下鍵盤 |
| レジストレーションメニュー | 703 | 763 | 763 | 763 |
| プリセットボイス数 | 1,697(AWM) | 1,697(AWM)+94(VA) | 1,697(AWM)+94(VA) | 1,697(AWM)+94(VA) |
| プリセットリズム数 | 1,009(メトロノーム含む) | 1,009(メトロノーム含む) | 1,009(メトロノーム含む) | 1,009(メトロノーム含む) |
| スライダー | 9(アサイナブル)、スライダーアサイン | 9(アサイナブル)、スライダーアサイン | 9(アサイナブル)、スライダーアサイン | 9(アサイナブル)、スライダーアサイン |
| 液晶画面(メイン) | 9インチTFTカラー液晶(1,280×720)タッチパネル | 9インチTFTカラー液晶(1,280×720)タッチパネル | 9インチTFTカラー液晶(1,280×720)タッチパネル | 9インチTFTカラー液晶(1,280×720)タッチパネル |
| アンプ出力 | (10W+15W+50W)×2 | |||
| スピーカー | 2.5cm×2、8cm×2、16cm×2(3way構成) | |||
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 幅1,228mm、奥行643mm、高さ957mm(譜面板を立てたとき1,134mm) | 幅1,228mm、奥行643mm、高さ957mm(譜面板を立てたとき1,134mm) | 幅1,225mm、奥行594mm、高さ982mm(キーカバーを開けたとき1,275mm) | 幅1,225mm、奥行1,011mm、高さ1,020mm(キーカバーを開けたとき1,313mm) |
| 本体質量 | 73.4kg(譜面板を含む) | 74.8kg(譜面板を含む) | 97.9kg | 119.1kg |
この表から、クラスXとクラスGの主な差分は鍵盤種(FSX-iの有無)、ポリアフタータッチ対応、VA音源の搭載、ペダル鍵盤のスケールや質量に現れていることが確認できます。また、ELS-03XFは25鍵ペダルを備える最上位仕様となっています。
まとめ:発表内容の要点整理と参照情報
以下は本稿で取り上げた『ELS-03シリーズ』の主要項目を整理した要約表です。発売日、価格、主要機能、アップグレードユニットの情報を網羅しています。情報は発表日現在のものであり、価格や仕様の詳細は製品サイトの案内に従ってください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ヤマハ エレクトーン STAGEA ELS-03シリーズ(クラスX/クラスG) |
| 発表日 | 2026年1月21日 15:17(ヤマハ株式会社発表) |
| 発売日 | 2026年2月21日(土) |
| ラインアップ | クラスX(ELS-03XF/ELS-03XR/ELS-03X)/クラスG(ELS-03G) |
| 主な新機能 | ライブエクスプレッションコントロール(9本スライダー、エクスプレッションペダル等)、ポリアフタータッチ搭載のFSX-i鍵盤(クラスX)、VCMオルガン音源、パフォーマーセントリックサウンド(3wayスピーカー) |
| 価格(希望小売・税込) | ELS-03XF:1,980,000円、ELS-03XR:1,353,000円、ELS-03X:1,100,000円、ELS-03G:825,000円 |
| グレードアップユニット | ELSU-V03XF:1,430,000円、ELSU-B03XR:39,600円、ELSU-M03X:価格未定(発売2026年秋予定) |
| 参考リンク | 製品サイト(ヤマハ)/発表リリース |
| 備考 | 本稿内の仕様・価格は発表日現在の情報。以降変更される場合あり。 |
以上が『ELS-03シリーズ』の発表内容と主要仕様の整理です。詳細な機能説明や追加仕様、アクセサリ情報は製品サイトおよび発表リリースを参照してください。