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森トラストが3億円出資、映画『禍禍女』2/6公開で観光強化

『禍禍女』公開

開催日:2月6日

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『禍禍女』公開
森トラストは何に出資したの?
森トラストは映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」に3億円を出資しました。資金だけでなく保有するホテルや建物をロケ地提供するなど、コンテンツと観光を結びつける狙いがあります。
この出資で何が変わるの?
映画制作とホテル・観光資産を連携させ、公開作品によるロケツーリズムや宿泊需要の喚起を目指す動きが加速。地域誘客と海外展開の両面で波及効果が期待されます。

森トラストが映画ファンドに出資、地域観光の“ソフト”強化に舵を切る

森トラスト株式会社は、映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ(ケーツーピーフィルムファンドファースト)」に対して、3億円の出資を行いました。契約締結日は2025年12月26日であり、出資の正式発表は2026年1月22日11時00分に行われています。

今回の出資は、単に資金を提供するだけにとどまらず、森トラストがこれまで取り組んできたホテル開発や地方誘客施策とコンテンツ産業を連携させる取り組みの一環です。保有するホテルや歴史的建造物をロケ地として提供するなど、ハード面での資産とコンテンツ制作というソフト面を組み合わせることで、新たな観光需要創出を目指します。

出資企業
森トラスト株式会社
運営ファンド
K2P Film Fund Ⅰ(運営者:株式会社K2 Pictures)
出資額
3億円
契約締結日
2025年12月26日
森トラスト 観光需要喚起へ映画ファンドに出資 画像 2

K2P Film Fund Ⅰの狙いと今後公開予定作品の詳細

K2P Film Fund Ⅰは、グローバル市場を視野に入れたコンテンツ制作と海外展開を積極的に行うことを目標に設計された映画製作ファンドです。ファンドは才能あるクリエイターの支援、制作体制の強化、配給や海外マーケットへの展開を念頭に置いています。

本ファンドから初製作作品として公開を予定している映画は、芸人・ゆりやんレトリィバァが初めて映画監督に挑戦する『禍禍女(まがまがおんな)』で、公開日は2026年2月6日(金)です。作品情報はK2 Picturesの該当ページ(https://k2pic.com/film/mmo)にて案内されています。

投資対象と公開予定作品
ファンド名 K2P Film Fund Ⅰ
運営会社 株式会社K2 Pictures
森トラストの出資額 3億円
契約締結日 2025年12月26日
今後公開予定の作品 『禍禍女』(公開:2026年2月6日)
  • 『禍禍女』:芸人・ゆりやんレトリィバァ初監督作品。公開日2026年2月6日。
  • その他のラインアップ:K2 Picturesは原作・藤本タツキ×監督・是枝裕和の『ルックバック』(2026年公開予定)など、大きな話題作の製作にも着手。
森トラスト 観光需要喚起へ映画ファンドに出資 画像 3

コンテンツ産業と観光の接続点:期待される効果と具体的な取組

森トラストは長年にわたり都市部・地方でのホテル開発を通じて観光需要の喚起に取り組んできました。2026年はホテル事業開始から50周年を迎える節目でもあり、同社はハード面の投資に加えて、コンテンツによる誘客力の強化が必要であると位置付けています。

映像コンテンツは制作過程や公開後にロケ地巡り(ロケツーリズム)として地域に新たな来訪動機を生み出す資源となります。森トラストは保有するホテルや歴史的建造物のロケ地提供に協力する方針であり、コンテンツと観光資源の連携で地域経済の活性化を図る構想です。

  1. 地域誘客の強化:映画や映像作品によるロケツーリズムの誘発。
  2. 体験価値の向上:歴史的建造物の保存・活用による特別な滞在体験の提供。
  3. 国際発信力の向上:海外展開を視野に入れたコンテンツ制作により、訪日外国人の関心を拡大。

また、コンテンツ産業の規模に関するデータとして、海外売上は2023年で約5.8兆円に達しており、政府が策定した「新たなクールジャパン戦略」では2033年の海外売上高目標を20兆円としています。この背景を踏まえ、森トラストはコンテンツ産業への投資を観光戦略と結びつける意義を強調しています。

森トラスト 観光需要喚起へ映画ファンドに出資 画像 4

各社のコメントと企業概況

出資に関して、K2 Pictures代表取締役CEOの紀伊宗之氏は、才能あるクリエイターとともに世界市場で戦うためには日本映画のファイナンスモデルを世界水準に引き上げる必要があるとし、本ファンド立ち上げの趣旨を説明しました。森トラストとの協議を通じて、日本の魅力や価値を最大化する取り組みに共感し、パートナーとしての連携に期待を示しています。

森トラスト代表取締役社長・伊達美和子氏は、コンテンツが観光にもたらす影響を具体的な事例(静岡県伊東市や長野県軽井沢町など)を挙げて説明しました。森トラストがホテル事業を通じて持続可能な観光価値を創出する観点から、K2 Picturesのコンテンツ制作と人材育成への取り組みに共感している旨を表明しています。

株式会社K2 Pictures 概要
本社:東京都目黒区。代表取締役:紀伊宗之。事業開始:2023年8月。
2024年5月、カンヌ国際映画祭期間中にファンド立ち上げを発表。公式サイト:https://k2pic.com/。
森トラスト株式会社 概要
本社:東京都港区。代表取締役社長:伊達美和子。
事業:不動産事業、ホテル&リゾート事業、投資事業(国内・海外)。保有施設:国内外52棟(ビル・住宅・商業施設、2025年3月時点)、36か所のホテル・リゾート(2025年12月時点)。公式サイト:https://www.mori-trust.co.jp/。

両社のコメントを通じて示されたのは、単なる資金供給に留まらない「価値の共創」です。K2 Picturesのクリエイティブな制作力と森トラストの地域資産や運営ノウハウを結び付けることで、国内外の観客にアピールできるコンテンツ制作と、それを起点とした観光波及効果を図ります。

まとめ:出資の要点と今後の注目点を表で整理

以下に、本記事で取り上げた出資の要点および関連情報を表で整理します。これにより、本ファンドへの出資が持つ意味や、関係各社の立ち位置、公開予定作品などを一覧で把握できます。

項目 内容
出資者 森トラスト株式会社
運営ファンド K2P Film Fund Ⅰ(運営:株式会社K2 Pictures)
出資額 3億円
契約締結日 2025年12月26日
初製作公開作品 『禍禍女』(まがまがおんな)/公開日:2026年2月6日/作品情報:https://k2pic.com/film/mmo
その他注目作品 『ルックバック』(原作:藤本タツキ、監督:是枝裕和、2026年公開予定)
森トラストの事業規模(参考) 国内外52棟のビル・住宅・商業施設(2025年3月時点)、36か所のホテル・リゾート(2025年12月時点)
関連する産業データ(参考) コンテンツ産業の海外売上:2023年 約5.8兆円、政府目標:2033年に20兆円

森トラストの投資は、資本参画という側面だけでなく、保有資産を活かしたロケ地提供や観光動線の設計、地域に根差した体験価値の創出を視野に入れています。K2 Pictures側はグローバル市場での競争力強化とクリエイター支援を掲げており、両社の連携による具体的な成果が公開作品とロケツーリズムを通じて注目されることになります。