成城学園、AI講師/AI助手で進路指導を個別最適化
ベストカレンダー編集部
2026年1月22日 17:26
AI進路支援受賞
開催日:11月16日
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成城学園が示した進路指導の新たなかたち — コンテスト受賞の背景
株式会社DOU(本社:東京都、代表取締役:石部達也)が提供する生成AIツール「AI講師」「AI助手」を活用した成城学園中学校高等学校(東京都世田谷区)の取り組みが、「学校現場のAI活用実践コンテスト2025」の児童生徒支援部門においてベストプラクティス賞を受賞しました。プレスリリースは2026年1月22日17:00に株式会社DOUから公表されています。
本コンテストは一般社団法人教育AI活用協会(所在地:東京都港区、代表理事:佐藤雄太)と小学館の教育情報サイト編集部が主催し、学校現場における生成AIの活用事例を共有し教育の質向上に資することを目的として開催されました。最終審査会は2025年11月16日(日)にオンラインで実施され、全国からの46件の応募から選ばれた9組のファイナリストが発表しました。
審査の観点とファイナリストの選出
審査は「授業実践」「児童生徒支援」「校務改善」の3部門で行われ、教育的効果、創意工夫、再現性、生成AIの適切な活用といった観点から評価されました。
成城学園の発表は研究部長の都築則幸氏が行い、進路指導における個別最適化の実現と教員の業務負担削減の両立が高く評価され、受賞に至りました。
なぜ進路指導にAIが必要だったのか — 現場が抱える課題と目的
多くの高校では進路指導が教員個人の経験ややり方に依存しやすく、支援の質が教員によってばらつくという問題が生じています。成城学園も同様の課題を抱えており、すべての生徒に継続的かつ質の高い支援を提供するための仕組みづくりが求められていました。
以下に本取り組みで想定された具体的な課題を整理します。
- 生徒側:進路決定の手順や行動が分からず、活動や経験を整理できないまま面接で自己表現が難しいケースがある。
- 教員側:生徒の学習状況や課外活動を継続的に把握することが難しく、推薦文や指導要録作成時に情報収集からやり直す必要がある。
- 校務面:記録が紙や個人メモに分散し、学年をまたぐ情報引き継ぎが困難である。
- 全体:指導が担任教員の経験やスタイルに依存し、面談の進め方や助言の内容にばらつきが出る。
こうした課題を踏まえ、成城学園はAIとデータを活用して属人化を防ぎつつ、個別最適化された進路支援を全生徒に提供することを目標に設定しました。
実践の中身 — キャリアパスポート、AI講師、AI助手の連携
本取り組みでは、テスト結果、進路希望調査、オープンキャンパス参加後アンケート、探究学習や課外活動の記録といった多様な生徒データを、DOUが提供する「キャリアパスポート」でデータ化・一元化しています。Googleフォームでの回答が自動的にキャリアパスポートに連携される仕組みを採用し、運用負担を抑えながら継続的なデータ蓄積が可能です。
蓄積されたデータは生徒向けのAI講師と教員向けのAI助手に連携され、進路指導のさまざまな場面で活用されます。取り扱う生徒データは個人を特定できる情報をマスキングした上でAIに接続する運用を採っています。
AI講師(生徒向け)の機能と役割
AI講師は生徒一人ひとりと対話しながら、蓄積されたデータをもとに自己理解を深める支援を行います。具体的には興味・関心や強みに応じた進路検討のサポート、面接練習の土台づくり、身上調書作成のための言語化支援などを担います。
この結果、生徒は自身の経験や考えを整理し主体的に進路を考える環境を得ることができ、面接や書類での一貫性の向上が期待されます。
AI助手(教員向け)の機能と役割
AI助手は教員の業務を支援するツールとして、生徒情報の整理・可視化、指導要録や推薦文作成の支援を行います。日常的に散在する記録を集約・整形することで、情報収集に要する工数を削減し、教員が生徒と向き合う時間を確保しやすくします。
これにより、教員の経験や個別の指導スタイルに依存しない、安定した進路指導の提供が可能になります。
成果と運用のめざす姿、関連情報
本実践により期待される効果は次の通りです。生徒はAI講師を通じて面接練習や身上調書対策に主体的に取り組むことができ、教員はAI助手を用いて効率的に指導要録や推薦文の作成を行えるようになります。これらは属人化を抑えることで、すべての生徒に対して一定水準の支援を継続的に提供する体制づくりにつながります。
運用計画としては、探究学習や課外活動などのデータ蓄積を継続し、時間軸で生徒の成長過程を捉えることを重視しています。さらに、合格者データや進路決定プロセスを後輩指導に活用することで、学校の資産としての継承を図ります。2年、3年と継続して運用することで、持続可能なキャリア支援体制の構築を目指しています。
ウェビナーと問い合わせ先
本取り組みに関連して、DOUは下記のウェビナーを予定しています。ウェビナーではChatGPTを活用したキャリア教育・支援事例や具体的な運用方法が紹介され、教育機関の担当者や教育関連事業者を対象としています。
- 開催日時
- 2026年1月28日(水)13:00〜14:00(オンライン/参加無料)
- 対象
- 大学・短期大学・専門学校・高校のキャリアセンター担当者・教員、塾・スクール等の教育関連事業者
- 申込ページ(例)
- https://dou-careerpassport-261.peatix.com/view
- その他ウェビナー情報
- https://dou-careerpassport7.peatix.com/view
本件に関する問い合わせ先は以下の通りです。
- 会社名:株式会社DOU(旧:株式会社PitPa)
- 担当:山崎
- E-mail:info@dou.id
- 公式サイト:https://dou.id
企業情報(プレスリリース記載)
株式会社DOUの主な情報は以下の通りです。設立は2018年5月2日、資本金は5,000万円、本社所在地は〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル、代表取締役社長は石部達也です。
主な事業内容はデジタル証明書の発行支援と、AIを活用した教育機関向けのDX/AX支援です。DOUは「育成機関と協働し、多様な変革者を輩出する」をミッションに掲げ、キャリアパスポートを用いた人材開発や採用支援事業を展開しています。
取り組みの要点と関連データの整理
以下の表は本記事で示した主要な事実・日付・連絡先・運用方針をまとめたものです。要点を整理することで、関係者が取り組み内容を短時間で把握できるようにしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発表者 | 株式会社DOU(代表取締役:石部達也) |
| プレスリリース日時 | 2026年1月22日 17:00 |
| 受賞 | 学校現場のAI活用実践コンテスト2025 児童生徒支援部門 ベストプラクティス賞 |
| コンテスト主催 | 一般社団法人教育AI活用協会、株式会社小学館(「みんなの教育技術」編集部) |
| 最終審査会 | 2025年11月16日(オンライン)、応募数46件、ファイナリスト9組 |
| 発表者(成城学園) | 研究部長・都築則幸氏(発表タイトル:進路指導における個別最適化を実現する「AI講師」「AI助手」の活用) |
| 導入ツール | キャリアパスポート(DOU提供)、AI講師(生徒向け)、AI助手(教員向け) |
| 収集するデータ | テスト結果、進路希望調査、オープンキャンパスアンケート、探究学習・課外活動記録 等 |
| プライバシー対応 | 個人特定情報はマスキングしてAIに接続 |
| ウェビナー | 2026年1月28日 13:00〜14:00(オンライン・参加無料)/申込:https://dou-careerpassport-261.peatix.com/view |
| 問い合わせ | 株式会社DOU 担当:山崎 E-mail:info@dou.id 公式:https://dou.id |
本稿では、成城学園とDOUが協働して進める進路指導の取り組みの目的、実装方法、期待される効果、今後の運用方針、関連するイベント・連絡先といった情報を網羅的に整理しました。関係者が実践内容を理解し、導入や連携に際して必要な情報を確認できる形式としてまとめています。