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ヌレエフ版『くるみ割り人形』映画館上映 ジルベール最後のクララ

パリ・オペラ座INシネマ

開催期間:1月23日〜3月19日

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パリ・オペラ座INシネマ
いつからどこで見られるの?料金は?
公開期間は2026年1月23日〜3月19日で、厳選された全2演目を各1週間限定で全国公開。初日はTOHOシネマズ日本橋ほか主要劇場で上映。料金は一般3,000円、学生2,000円(税込)です。
ヌレエフ版って他の『くるみ割り人形』と何が違うの?見どころは?
ヌレエフ版はホフマン原作の怪奇性を強調し、現実と夢が交錯する心理的深みが特徴。ねずみの襲撃や悪夢的演出と、緻密なテクニックが光る「金平糖のグラン・パ・ド・ドゥ」が最大の見どころです。

映画館で出会う、パリ・オペラ座のヌレエフ版『くるみ割り人形』

東宝東和株式会社は、パリ・オペラ座の舞台を映画館のスクリーンで再現する企画『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』を2026年1月23日(金)から3月19日(木)までの期間、昨シーズンに引き続き全国公開すると発表しました。期間中は厳選された全2演目を各1週間限定で上映し、映画館ならではの高音質・大画面でパリ・オペラ座の舞台芸術を体感できる機会を提供します。

この上映ラインナップの中で注目されるのが、ルドルフ・ヌレエフ振付による『くるみ割り人形』(パリ・オペラ座バレエ、収録:2023年12月16日・19日、バスティーユ)。本記事では、このヌレエフ版『くるみ割り人形』の内容、演出・音楽・キャスト・上映情報を詳しく紹介します。特に主演クララを務めるドロテ・ジルベールの演技は、定年を控えた彼女にとってオペラ座でクララを踊る最後の機会となる点も含めて注目されています。

【映画館でバレエを】ヌレエフ版『くるみ割り人形』大人が見ても楽しめる、心理的な深みと高い芸術性ドロテ・ジルベールが躍る最後のクララ役に注目!『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』 画像 2

作品の特色:童話を超えた心理的深みと映画的演出

『くるみ割り人形』は冬の風物詩として世界中で上演される定番バレエですが、ヌレエフ版はE.T.A.ホフマン原作の怪奇性や幻想性を色濃く反映しており、少女クララの心理や成長に深く焦点を当てた構成になっています。

舞踊評論家の森菜穂美氏は本作について、「この作品の大きな特徴は、ドロッセルマイヤーと王子を同じダンサーが踊ること」と解説します。現実の人物が夢の中で別の姿となって現れることで、クララの心理的変容が視覚的に示される作りになっており、1幕に登場する人物たちが2幕で変容して再登場する構成は、現実と夢がシームレスにつながる演出効果を生んでいます。

【映画館でバレエを】ヌレエフ版『くるみ割り人形』大人が見ても楽しめる、心理的な深みと高い芸術性ドロテ・ジルベールが躍る最後のクララ役に注目!『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』 画像 3

心理ホラー的要素とクラシック・バレエの共存

ヌレエフ版の演出は映画的であり、1幕のねずみたちの襲撃や2幕冒頭に現れる悪夢のクリーチャーなど、心理ホラー的な要素が印象的に取り入れられています。可愛らしさの裏に潜む不安や恐れが視覚化され、クララの内面世界が舞台上で具現化される点が大きな特徴です。

一方で、雪の場面やお菓子の国でのディヴェルティスマンでは、伝統的な正統派クラシック・バレエによる群舞や華やかな場面が存分に味わえます。こうした対照的な表現が組み合わさることで、作品全体に豊かな表情と深みが生まれています。

【映画館でバレエを】ヌレエフ版『くるみ割り人形』大人が見ても楽しめる、心理的な深みと高い芸術性ドロテ・ジルベールが躍る最後のクララ役に注目!『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』 画像 4

音楽と振付の融合

音楽はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによるオリジナルで、チャイコフスキーの持つ切なさと美しさがクララの成長物語と重なり合います。ヌレエフの振付は1985年の版で、緻密で高度なテクニックと映画的演出が一体となっています。

特に注目されるのは「金平糖のグラン・パ・ド・ドゥ」で、ヌレエフらしい細やかな足さばきや精巧なリフトが連続する場面です。正確なテクニックと音楽性の融合が、舞踊芸術としての美しさを極限まで磨き上げています。

キャスト・スタッフと収録・上映の詳細

本作品の振付はルドルフ・ヌレエフ、指揮はアンドレア・クイン、舞台美術・衣装はニコラス・ジョージアディスが担当しています。収録は2023年12月16日と19日にパリ・オペラ座バスティーユで行われ、上映時間は1時間48分です。

主演クララはパリ・オペラ座を代表するエトワール、ドロテ・ジルベール。森菜穂美氏は彼女について「金平糖のソロでの優雅さと音楽性、美しい足捌きにもうっとりさせられます」と評しています。ジルベールにとって本作はエトワールに任命された思い出深い作品であり、定年を控えた彼女がオペラ座でクララを踊る最後の機会となる点が大きな意義を持ちます。

主要出演者と役柄

ドロッセルマイヤーと王子を二役で演じるのは、最年少エトワールとして注目されるギヨーム・ディオップ。若々しい王子像と影を帯びたミステリアスな老紳士を演じ分ける点が見どころで、ディオップはジルベールの指名で今回の役を務めています。森氏は「パートナーシップの素晴らしさも見もの」と述べています。

その他の出演者は次の通りです。役名と立場も含めて詳細に記載します。

  • クララ:ドロテ・ジルベール(エトワール)
  • ドロッセルマイヤー/王子:ギヨーム・ディオップ(エトワール)
  • ルイーザ(クララの姉):ビアンカ・スクダモア(2026年1月よりプルミエール・ダンスーズ)
  • フリッツ(クララの弟):アントワーヌ・キルシェ―ル(プルミエ・ダンスール)
  • 母:ファニー・ゴルス(スジェ)
  • 父:セバスチャン・ベルトー
  • 雪のソリスト:エロイーズ・ブルドン(プルミエール・ダンスーズ)、ロクサーヌ・ストヤノフ(エトワール)
  • アラビア:ジェレミー=ルー・ケール(プルミエール・ダンスール)、ロクサーヌ・ストヤノフ(エトワール)
  • アクロバット:アントニオ・コンフォルティ(スジェ)、トマ・ドキール(プルミエール・ダンスール)、レオ・ド・ビュスロル(コリフェ)
  • パストラル(葦笛):マリーヌ・ガニオ(プルミエール・ダンスーズ)、イネス・マッキントッシュ(プルミエール・ダンスーズ)、シュン・ヴィン・ラム(スジェ)

上映スケジュール・料金・劇場一覧

本上映は2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開されます。上映は期間中、各演目が1週間限定での上映となります。日本で来日公演として上演されたことがなく、映像パッケージとしても発売されていないヌレエフ版が、完全な形で映画館上映されるのは今回が初となります。

料金は一般 3,000円/学生 2,000円(税込)です。配給は東宝東和が担当します。

  1. 札幌シネマフロンティア(北海道)
  2. フォーラム仙台(宮城)
  3. TOHOシネマズ 流山おおたかの森(千葉)
  4. ユナイテッド・シネマ浦和(埼玉)
  5. TOHOシネマズ 日本橋(東京)
  6. イオンシネマ シアタス調布(東京)
  7. TOHOシネマズ ららぽーと横浜(神奈川)
  8. ミッドランドスクエア シネマ(愛知)
  9. 大阪ステーションシティシネマ(大阪)
  10. イオンシネマ京都桂川(京都)
  11. TOHOシネマズ 西宮OS(兵庫)
  12. キノシネマ天神(福岡)

あらすじと舞台表現の詳細解説

物語の核となるのはクリスマス・イヴのシュタルバウム家で開かれるパーティです。名付け親である魔術師ドロッセルマイヤーから白いくるみ割り人形を贈られたクララが、夜中にサロンへ降りてくるみ割り人形を探すところから物語は始まります。

くるみ割り人形が動き出し、クリスマスツリーが巨大化するなか、ねずみの軍団が出現します。クララはおもちゃの兵隊とともにくるみ割り人形を守ろうとし、ねずみの王が現れると騎兵隊長に変身したくるみ割り人形が戦い、ねずみの王を倒します。すると騎兵隊長は王子の姿となり、クララとともに雪の国を経てお菓子の国へ旅を続けます。旅の途中にはクララの悪夢に家族の姿が現れるなど、心理的な揺らぎが差し込まれます。

お菓子の国
華やかな饗宴が開かれ、クララはお姫様の姿で王子と踊る。夢から覚めると、クララは居間でくるみ割り人形を抱えたまま、ドロッセルマイヤーに起こされてパーティの客人たちが帰っていく風景を目にする。
終幕の余韻
「あの素敵な旅は夢だったの?」という問いかけが残り、雪が降る中でクララは玄関でくるみ割り人形を抱え座り続けるという静かな余韻で締めくくられる。

要点の整理と参照情報

下表は本記事で触れた主要な情報を整理したものです。上映情報、収録日、主要スタッフ・出演者、料金・劇場などを一覧化しています。続く文章で各項目を簡潔にまとめます。

本企画の公式情報は配給元の東宝東和が提供しており、詳細や最新の上映スケジュールは公式サイトおよび公式SNSで確認できます。

項目 内容
作品 バレエ『くるみ割り人形』(ルドルフ・ヌレエフ振付)
音楽 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
指揮 アンドレア・クイン
舞台美術・衣装 ニコラス・ジョージアディス
クララ ドロテ・ジルベール(エトワール)
ドロッセルマイヤー/王子 ギヨーム・ディオップ(エトワール)
収録 2023年12月16日・19日(パリ・オペラ座バスティーユ)
上映時間 1時間48分
公開期間 2026年1月23日(金)〜3月19日(木)※各演目は各1週間限定上映
上映開始 2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開
料金 一般 3,000円/学生 2,000円(税込)
上映劇場(代表) 札幌シネマフロンティア、フォーラム仙台、TOHOシネマズ 流山おおたかの森、ユナイテッド・シネマ浦和、TOHOシネマズ 日本橋、イオンシネマ シアタス調布、TOHOシネマズ ららぽーと横浜、ミッドランドスクエア シネマ、大阪ステーションシティシネマ、イオンシネマ京都桂川、TOHOシネマズ 西宮OS、キノシネマ天神
配給 東宝東和
公式情報 https://tohotowa.co.jp/parisopera/(公式サイト)、公式X、公式Instagram

以上は、上映されるヌレエフ版『くるみ割り人形』に関する主要事項の一覧です。パリ・オペラ座の伝統的な舞台芸術を日本の映画館で鑑賞できる機会は貴重であり、今回の上映は来日公演や映像商品として流通してこなかったバージョンを完全な形で体験できる点に特別な価値があります。

本記事は2026年1月24日付の東宝東和の発表(配信日時:2026年1月24日 21時43分)を基に作成しました。詳細な上映スケジュールや座席・料金の最新情報は公式サイト(https://tohotowa.co.jp/parisopera/)、公式X(https://x.com/CinemaOParisJp)、公式Instagram(https://www.instagram.com/cinemaoparisjp)で確認してください。