岡山大学のAI‑HPCパートナーズが研究交流を加速
ベストカレンダー編集部
2026年1月25日 11:57
AI-HPCパートナーズ第2回
開催日:1月19日
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研究者・技術職員の連携を促す「AI‑HPCパートナーズ」の趣旨と開催背景
国立大学法人岡山大学は、AIおよびHigh Performance Computing(HPC)を軸に、大学内外の研究者や技術職員の交流を促進する拠点「AI‑HPCパートナーズ」を立ち上げています。本拠点は、AI・データ駆動計算・シミュレーション領域に関心を持つ関係者が集い、ノウハウ共有や共同研究創出、研究拠点形成を目指すことを目的としています。
本プレスリリースは、2026年1月19日に実施された第2回ミーティングの報告をもとに作成しています。発表自体は岡山大学より2026年1月25日付で行われており、拠点の設立趣旨、活動の概要、今後の計画、問い合わせ先等の情報が含まれています。
拠点設立の背景と意義
AIやHPCは学術研究・産業応用の双方において基盤的な役割を果たしています。学内における計算資源の有効活用や技術スキルの共有、人材育成を通じて、共同研究や研究拠点の形成を加速することが本拠点の狙いです。特に、地域中核・特色ある研究大学の強化促進事業(J‑PEAKS)に採択された岡山大学は、地域連携や産学官共創の強化にも注力しています。
AI‑HPCパートナーズは、これからAI・データ駆動計算に取り組みたい研究者・技術職員や、計算リソースの有効活用に関心のある参加者を歓迎する形で運営されています。学内の研究基盤と連携しながら、異分野融合や共同研究のプラットフォーム機能を担うことが期待されています。
第2回ミーティングの実施概要と参加者構成
第2回ミーティングは2026年1月19日に岡山大学津島キャンパス 創立五十周年記念館2階大会議室で開催され、ハイブリッド形式で配信されました。当日は約30名が参加しました。
参加者は教員、技術職員、URA、産学連携や学術研究のコーディネーターなど多様な職種で構成され、異なる専門領域間での知見交換が図られました。世話人である関本敦准教授(学術研究院環境生命自然科学学域(工))が開会挨拶を行い、AI‑HPC計算基盤や拠点形成に関する概要説明、PRACE(ヨーロッパのスパコン・インフラ)やHPCI(日本のスパコン・インフラ)利用の経験紹介がなされました。
開催形式と会場
会場:岡山大学 津島キャンパス 創立五十周年記念館 2階 大会議室
方式:ハイブリッド(対面参加およびオンライン参加の併用)
講演内容と相談会の詳細報告
当日は2本の講演と、講演後の「AI‑HPC計算機利用相談会」が行われました。講演は産業側と学術側の視点が揃い、計算リソースの将来的な運用や学術利用の実際に関するテーマが扱われました。
以下に講演者・講演タイトルと要点を整理します。
- 講演①:伊藤寿(モルゲンロット株式会社 CTO)
タイトル:「AI・HPC向け計算リソースの見える化、共有、取引へ〜新しい分散コンピューティングのかたち」
要点:計算リソースの可視化と共有の仕組み、分散コンピューティングを用いたリソース取引の可能性、産学連携での実装上の注意点などが示されました。 - 講演②:嶋吉隆夫(岡山大学 AI・数理データサイエンスセンター Cypher 部門長、学術研究院異分野融合教育研究領域(AI・数理)教授)
タイトル:「学術用計算資源ひとめぐり」
要点:学術研究における計算資源の多様性とその活用法、シミュレーションやデータ駆動研究における計算戦略、教育と研究の連携による人材育成の方向性が解説されました。
講演の後に「AI‑HPC計算機利用相談会」が実施され、スパコン利用やAI利用に関する個別の技術相談や、研究計画に即した計算リソースの選定、利用手続きに関する意見交換が行われました。参加者からは実運用面での課題や、初心者向けの支援体制の強化要望などが寄せられ、具体的な次のアクションへつながる議論が進められました。
次回開催予定と技術交流・人材育成プログラム
運営側は第3回ミーティングを、岡山大学のAI・数理データサイエンスセンター(Cypher)との合同開催とする予定を公表しました。予定されているプログラムには招待講演およびポスターセッションが含まれ、研究発表とネットワーキングを兼ねた構成が計画されています。
また、技術交流会として学内外と連携した一連の研修・ハンズオンが予定されています。具体的には初心者向けワークショップ、GPGPUハンズオン、GPUミニキャンプなどが挙げられており、人材育成と共同研究推進を狙いとした実践的な教育プログラムの開催が見込まれています。
想定される参加対象と期待される成果
参加対象は、AIやHPCを新たに導入・活用したい研究者や技術職員、計算リソースの有効活用に関心を持つ専門家です。交流を通じて、共同研究の種の発見、共同申請・共同実験の立ち上げ、若手研究者や技術者のスキル向上といった成果が期待されています。
拠点活動は、J‑PEAKSなど大学の地域連携・研究強化施策と整合しながら推進されるため、地域や産業界との連携を含めたより広範な研究エコシステムの形成に寄与することが想定されます。
参照資料、問い合わせ窓口と本稿のまとめ
本ミーティングに関する追加情報や資料、関連する組織の紹介は以下の通りです。講演の様子を示す画像や関連リンクも岡山大学の公開ページに掲載されています。
- 公式発表(岡山大学)
- https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15013.html
- 関連組織・情報
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- 岡山大学 研究・イノベーション共創機構:https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
- データ駆動流体力学(関本研究室):https://sites.google.com/view/sekimoto-lab/home
- Cypher(岡山大学 AI・数理データサイエンスセンター):https://www.cypher.okayama-u.ac.jp/
- モルゲンロット株式会社(関連報道):https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/2067410.html
- 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J‑PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
本件に関する問い合わせ先は複数設けられており、用途に応じた窓口が案内されています。E‑mailは掲載されている通り@を◎に置き換えた形式で記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発出日 | 2026年1月25日 10時10分(国立大学法人岡山大学発表) |
| ミーティング開催日 | 2026年1月19日(ハイブリッド形式) |
| 会場 | 岡山大学 津島キャンパス 創立五十周年記念館 2階 大会議室(対面 + オンライン) |
| 参加者構成 | 約30名(教員、技術職員、URA、産学連携・学術研究コーディネーター 等) |
| 講演者 | 伊藤寿(モルゲンロット株式会社 CTO)、嶋吉隆夫(岡山大学 Cypher 部門長/教授) |
| 主な議題 | 計算リソースの可視化・共有・取引、学術計算資源の活用法、スパコン利用相談、教育・ハンズオン計画 等 |
| 次回予定 | 第3回:Cypher との合同開催(招待講演、ポスターセッション等)及び初心者向けワークショップやGPGPUハンズオン、GPUミニキャンプの実施予定 |
| 問い合わせ(研究・イノベーション共創機構) | 学術研究コーディネーター:彭子澴 E‑mail:peng-zixuan◎okayama-u.ac.jp / 主任URA:畑中耕治 E‑mail:koji.hatanaka◎okayama-u.ac.jp 所在地:〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1(岡山大学津島キャンパス 本部棟) |
上記の表は本稿で扱った主要事項を整理したものです。詳細な資料や関連リンク、講演の写真・素材は岡山大学の該当ページおよび各種公開資料にて確認できます。地域中核・特色ある研究大学としての取り組みの一環として、AI‑HPCパートナーズは今後も研究基盤強化と産学連携を支える活動を継続していきます。
参考リンク:岡山大学公式発表ページ https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15013.html