ファミマ×Too Good To Go、都内6店で食品ロス実証実験開始
ベストカレンダー編集部
2026年1月28日 14:20
ファミマ×TGTG実証実験
開催日:1月28日
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ファミリーマートとToo Good To Goが連携し、都内6店舗で食品ロス削減の実証実験を開始
株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、フードロス削減アプリを運営するToo Good To Go Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大尾嘉宏人)と連携し、アプリを活用した食品ロス削減の実証実験を2026年1月28日(水)から開始します。プレスリリースは2026年1月28日12時00分に発表されました。
この取り組みは、ファミリーマートが継続して掲げる5つのキーワードのうち「食の安全・安心、地球にもやさしい」に基づくもので、アプリを通じて店舗で消費期限の迫った商品と「食品ロス削減に貢献したい」と考えるお客さまをマッチングすることを目的としています。
実証実験の開始目的と位置づけ
今回の実証実験は、店頭来店客に限らず、店外にいる潜在的な購入者にもタイムリーに情報を届けることで販売機会を創出し、食品ロス削減効果を検証するものです。ファミリーマートは従来からAIを活用した発注精度の改善、消費期限延長、冷凍商品の導入、そして「ファミマのエコ割(涙目シール)」など、複数の施策を組み合わせてロス削減に取り組んできました。
今回の提携では、世界No.1(※)の北欧発フードロス削減アプリ「Too Good To Go」を活用し、店舗で発生する余剰商品を適切に届けることで、さらに有効な削減手法を模索します。恵方巻の販売においてもアプリを利用するなど、季節商品への適用も含めて実証します。
Too Good To Goの仕組みとファミリーマートの独自運用
「Too Good To Go」は、まだおいしく食べられる余った食品を詰め合わせた「サプライズバッグ」を手頃な価格で提供する仕組みで、世界21カ国で展開しており、1億2,000万を超える登録ユーザーと18万のパートナーが参加しています。デンマーク発のソーシャルグッドカンパニーとして、店舗と消費者を結ぶ役割を果たしています。
ファミリーマートでは、Too Good To Goの通常の「サプライズバッグ」提供に加え、店頭で展開している「涙目シール」による値下販売をアプリ上でも展開する試行を行います。これにより、個別商品を単品でアプリから購入できるようにする運用を検証し、立地や客層に応じた最適な販売方法の導入効果を比較します。
Too Good To Go Japan 代表・大尾嘉宏人氏のコメント
大尾氏は、ファミリーマートとの連携について、同社が「ファミマのエコ割(涙目シール)」などを通じてフードロス削減に積極的に取り組んでいる点を評価し、当該パートナーシップに至った経緯を説明しています。
さらに、Too Good To Goとしては店舗とお客様をつなぐ「架け橋」でありたいという考えを示し、今回の提携を通じてフードロス削減を社会の「当たり前の選択」として根付かせる意向を表明しています。
- 世界No.1の根拠(注記)
- 調査期間:2025年10月時点。調査対象は最大65か国にまたがるB2C向けフードマーケットプレイス88社。調査方法は各競合の公開情報(ニュースフィード、プレスリリース、公式サイト)にてユーザー数を確認した自社調査によるもの。
実証実験の具体的な内容と対象店舗・期間
実証実験は2026年1月28日(水)から開始され、ファミリーマートムスブ田町店を皮切りに順次拡大していく計画です。実施内容は立地や商品特性に合わせて販売方法を検証することにあります。サプライズバッグ形式と、涙目シールに基づく単品販売の両方を試行して、どの運用が各店にとって最も有効かを評価します。
また、期間中の恵方巻の販売にもアプリを活用し、季節商品における食品ロス削減の効果も確認します。画面イメージについての記載もプレスリリースに含まれています。
| 店舗名 | 住所 |
|---|---|
| 池袋北口店 | 東京都豊島区西池袋1-43-7 |
| 東池袋明治通り店 | 東京都豊島区東池袋1-35-3 |
| 駒沢大学駅前店 | 東京都世田谷区上馬3丁目18-14 |
| 池袋グリーン大通り店 | 東京都豊島区東池袋1-12-3 常陽銀行池袋ビル |
| メトロ外苑前店 | 東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE |
| ムスブ田町店 | 東京都港区芝浦三丁目1-21 |
各店舗での検証項目は、アプリ利用による販売数の変化、廃棄量の減少、顧客属性や時間帯による購入行動の違いなど多岐にわたります。これらの検証結果を踏まえ、ファミリーマートは食品ロス削減施策の拡大や運用改善を検討していくとしています。
実証実験では、従来の店頭販売とアプリを併用した販売、そして単品販売の導入による販売効率の違いが主な比較対象となります。立地や客層ごとに最適な手法を見極めることが目的です。
「涙目シール」とファミリーマートの中長期目標
「涙目シール」は値下しるしに「たすけてください」というメッセージと涙目のキャラクターを添えることで、消費者の共感を呼び、値下商品に対する心理的ハードルを下げることを狙ったツールです。2025年3月より全国展開を開始しました。
実際の成果として、同施策を含めた取り組み全体で比較したところ、2024年度上期と2025年度上期の対比で店舗の廃棄量は約5%削減され、年間で約3,000トンの削減が見込まれるとファミリーマートは公表しています。さらに、取り組みの広報と活用促進を目的に、2025年10月には涙目イラストをフリー素材化しています。
- 全国展開開始:2025年3月
- 廃棄量削減実績:前年同期比 約5%(2024年度上期 vs 2025年度上期)
- 年間想定削減量:約3,000トン
- イラストのフリー素材化:2025年10月
ファミリーマートは環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」を掲げ、食品ロス削減を重点テーマの一つとして位置づけています。同ビジョンでは、2018年対比で2030年に店舗の食品ロスを50%削減、2050年に80%削減する数値目標を設定しています。
これらの目標達成に向け、今回の太刀合わせとなるToo Good To Goとの連携や、既存施策の併用を通じて効果的な店舗運用と社会的な行動変容の両面を検証していく意図が示されています。
関連リンクと参考情報
ファミリーマートのサステナビリティ情報やファミマecoビジョンの詳細は、ファミリーマートの公式サイトで公開されています。プレスリリース本文では以下の関連リンクが参照先として示されています。
- https://www.family.co.jp/sustainability.html
- ファミマecoビジョン2050の概要:https://www.family.co.jp/sustainability/ecovision.html
まとめ:本実証実験の要点整理
以下の表に、本記事で取り上げたファミリーマートとToo Good To Goの連携による実証実験の主要事項を整理します。本文で示した内容は、プレスリリースの情報をすべて網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 株式会社ファミリーマート(発表日時:2026年1月28日 12:00) |
| 連携先 | Too Good To Go Japan株式会社(代表:大尾嘉宏人) |
| 実証実験開始日 | 2026年1月28日(水)から(ムスブ田町店から開始、順次拡大) |
| 実施目的 | アプリを通じて消費期限が迫った商品と食品ロス削減に協力する顧客をマッチングし、販売機会創出と廃棄削減の有効性を検証 |
| 実施内容 | Too Good To Goの「サプライズバッグ」方式と、店頭で展開中の「涙目シール」による値下販売をアプリ上でも単品で購入可能にする独自運用の試行。恵方巻の販売にもアプリを活用 |
| 対象店舗(6店) | 池袋北口店、東池袋明治通り店、駒沢大学駅前店、池袋グリーン大通り店、メトロ外苑前店、ムスブ田町店(東京都) |
| 既存施策 | AIによる発注精度改善、消費期限延長、冷凍商品の導入、ファミマのエコ割(涙目シール)等 |
| 涙目シールの実績 | 全国展開開始:2025年3月。2024年度上期比で2025年度上期は店舗廃棄量が約5%削減、年間約3,000トン削減を見込む。イラストは2025年10月にフリー素材化 |
| ファミマの中長期目標 | ファミマecoビジョン2050:2018年対比で2030年に50%削減、2050年に80%削減(食品ロスに関する目標) |
| Too Good To Goの概要 | デンマーク発。世界21カ国で展開、登録ユーザー1億2,000万超、パートナー18万以上(プラットフォームとしての規模) |
| 世界No.1表記の注記 | 2025年10月時点の自社調査による(対象:最大65か国のB2C向けフードマーケットプレイス88社、公開情報に基づくユーザー数調査) |
| 関連リンク | https://www.family.co.jp/sustainability.html |
本稿では、ファミリーマートが発表したプレスリリースの全情報を網羅して整理しました。実証実験はムスブ田町店を起点に開始され、太い目標である「ファミマecoビジョン2050」に沿った食品ロス削減に向けた重要な一歩として位置づけられます。今後の拡大や検証結果の公表が注目されます。