東急、株主優待を5月発送分から大幅拡充―ポイントと乗車証強化
ベストカレンダー編集部
2026年1月28日 17:29
株主優待拡充(5月発送)
開催日:5月1日
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東急が発表した株主優待の大幅拡充 ― 目的と適用タイミング
東急は2026年1月28日15時30分に、2026年3月末時点の株主名簿に記載されている株主を対象として、2026年5月発送分から株主優待内容を新設・拡充すると発表しました。今回の改定は、現行の優待に加えて新たな優待項目を設けるもので、内容は多岐にわたります。
発表資料では、拡充の目的を「株主優待の魅力・満足度向上」と「個人投資家の認知・理解向上および個人株主増加の推進」と明示しています。東急は交通・不動産・生活サービスなどを展開する地域コングロマリット企業として、沿線価値の向上を重視しており、株主優待を通じてグループ商品・サービスの利用促進を図る狙いがあります。
適用開始と発送スケジュール
今回の優待拡充は、2026年3月末時点の株主名簿に記載された株主に対し、2026年5月発送分の株主優待より適用されます。優待拡充に伴い、株主向けのマイページも新設され、ダイレクトなコミュニケーションを強化する予定です。
なお、マイページ利用にはTOKYU IDへの登録が必要となる点や、優待発送時(5月中旬~下旬)に詳細説明がある点についても案内されています。
選択制「株主優待ポイント」と交換方法の概要
最初の大きな拡充は、選択制の「株主優待ポイント」の新設です。対象は300株以上保有の株主で、保有株数に応じて年間2,000~24,000ポイントが付与されます。さらに、3年以上継続保有の場合は追加で年間1,000~4,000ポイントが加算されます。
株主優待ポイントは、株主向けマイページまたは電話申請で、当社グループの多様な商品・サービスに交換可能です。交換商品は多数用意され、東急線沿線に住む株主だけでなく、沿線外の株主にも利用しやすい内容にするという方針です。
ポイント付与の仕組みと継続保有の定義
付与されるポイント数は保有株数に応じた階層制で設定されており、3年以上の継続保有に対する追加ポイントは、同一株主番号で直近7回の基準日(3月31日、9月30日を含む)に継続して名簿記載されていることを条件としています。
継続保有3年以上の判定では、当該7回の基準日に保有していた最小株式数に応じて追加発行が行われます。ポイントの交換手続きや具体的な交換商品については、5月中旬~下旬の優待発送時に詳細が通知されます。
- 対象株主
- 300株以上保有の株主
- 付与ポイント(年間)
- 2,000~24,000ポイント(保有株数に応じる)
- 継続保有加算
- 3年以上継続で+1,000~4,000ポイント(該当条件を満たす場合)
- 申請方法
- 株主向けマイページ又は電話申請(5月発送分に詳細案内)
交換商品については「例」として紹介されますが、リリース本文では具体例の列挙は限定的であるため、発送時の案内を確認する必要があります。交換商品は変更となる場合がある点にも留意が必要です。
「TOKYU CARD 株主限定ポイントアップ」と適用条件
次に導入される優待は、「TOKYU CARD 株主限定ポイントアップ」です。これにより、当社グループ施設・サービスでTOKYU CARDを利用した場合の加算率がプラス2%となり、年間で最大6,000ポイントまで加算されます。こちらも対象は300株以上保有の株主です。
ポイントアップの導入目的として、当社グループ施設・サービスの利用促進と若年層を含めた新規株主の増加を掲げており、TOKYU CARDの入会促進や、カード会員による当社株購入の促進にもつなげる狙いがあります。また、入会キャンペーンとして「入会で最大8,000ポイントプレゼント」を実施中であり、カード発行には10日~1か月程度を要することが案内されています。
対象カード・対象利用・申請時期などの注意点
ポイントアップの適用には事前申請が必要で、申請受付は5月中旬~下旬の優待発送後から開始します。ただし適用は2026年4月1日ご利用分から遡って対象となります。申請方法やポイント加算スケジュールは追って発表されます。
対象となるのは、東急カード株式会社発行のTOKYU CARD(クレジットカード)であり、クレジット決済(TOKYU CARD スマート払いも含む)が対象です。以下のカードは対象外となりますので注意が必要です。
- 法人カード
- JALカード TOKYU POINT ClubQ
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- TOKYU POINT CARD(クレジットカード以外)
また、TOKYU POINT加盟店のうち、当社および連結子会社が運営する施設・サービスが対象となり、対象店舗やサービスの詳細は追って発表されます。複数のキャンペーンが適用される場合、景品表示法上の制限で提供内容が制限され得る点や、クレジットカード発行に際して審査がある点も明記されています。
株主優待乗車証(定期券式)拡充と利用ルール
東急グループならではの優待拡充として、株主優待乗車証(定期券式)の発行枚数が拡充されます。従来は1枚発行だった定期券式の株主優待乗車証を、保有株数に応じて最大2枚発行する仕組みに改められます。
拡充の狙いは、多くの株式を保有する株主の家族(お子さまやお孫さま等)にも優待を享受してもらい、世代を超えた保有を促す点にあります。電車全線パスや電車バス全線パスといった使い勝手の良い乗車券を優待として提供することにより、実利用者の利便性向上を目指しています。
利用可能者と乗車証の種類
乗車証は「きっぷ式」と「定期券式」があり、いずれも株主本人に限らず、1枚につき持参した方1名が利用可能です。電車全線パスは東急線各線での無制限利用、電車バス全線パスは東急線各線と東急バス各線での無制限利用が可能です。
また、継続保有3年以上の判定基準や、拡充後の株主優待一覧についてはリリースに示された注釈に基づき、同一株主番号での連続記載期間等により追加発行が行われます。その他の株主優待についても将来的に変更の可能性があるため、同社Webサイトでの案内に注目する必要があります。
- 乗車証の発行枚数(拡充後)
- 保有株数に応じて最大2枚(従来は1枚)
- 利用対象
- 1枚につき持参した方1名が利用可能(株主本人以外も可)
- パスの内容
- 電車全線パス(東急線)/電車バス全線パス(東急線+東急バス)
注意事項、関連サービス、そして要点の整理
発表文には注意事項と関連情報が詳細に記載されています。株主優待ポイントの交換商品は変更される可能性があり、交換申請方法や対象となるカードの登録、電話申請対象外の商品がある点など、手続き上の留意点が複数あります。
TOKYU POINTについては、東急グループおよび全国の加盟店で貯めて使える共通ポイントサービスであり、1ポイント1円相当での利用や、PASMOへのチャージ等にも使用可能です。TOKYU POINTへ交換する際には対象カードの登録が必要であり、対象カードはTOKYU CARD、TOKYU POINT CARD、JALカード TOKYU POINT ClubQ、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード等が示されています(リリース内の表記を参照)。
| 項目 | 対象 | 内容・数値 | 開始時期 | 申請要否/備考 |
|---|---|---|---|---|
| 選択制「株主優待ポイント」 | 300株以上保有の株主 | 年間2,000~24,000ポイント。継続保有3年以上で年間+1,000~4,000ポイント | 2026年5月発送分より適用(基準日:2026年3月末) | 株主向けマイページまたは電話申請。TOKYU ID登録が必要。 |
| TOKYU CARD 株主限定ポイントアップ | 300株以上保有の株主(TOKYU CARD保有者) | TOKYU CARD利用でプラス2%加算。年間上限6,000ポイント | 申請受付は5月中旬~下旬発送後。利用は2026年4月1日分から遡及対象 | 申請が必要。対象カードは東急カード株式会社発行のTOKYU CARDのみ(法人カード等は対象外)。 |
| 株主優待乗車証(定期券式) | 保有株数に応じて発行 | 定期券式を最大2枚まで発行(従来は1枚) | 2026年5月発送分より適用(基準日:2026年3月末) | 1枚につき持参者1名が利用可能。電車全線パス・電車バス全線パス等の詳細は発送時に案内。 |
| TOKYU POINTについて | 東急グループ会員・加盟店利用者 | 全国の加盟店で利用可能。1ポイント=1円相当。PASMOチャージ等にも利用可 | 恒常サービス(詳細は同社Web) | TOKYU POINTへ交換する際は対象カード登録が必要。交換商品により電話申請不可の場合あり。 |
以上の通り、東急は株主優待を拡充し、ポイント制の導入やTOKYU CARD向けのポイントアップ、乗車証の発行枚数拡大などを通じて、株主に対する利便性と満足度の向上を目指しています。詳細な交換商品や申請手続き、対象施設・サービス等については5月中旬~下旬の優待発送時および東急の公式サイト(https://www.tokyu.co.jp/company/kabunushi-yuutai/)で案内される予定です。
本記事ではリリースに記載された全ての項目を整理して伝えました。株主優待の適用条件や申請方法、対象となるカードの種類などは重要な確認事項であるため、該当する株主は発送時の案内および公式情報を参照してください。