万博実証の「マイボトル洗浄機」を関西大学へ設置
ベストカレンダー編集部
2026年1月29日 12:04
マイボトル洗浄機移設
開催日:1月26日
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万博で実証された「マイボトル洗浄機」が関西大学千里山キャンパスに設置
象印マホービン株式会社は、2026年1月29日付のリリースで、2025年の大阪・関西万博会場に設置していた「マイボトル洗浄機」を2026年1月26日に関西大学千里山キャンパスへ移設したことを公表しました。リリースは同社名義で配信され、日時は2026年1月29日 10時00分となっています。
この移設は、マイボトル利用に伴う「洗浄の手間」を軽減することで、学生・教職員の行動変容を後押しし、キャンパス内のプラスチックごみ削減につなげることを目的としています。移設先は関西大学千里山キャンパスであり、万博会場で稼働していたモデルが活用されます。
万博会場での導入実績と環境効果
象印は「Co-Design Challenge(特別参加プログラム)」に選定され、万博会場に万博モデルを10台設置しました。会期中の総洗浄回数は158,488回、これにより算出された総CO2削減量は約12,837kgに達しています。
会期終了後、設置された10台は別の場所へ移設して継続使用される計画が示されており、今回の関西大学への導入はその一環です。万博での実績は機器の稼働実例としての裏付けになっており、キャンパスでの導入はその成果を教育現場へつなげる試みとなります。
- 万博での設置台数
- 10台(万博モデル)
- 会期中総洗浄回数
- 158,488回
- 会期中の総CO2削減量(算出値)
- 約12,837kg
機能と利便性:約20秒で洗浄・除菌
象印が開発した「マイボトル洗浄機」は、短時間で洗浄と除菌を完了する点が特長です。製品説明では約20秒で洗浄・除菌ができることが明記されています。
本機が開発された背景には、2006年から続く同社のマイボトル啓発活動があります。マイボトル普及は進む一方で、実際に使用しない人々がいる要因として「持ち運び時の重さ」「中身を準備する手間」「外出先で中身を追加する際に洗えない」といった声があり、そのうちの洗浄に関するハードルを解消することを狙いとして本機の開発が進められました。
- 短時間(約20秒)での洗浄・除菌
- 使用者の手間を減らすことで行動変容を促進
- 万博での大量稼働実績に基づく信頼性
関西大学との産学連携と学生主体の取り組み
象印は2023年10月に「関西大学SDGsパートナー制度」に登録して以降、関西大学と連携してマイボトル利用の普及促進やプラスチックごみ削減に取り組んでいます。関西大学側も2010年代後半からウォーターサーバー導入などを通じてマイボトル利用を促進してきました。
2024年5月からは、学生が主体となって発案した企画を共同で進める形で、マイボトル所持者を優遇する仕組みを導入しました。これが「関大マイボトルアンバサダー『ECOひいきプロジェクト』」です。学生主体のアクションと企業側の機器提供を組み合わせることで、キャンパス内での利用拡大を目指す取り組みです。
登録制度とプロジェクトの位置づけ
「関西大学SDGsパートナー制度」とは、関西大学のSDGs関連の取り組みに賛同する企業や団体が連携する仕組みです。人的・知的資源の交流および物的資源の活用を通じて、大学と外部団体の協働でSDGsの推進を図ることを目的としています。
象印はこの制度に登録した企業として、製品の提供や共同プロジェクトの立ち上げ、学生の提案を実践に移す支援などを行ってきました。プロジェクトの核となる「ECOひいき」は、マイボトルの所持を促すインセンティブ設計を含み、利便性向上と利用促進を両立させる狙いがあります。
- 2020年度:関西大学がウォーターサーバーを導入し、マイボトル利用促進を開始
- 2023年10月:象印が関西大学SDGsパートナーに登録
- 2024年5月:学生主体の「関大マイボトルアンバサダー『ECOひいきプロジェクト』」始動
- 2025年:大阪・関西万博にて「マイボトル洗浄機」10台設置
- 2026年1月26日:千里山キャンパスへ万博モデルを移設
移設の意義とキャンパスで期待される効果
今回の移設は、単に設備を設置するだけでなく、キャンパス内での行動変容と廃棄物削減の接続を図る点に意義があります。学生や教職員が外出先でも容易に洗浄できる環境が整うことで、マイボトルを携帯し実際に使用する機会が増えることが期待されます。
象印は2006年から続けてきた啓発活動の延長として本機を開発し、社会課題の解決に寄与する意図を示しています。万博での大量稼働実績を踏まえ、学内での導入により利用実態や削減効果の蓄積が見込まれます。
導入後に見込まれる具体的な効果
キャンパス設置によって期待される効果は複数あります。具体的にはマイボトル使用率の向上、使い捨てプラスチック容器の使用削減、衛生的な給水行動の促進などです。短時間で洗浄・除菌できることから、利用ハードルが下がる点が重要です。
設置日は2026年1月26日で、設置場所は関西大学千里山キャンパスです。万博会場で使用されていた10台は会期終了後それぞれ別の場所へ移設される予定で、今回の関西大学への導入もその一部です。
- 洗浄の手間を減らして利用頻度を向上
- 使い捨てプラスチックごみの削減に寄与
- 万博でのデータを学内施策に活用
関連情報と問い合わせ先
象印マホービン株式会社の企業情報や製品情報については、同社の公式サイトで確認できます。関連リンクとして象印のサイトがリリースに示されています。
参考リンク:https://www.zojirushi.co.jp/
要点の整理
以下の表は、本記事で取り上げた「マイボトル洗浄機」の関西大学への移設に関する主要情報を整理したものです。本表は移設の日時、設置場所、万博での実績、取り組みの背景や関係組織などをまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発信者 | 象印マホービン株式会社(リリース日:2026年1月29日 10時00分) |
| 移設日 | 2026年1月26日 |
| 設置先 | 関西大学 千里山キャンパス(所在地:大阪府吹田市山手町3丁目3番35号) |
| 万博での設置台数 | 10台(万博モデル) |
| 万博での総洗浄回数 | 158,488回 |
| 万博での総CO2削減量 | 約12,837kg(算出値) |
| 開発背景 | マイボトルの普及に伴う「洗浄の手間」を解消するため。2006年からの啓発活動の延長 |
| 関係制度・プロジェクト | 関西大学SDGsパートナー制度(象印は2023年10月登録)、関大マイボトルアンバサダー『ECOひいきプロジェクト』(2024年5月始動) |
| 機器の主な特徴 | 約20秒で洗浄・除菌、短時間での利用が可能 |
| 参考リンク | 象印マホービン株式会社 公式サイト |
以上が、象印マホービン株式会社による「マイボトル洗浄機」移設に関する具体的な情報整理です。万博での実績と学内の産学連携・学生主体の取り組みを結び付ける形で導入が進められており、キャンパス内でのマイボトル利用促進とプラスチックごみ削減が期待されます。