2/6公開『禍禍女』含むK2Pファンドへ山陰合同銀5,000万出資
ベストカレンダー編集部
2026年1月30日 19:02
K2Pファンド出資
開催日:2月6日
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山陰合同銀行がK2 Picturesの映画製作ファンドに5,000万円を出資
2026年1月30日15時30分付で発表されたリリースによると、株式会社K2 Pictures(東京都目黒区、代表取締役 紀伊宗之)は、株式会社山陰合同銀行(島根県松江市魚町10番地、取締役頭取 吉川浩)から、当社が運用する映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」へ5,000万円の投資を受けることを公表しました。
リリース文には視覚的な表記として「左:山陰合同銀行ロゴ 右:K2 Picturesロゴ」との記載があり、出資関係を示す図像表現も添えられています。本稿では発表の背景、ファンドの目的、初期製作ラインナップ、両社のコメントと会社概要を網羅的に整理します。
出資の基本事実と日程
発表日および出資額、関係者名は以下の通りです。これらはリリース原文に基づく事実情報です。
発表日時:2026年1月30日15時30分/出資者:株式会社山陰合同銀行/受入先:株式会社K2 Picturesが運用するK2P Film Fund Ⅰ/出資額:5,000万円
- K2 Pictures:代表取締役 紀伊宗之(所在地:東京都目黒区青葉台1−11−16)
- 山陰合同銀行:取締役頭取 吉川浩(所在地:島根県松江市魚町10番地)
K2P Film Fund Ⅰの目的と仕組み
K2 Picturesは2023年8月に事業を開始し、2024年5月のカンヌ国際映画祭期間中に「日本映画の新しい生態系をつくる」ことを掲げ、同ファンドの立ち上げを発表しています。本ファンドは、映画製作に資金を供給すると同時に、業界に新しい投資の入口を作ることを目指しています。
リリースで明示された本ファンドの主要な狙いは次の通りです。これらはファンド設計上の方針として示されたもので、具体的な手数料率の数値は開示されていませんが、構造的な変更を掲げています。
- 新たな国内外投資家の参入促進
- ファンド形式の資金調達を採用することで、従来参入が難しかった国内外の投資家が日本映画産業へ参入しやすくすることを目指します。
- 投資家へのリターンの早期化
- 従来の手数料率を下げることにより、投資家へのリターンを早める方針が明示されています。
- クリエイターへの利益還元
- 十分とは言えない現状のクリエイターへの利益還元に対して、成功報酬の導入などを含む仕組みを構築し、才能が産業に関与し続けられる体制を作ることが掲げられています。
ファンド運用と制作方針
K2 Picturesはファンドを通じて、作品製作の資金配分と収益配分の透明性を高める仕組み作りを志向しています。リリースでは、世界市場と勝負できる作品作りにおいて、日本固有の自然・文化といった『日本らしさ』が必要不可欠だと明記されています。
また、山陰合同銀行からの出資を受けて、金融機関と映像制作会社の双方からの視点で新しいファイナンスの形を模索し、地域資源や地域産業と連携した作品作りや発信を重視するとしています。
本ファンド初の製作予定作品と制作陣
リリースには、本ファンドが既に制作を開始している作品群と公開予定が明示されています。具体的な作品名と公開時期を含め、制作面の動きが報告されています。
当該作品には、芸人の挑戦的な取り組みや、既に評価の高いクリエイターの実写化作品が含まれており、ジャンルや表現の幅を広げる方針が読み取れます。
- 『禍禍女』(読み:まがまがおんな)
公開予定日:2026年2月6日(リリース発表時点では翌月の公開予定)
概要:芸人・ゆりやんレトリィバァが初めて映画監督に挑戦する作品で、本ファンド初製作の作品の一つとして挙げられています。ゆりやん氏の監督デビューという点で話題性がある作品です。
- 『ルックバック』実写映画化(原作:藤本タツキ)
公開予定:2026年中
概要:是枝裕和監督が実写映画化する藤本タツキの漫画『ルックバック』の公開を予定していると明記されています。国内外で注目される組み合わせです。
制作の狙いと市場視点
K2 Picturesは、これらの作品を通じて世界市場と勝負できる作品制作を標ぼうしています。そのためには、日本固有の自然や文化といった素材の発掘と丁寧な表現が重要であるとの方針を示しています。
ファンドによる資金調達は、単に制作資金を確保することに止まらず、制作環境や収益配分の透明化、クリエイターの待遇改善を含めた産業構造の再構築を意図したものです。
出資の背景・各社コメントと会社概要
山陰合同銀行は、本出資に際してファンドを通じたエンターテイメント業界との連携強化が、山陰地域における観光資源や地域産業の魅力発信に寄与し、地域経済の活性化につながるとの判断を示しています。リリースでは具体的に地域の豊かな自然や歴史的文化遺産の発信が重要であると述べられています。
K2 Pictures側は、山陰合同銀行の参画を「大きな力」として受け止め、地域に根ざした個性ある物語を掘り起こしながら世界に通用する作品を継続的に生み出す意向を示しています。以下に両社のコメントを原文に近い形で整理します。
- 株式会社山陰合同銀行(コメント)
- 『K2 Pictures 様が掲げる、国内の映画製作エコシステムを再構築することでコンテンツ産業を活性化させグローバル化させるという目的に共感し出資することを決定いたしました。当行は、K2Pictures様と連携し、山陰地域が有する豊かな自然や歴史的文化遺産などの観光資源や地域産業の魅力を広く発信することで観光振興や地域経済の活性化に貢献してまいります。』
- 株式会社K2 Pictures 代表取締役CEO 紀伊宗之(コメント)
- 『本ファンドは世界市場と勝負ができる作品製作を志しています。そのためには、⽇本固有の美しい⾃然・⽂化といった“⽇本らしさ”が必要不可⽋であると考えています。この度、山陰の地に根ざし、地域の産業や暮らしと真摯に向き合い続けてこられた山陰合同銀行様にご参画いただけたことは、私たちにとって大きな力となります。多様な地域の個性や物語に光を当て、日本の奥行きある魅力を掘り起こしていくという当社の挑戦に、心強いパートナーを得た思いです。志をともにする山陰合同銀行様と連携しながら、クリエイティブの可能性をさらに押し広げ、世界に通用する作品を継続的に生み出してまいります。』
以下に、リリースに記載された両社の会社概要を整理します。所在地、代表者、資本金、設立(または事業開始)年、URLを明記します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資先ファンド名 | K2P Film Fund Ⅰ(ケーツーピーフィルムファンドファースト) |
| 出資者 | 株式会社山陰合同銀行 |
| 出資額 | 5,000万円 |
| プレスリリース発表日時 | 2026年1月30日 15:30 |
| K2 Pictures 代表 | 代表取締役CEO 紀伊宗之 |
| K2 Pictures 所在地 | 東京都目黒区青葉台1−11−16 |
| K2 Pictures 資本金 | 492,142,000円(資本準備金も含む) |
| K2 Pictures 事業開始 | 2023年8月 |
| K2 Pictures URL | https://k2pic.com/ |
| 山陰合同銀行 代表 | 取締役頭取 吉川浩 |
| 山陰合同銀行 所在地 | 島根県松江市魚町10番地 |
| 山陰合同銀行 資本金 | 20,705,000,000円 |
| 山陰合同銀行 設立 | 1941年7月 |
| 山陰合同銀行 URL | https://www.gogin.co.jp/ |
| 本ファンド初期製作作品(主なもの) | 『禍禍女』(監督:ゆりやんレトリィバァ、公開予定2026年2月6日)、『ルックバック』(是枝裕和監督による実写化、公開予定2026年中) |
上表は本プレスリリースで提示された主要事実を項目ごとに整理したものです。上述の通り、ファンドは制作資金の供給手段であると同時に、投資家リターンの構造やクリエイター還元の仕組みを再設計する試みとして位置づけられています。
本稿は発表文の全情報を網羅的に整理したものであり、出資額や代表者名、所在地、資本金、公開予定の作品名と公開時期、各社のコメント等を含めて報告しました。ファンド運用と制作の連携が地域資源の発信とどのように結びつくか、今後の具体的な取り組みが注目されます。