群馬銀行がK2P Film Fundへ出資、映画制作と地域連携を促進
ベストカレンダー編集部
2026年1月30日 19:04
K2Pファンド出資
開催日:1月30日
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群馬銀行がK2 Picturesの映画製作ファンドに出資、地域と産業をつなぐ新たな取り組み
株式会社K2Pictures(東京都目黒区、代表取締役 紀伊宗之)は、2026年1月30日15時30分のリリースにて、株式会社群馬銀行(群馬県前橋市、代表取締役頭取 深井 彰彦)より、当社が運用する映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ(ケーツーピーフィルムファンドファースト)」への出資を受けたことを発表しました。
この発表は、K2 Picturesが掲げる「日本映画の新しい生態系をつくる」という方針に対して、地域金融機関である群馬銀行が賛同し、映像・コンテンツ分野を起点とした新たな産業モデル構築に資本面で参画するという、産業と地域の連携を示す事例として注目されます。
発表の日時と関連ビジュアル
リリース発表日時は2026年1月30日 15時30分です。プレス資料には左に群馬銀行のロゴ、右にK2 Picturesのロゴが配置されています。
K2 Picturesは2023年8月に事業を開始しており、2024年5月のカンヌ国際映画祭期間中にフランス・カンヌで本ファンド立ち上げを発表しました。今回の群馬銀行からの出資は、その立ち上げ以降の重要なマイルストーンになります。
K2P Film Fund Ⅰ とは何を目指すのか
K2P Film Fund Ⅰは、従来の映画製作や資金調達の枠組みを再考し、日本映画産業へ新たな資本と仕組みを導入することを目的としたファンドです。国内外の投資家参入の障壁を下げること、クリエイターへの利益還元を改善することを明確なゴールとしています。
具体的には、ファンド設計の工夫によって従来参入しにくかった国内外の新規投資家が参加しやすい条件を作るとともに、従来より手数料率を低減して投資家へのリターンを早めることを掲げています。また、クリエイターへの配分については成功報酬等の仕組みを導入して、制作に携わる創作者が適正かつ早期に利益を得られる体制を整備する方針です。
ファンドの主な狙い(要点)
- 新規投資家の参入促進:国内外の投資家が参入しやすい資金調達スキームを構築する。
- 投資家への早期リターン:従来の手数料率を下げ、投資回収を加速する設計を採用する。
- クリエイター還元の強化:成功報酬などで利益分配ルールを明確にし、才能ある制作者の継続的参加を促す。
以上の設計により、ファンドは単なる資金供給の枠を超えて、作品の質と流通を含めた新たな価値創出を目指します。K2 Picturesはすでに複数のクリエイターと製作を開始しており、本ファンドを通じてそれらのプロジェクトを推進します。
具体的な作品ラインナップと公開スケジュール
K2P Film Fund Ⅰが初めて手掛ける作品として、以下の二作が明記されています。いずれも製作・公開スケジュールが示されており、今後の配給や上映に向けた動きが進んでいます。
まず、芸人・ゆりやんレトリィバァが初めて映画監督に挑戦する作品、映画『禍禍女(まがまがおんな)』が、ファンド初製作作品としてリストされています。この作品は2026年2月6日に公開予定です。
次に、是枝裕和監督による実写映画化が予定されている藤本タツキの漫画『ルックバック』が2026年中に公開を予定しています。両作とも注目作としてファンドの旗艦となる見込みです。
- 作品名
- 『禍禍女(まがまがおんな)』 — 芸人・ゆりやんレトリィバァ 初監督作(公開日:2026年2月6日)
- 『ルックバック』 — 原作:藤本タツキ、実写映画化:是枝裕和監督(公開予定:2026年中)
これらの作品は、ファンドの目的である「世界市場と勝負できる作品製作」に沿ったラインナップとして位置づけられています。日本らしさを生かした題材や、国際的な評価を見据えた制作体制が意識されています。
群馬銀行の出資判断と期待、企業情報の整理
群馬銀行はK2 Picturesの理念である「日本映画の新しい生態系の創造」を高く評価し、映像・コンテンツが地域の魅力発信や産業活性化、観光振興に寄与する可能性に着目して出資を決定しました。群馬県内ではロケーション活用や情報発信の取り組みが進んでおり、映像制作との親和性が高まっている点も判断材料となっています。
群馬銀行は本ファンドが手掛ける映画製作を通じて、地域資源を活かした撮影機会の創出や映像を通じた認知向上が期待できるとしています。K2 Picturesは、同銀行からの投資を受け作品製作をさらに推し進めると同時に、両社でファイナンスの新しい形を模索し、映画製作と金融の両面から世界市場を見据えた体制を構築していくとしています。
各社のコメント(要旨)
- 株式会社群馬銀行
- 「K2P Film ファンド1号への出資を通じて、映画産業の新たな発展に貢献できることを大変嬉しく思います。群馬県ではクリエイティブ分野の振興やロケ誘致の強化など、映像を活用した情報発信の取り組みが進んでおり、本ファンドが手がける作品が国内外で広く発信されることで、地域の魅力発信や産業活性化にも寄与することを期待しております。」
- 株式会社K2 Pictures 代表取締役CEO 紀伊宗之
- 「本ファンドは、世界市場と勝負できる作品製作を志しています。その実現には、日本固有の美しい自然や文化といった‘日本らしさ’が不可欠であると考えています。地域とともに歩み、その魅力や可能性を育み続けてこられた群馬銀行様にご参画いただけたことは、私たちにとって大きな励みであり、創作の可能性をさらに広げるものです。志を同じくする仲間とともに、最高水準のクリエイティブを世界へ発信できるよう、着実に歩みを進めてまいります。」
両社のコメントからは、地域振興と国際競争力の両立を目指す姿勢が明確に読み取れます。金融機関の資本参加によって、制作現場と地域社会との接続が強化される可能性があります。
会社概要(リリース記載の情報)
| 会社名 | 代表者 | 所在地 | 資本金 | 設立/事業開始 | URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社群馬銀行 | 代表取締役頭取 深井 彰彦 | 群馬県前橋市元総社町194番地 | 48,600,000,000円 | 設立:1932年9月 | https://www.gunmabank.co.jp/ |
| 株式会社K2 Pictures | 代表取締役CEO 紀伊宗之 | 東京都目黒区青葉台1−11−16 | 492,142,000円(資本準備金も含む) | 事業開始:2023年8月 | https://k2pic.com/ |
上表はリリースに記載された各社の正式な会社情報を整理したものです。資本金や所在地、設立・事業開始の時期など、基本的な企業データが含まれます。
この記事の要点まとめ
以下は本リリースで示された主要事項を整理した表です。出資の事実、ファンドの目的、制作予定作品、企業情報、そして群馬銀行の出資理由までを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日時 | 2026年1月30日 15時30分(株式会社K2Pictures リリース) |
| 出資者 | 株式会社群馬銀行(代表取締役頭取 深井 彰彦) |
| 出資先(受益) | K2P Film Fund Ⅰ(ケーツーピーフィルムファンドファースト)/運用:株式会社K2Pictures |
| ファンドの主目的 | 国内外投資家の参入促進、手数料率の低減による投資家への早期リターン、クリエイターへの利益還元強化(成功報酬など) |
| 主要製作作品 | 『禍禍女(まがまがおんな)』—ゆりやんレトリィバァ初監督作(公開:2026年2月6日)、『ルックバック』(藤本タツキ原作、是枝裕和監督 実写化、公開予定:2026年中) |
| 群馬銀行の出資理由 | 映像・コンテンツが地域の魅力発信・産業活性化・観光振興に寄与する可能性、地域におけるロケ活用や情報発信の取り組みと高い親和性があるため |
| K2 Pictures 会社情報(抜粋) | 所在地:東京都目黒区青葉台1−11−16、代表:紀伊宗之、事業開始:2023年8月、資本金:492,142,000円、URL:https://k2pic.com/ |
| 群馬銀行 会社情報(抜粋) | 所在地:群馬県前橋市元総社町194番地、代表:深井 彰彦、資本金:48,600,000,000円、設立:1932年9月、URL:https://www.gunmabank.co.jp/ |
以上のとおり、K2 Picturesの運用するK2P Film Fund Ⅰに対する群馬銀行の出資は、資金面だけでなく地域資源と映像制作を結び付ける取り組みとしての意味合いを持っています。ファンド設計における投資家還元とクリエイター還元の改善、ならびに具体的な制作ラインナップは、今後の作品公開とともにその成果が検証されることになります。