ヌレエフ版『くるみ割り人形』を映画館で体感 TOHO日本橋延長中
ベストカレンダー編集部
2026年2月1日 06:19
パリ・オペラ座INシネマ
開催期間:1月23日〜3月19日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
パリ・オペラ座の舞台を映画館で体験する「パリ・オペラ座 IN シネマ 2026」
東宝東和は、パリ・オペラ座の選りすぐりの公演を映画館で上映する企画『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』を発表しました。公開期間は2026年1月23日(金)から3月19日(木)までで、厳選された全2演目を各1週間限定で全国の劇場にて順次上映します。劇場の良席で観るような臨場感と、映画館の大画面・迫力ある音響でパリ・オペラ座の舞台芸術を体感できる上映シリーズです。
本リリースは東宝東和株式会社より2026年1月31日23時27分に出されました。昨シーズンに続く企画となっており、シネマ上映ならではの映像・音響編集によって、舞台公演の細部まで鮮明に再現される点が強調されています。上映期間中は全国の劇場での公開が予定されていますが、作品ごとに1週間の限定上映となる点に留意が必要です。
上映作品の構成について
発表時点ではシリーズ全体が全2演目で構成されること、各演目が1週間限定上映であることが明記されています。本記事で扱う詳細情報は、同シリーズで上映されるルドルフ・ヌレエフ版『くるみ割り人形』に関するものです。
各作品の上映スケジュールや劇場は公式サイト等で随時案内されるため、鑑賞を検討する際は上映スケジュールの確認を推奨します。公式情報は配給元の東宝東和が提供しています。
ヌレエフ版『くるみ割り人形』の演出と見どころ
今回上映されるのはルドルフ・ヌレエフ振付の『くるみ割り人形』収録映像です。E.T.A.ホフマンの原作にある怪奇性とファンタジー性が融合された演出で、クララの成長物語と初恋・冒険が描かれます。ヌレエフ版の大きな特徴は、魔術師ドロッセルマイヤーと王子を同一のダンサーが演じる点で、初老の紳士と光り輝く理想的な王子を同じ身体で演じ分けることで、物語の心理的な豊かさが深められています。
1幕と2幕を巧みに繋げる演出は映画的な流れを作り、舞台劇としての時間感と映像作品としての見せ方が両立しています。ホフマンの心理ホラー的要素が色濃く現れるのは、1幕に登場するねずみたちの場面で、パリ・オペラ座学校の生徒たちが「子ねずみ」として集団でクララに襲い掛かる描写は、ホラー映画さながらの緊張感を与えます。
舞踊的見どころと美術・衣裳
金平糖のグラン・パ・ド・ドゥは細かな足技や高度なリフトを含む非常に技巧的な演目であり、観客の目を引き付ける高度な技術と芸術性があります。また、お菓子の国でのディヴェルティスマンや、ニコラス・ジョージアディスが手掛けた豪華な衣裳、群舞による雪の場面のダイナミズムといった視覚的な魅力も大きな見どころです。
こうした演出・美術・衣裳の総合力により、クリスマスの夢を壮麗かつファンタジックに再現しています。家族連れでも楽しめる構成になっている一方で、舞踊の細部に目を向けると大人の鑑賞にも耐える深みがある点も特筆されます。
物語(STORY)と作品クレジット
〈STORY〉は以下の通りです。クリスマス・イヴ、シュタルバウム家のパーティでクララは名付け親の魔術師ドロッセルマイヤーから白いくるみ割り人形を贈られます。夜中に目を覚ましたクララがくるみ割り人形を探しにサロンに降りると、おもちゃが動き出し、クリスマスツリーが巨大化します。ねずみの軍団が現れると、クララはおもちゃの兵隊と共にくるみ割り人形を守ろうとし、ねずみの王が姿を現すとくるみ割り人形は騎兵隊長に変身して戦い、ねずみの王を倒します。
騎兵隊長が王子の姿となり、クララと王子は雪の国を経てお菓子の国へと旅します。途中、クララの悪夢に家族の姿が現れる場面があり、お菓子の国での華やかな饗宴ではクララが姫の姿となり王子と踊ります。夢から覚めたクララは、居間でくるみ割り人形を抱いたままドロッセルマイヤーに起こされ、客人たちが帰っていく中で『あの旅は夢だったのか』と雪の降る玄関で人形を抱えて座る結末です。
作品クレジットは以下の通りです。
- 音楽
- ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
- 振付
- ルドルフ・ヌレエフ
- 指揮
- アンドレア・クイン
- 舞台美術・衣装
- ニコラス・ジョージアディス
出演・収録情報、上映スケジュール、料金・関連リンク
本上映の主要出演者と配役、所属や昇進情報などは次の通りです。収録はパリ・オペラ座バスティーユで行われ、収録日は2023年12月16日と12月19日です。上映時間は1時間48分です。
- クララ:ドロテ・ジルベール(エトワール)
- ドロッセルマイヤー/王子:ギヨーム・ディオップ(エトワール)
- ルイーザ(クララの姉):ビアンカ・スクダモア(2026年1月よりプルミエール・ダンスーズ)
- フリッツ(クララの弟):アントワーヌ・キルシェ―ル(プルミエ・ダンスール)
- 母:ファニー・ゴルス(スジェ)
- 父:セバスチャン・ベルトー
- 雪のソリスト:エロイーズ・ブルドン(プルミエール・ダンスーズ)、ロクサーヌ・ストヤノフ(エトワール)
- アラビア:ジェレミー=ルー・ケール(プルミエール・ダンスール)、ロクサーヌ・ストヤノフ(エトワール)
- アクロバット:アントニオ・コンフォルティ(スジェ)、トマ・ドキール(プルミエール・ダンスール)、レオ・ド・ビュスロル(コリフェ)
- パストラル(葦笛):マリーヌ・ガニオ(プルミエール・ダンスーズ)、イネス・マッキントッシュ(プルミエール・ダンスーズ)、シュン・ヴィン・ラム(スジェ)
本作において注目される点は複数あります。ドロッセルマイヤーと王子を同一のダンサーが演じることで生まれる心理的二重性、パリ・オペラ座学校の生徒が担う「子ねずみ」群舞による鋭い表現、ニコラス・ジョージアディスによる衣裳の豪華さ、そして金平糖のグラン・パ・ド・ドゥに見られる高度な技巧などです。
上映スケジュールに関しては、本作『くるみ割り人形』は当初2026年1月23日(金)~1月29日(木)の1週間限定上映として公開されましたが、TOHOシネマズ日本橋での上映が好評につき2月5日(木)まで延長されています。シリーズ全体は2026年1月23日~3月19日の期間中に、各演目を1週間限定で全国上映する構成です。
料金は次の通りです(いずれも税込)。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 一般 | 3,000円 |
| 学生 | 2,000円 |
配給は東宝東和。公式の情報は以下のリンクで確認できます。
- 公式サイト:https://tohotowa.co.jp/parisopera/
- 公式X:https://x.com/CinemaOParisJp
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/cinemaoparisjp
補足情報として、ヌレエフ版『くるみ割り人形』はこれまで来日公演で上演されたことがなく、映像パッケージとしての発売もされていないため、本シネマ上映は日本における貴重な機会にあたります。収録はパリ・オペラ座バスティーユにて2023年12月16日・19日に行われました。
記事の要点まとめ
以下の表は、本記事で紹介した主要情報を整理したものです。上映作品の特徴、収録日時、上映期間・延長情報、料金、公式リンクなどを一覧にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 上映シリーズ | 『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』(全2演目、各1週間限定上映) |
| 対象作品 | ルドルフ・ヌレエフ版『くるみ割り人形』(本記事の詳細対象) |
| 収録日時・場所 | 2023年12月16日・19日/パリ・オペラ座バスティーユにて収録 |
| 上映時間 | 1時間48分 |
| 初回上映期間 | 2026年1月23日(金)~1月29日(木) |
| TOHOシネマズ日本橋延長 | ~2026年2月5日(木)まで延長上映 |
| シリーズ上映期間 | 2026年1月23日(金)~3月19日(木) |
| 料金(税・込) | 一般 3,000円/学生 2,000円 |
| 主なスタッフ | 振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:チャイコフスキー/指揮:アンドレア・クイン/舞台美術・衣裳:ニコラス・ジョージアディス |
| 主な出演 | クララ:ドロテ・ジルベール/ドロッセルマイヤー/王子:ギヨーム・ディオップ ほか(詳細は本文参照) |
| 公式情報 | https://tohotowa.co.jp/parisopera//X:https://x.com/CinemaOParisJp/Instagram:https://www.instagram.com/cinemaoparisjp |
| 配給 | 東宝東和 |
本記事は東宝東和が発表したプレスリリースの内容を基に、ヌレエフ版『くるみ割り人形』の特徴、出演者、収録・上映情報、料金や公式情報を整理してお伝えしました。上映は限定的な期間で行われるため、興味のある方は公式サイトで上映スケジュールを確認すると必要な情報を得られます。