大阪万博でドローン回収、太陽光パネル250枚を2日で撤去
ベストカレンダー編集部
2026年2月3日 11:06
太陽光パネル空中回収
開催日:2月3日
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大阪万博の会場で実現した「空中回収」──250枚の太陽光パネルを2日で撤去
2026年2月3日付のプレスリリースに基づき、EUREKA株式会社(本社:東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン26階)は、大阪万博会場に設置された中東大手国家パビリオンの屋上に分散配置された約250枚の太陽光パネルを、大型ウィンチ付きドローンによる空輸・回収で撤去しました。作業は日本国内で大型ドローンを用いて資材を運搬・回収する建設現場での初の試みであり、国土交通省の許可のもと実施されています。
現地は伝統的な都市構造を模した複雑な十数棟が入り組むパビリオン群で、隣接するパビリオンが同時に解体作業を行う過密な工事環境であるため、従来の足場を用いた撤去は多大な予算・日数・安全管理コストを要しました。EUREKAはこうした条件下で、地上からの作業を全面的に見直し、空中輸送を最適解として採用しました。
現場の課題と選択した手法
当該パビリオンは高さが異なる十数棟が入り組み、屋上に太陽光パネルが分散して配置されていました。足場設置には近隣パビリオンや作業車両との干渉が避けられず、作業員の安全確保も困難でした。工期は逼迫しており、従来手法では間に合わない見込みでした。
これらの条件を受け、EUREKAは「地上からのアプローチ」を放棄し「空からのアプローチ」を採用しました。1枚あたり約23kgのパネルを大型ドローンにより吊り上げ、クレーンが届く範囲まで直接空輸して引き渡す工法を導入。結果として足場組立てを一切不要わずか2日間で完遂しました。
- 撤去対象:中東大手国家パビリオン 屋上の太陽光パネル 約250枚
- パネル重量:1枚あたり約23kg
- 作業期間:2日間で全撤収完了
- 実施日:プレスリリース日 2026年2月3日(公表日)
使用した機材と電源マネジメント──安全性とカーボンニュートラルの両立
本プロジェクトでは、ドローン機材および電源管理が作業の効率化と環境負荷低減の要となりました。大型ウィンチ付きドローンとしてDJI AGRAS T30をはじめ、積載性および安定した吊り上げ能力を有する機材を採用しました。
電源面では先端の蓄電技術を導入し、作業に必要なエネルギーをカーボンニュートラルかつ持続的に供給しました。具体的には半固体蓄電池を用いた大容量ポータブル蓄電池「SuperBaseV」を使用し、200V急速充電による電源マネジメントを実施。これにより、ドローン複数機の運用と作業工程の短縮を両立し、結果的にCO2排出ゼロを達成しました。
採用技術の詳細
採用した主要機材・技術は次の通りです。ドローンは大型ウィンチを装備し、精密な吊り上げ・搬送を可能にしました。電源は半固体蓄電池であるSuperBaseVを中心に構成し、現場での充電・電力供給を効率化しました。
また、EUREKAは太陽光システム、バッテリー、発電機、キュービクル、UPSシステムをレンタルベースで供給するトータルソリューションを提供しました。これにより、現場での「瞬断を許さない仮設電源ソリューション」を実現し、作業の継続性と信頼性を確保しています。
- ドローン機種
- DJI AGRAS T30(大型ウィンチ装備)
- 蓄電設備
- 半固体蓄電池 SuperBaseV(大容量ポータブル蓄電池)、200V急速充電対応
- 電源ソリューション
- 太陽光システム、バッテリー、発電機、キュービクル、UPS(レンタル提供)
- 環境配慮
- CO2排出ゼロの運用を目標とした電源管理、HVO燃料等の先端技術採用
組織体制と関係者の評価──許認可とパートナーシップ
本プロジェクトは、国土交通省の許可を得て実施されたほか、イタリアのグローバル建設会社RIMOND JAPAN(プロジェクト主幹)より承認を受け、株式会社スカイシーカー、エイム合同会社との連携により実現しました。関係者間での強固なパートナーシップが、短期間での安全かつ環境配慮した撤去作業を可能にしました。
また、EUREKAは「サスティナブル」を理念に掲げ、設計・設置から撤去まで一貫したレンタルサービスを提供しています。国際イベントやテレビ中継で求められる安定した仮設電源に強みを持ち、HVO燃料や半固体蓄電池など先端技術を活用したカーボンニュートラルな電源供給を推進しています。
関係企業と許認可
プロジェクトに関与した主な企業・組織は以下のとおりです。各社の役割分担と合意により、施工・運営・安全管理が統合的に行われました。
- プロジェクト主幹:RIMOND JAPAN(イタリア系グローバル建設会社)
- 実施企業:EUREKA株式会社(電源ソリューション提供、機材管理)
- 協力企業:株式会社スカイシーカー、エイム合同会社(現場運用、ドローン運用支援等)
- 許認可機関:国土交通省(厳格な許可のもと実施)
これらの連携を背景に、品質(Quality)・コスト(Cost)・工期(Delivery)・安全(Safety)・環境(Environment)の5大管理(QCDSE)を高い次元で達成しています。
代表者のコメント(原文と和訳)
RIMOND JAPAN株式会社 CEO Mert Cek (メルト チェキ) 様(英語原文)
"RIMOND would like to express its appreciation for the services provided by EUREKA. EUREKA supplied a complete power solution—including a solar system, batteries, generator, cubicle, and UPS system-on a rental basis, all of which were delivered in excellent condition and of very high quality.
Throughout the entire process, EUREKA demonstrated a high level of professionalism and responsiveness. Their support was particularly strong during the pre-contract phase, continued seamlessly after contract execution, and remained thorough and efficient during the removal process. We especially valued the innovative methods they implemented for the removal of the solar panels, which reflected both technical expertise and careful consideration of site conditions.
EUREKA’s open-minded and flexible approach to working with foreign companies was a significant advantage and greatly facilitated smooth communication and collaboration. Overall, we are very grateful for their support and assistance and highly value the positive working relationship established during this project."
和訳
「RIMONDは、EUREKAが提供したサービスに対し感謝の意を表します。EUREKAは太陽光システム、バッテリー、発電機、キュービクル、UPSシステムを含む完全な電源ソリューションをレンタルベースで供給し、これら全てが極めて良好な状態で納品され、非常に高品質でした。
全プロセスを通じ、EUREKAは高い専門性と迅速な対応力を示しました。契約前段階における支援は特に手厚く、契約締結後も途切れることなく継続され、撤去作業においても徹底的かつ効率的な対応を維持しました。特に評価すべきは、太陽光パネル撤去時に採用された革新的な手法は、技術的専門性と現場状況への細やかな配慮が反映されていました。
EUREKAが外国企業との協業において示した柔軟かつオープンな姿勢は大きな強みであり、円滑な意思疎通と協働を大いに促進しました。総じて、彼らの支援と協力に深く感謝するとともに、本プロジェクトを通じて築かれた良好な業務関係を高く評価しております。」
EUREKA株式会社 CEO John Herald Chong(ジョン ヘラルド チョング)
「今回のプロジェクトの成功は、単なる一企業の成果ではなく、日本の建設業界における『新たな時代の幕開け』を象徴するものだと確信しています。当初、複雑に入り組んだパビリオンの構造を前に、多くの関係者が頭を抱えていました。しかし、私たちは『サステナブルであること』と『効率的であること』は両立できるはずだと信じ、ドローン空輸という答えに辿り着きました。
現場でドローンがパネルを運び去る光景を、隣接する他国パビリオンの業者の方々が驚きを持って見つめていた姿が印象的です。私たちはこれからも、世界標準の技術と日本品質を融合させ、災害対策や再生可能エネルギーの普及を通じて、人々の生活に『安心・安全・便利』を届ける使命を果たしてまいります。」
代表者コメントには、プロジェクトの技術的評価と協業におけるコミュニケーションの円滑さが反映されています。現場運用、機材供給、法令対応の各面において高い評価が得られたことが明記されています。
プロジェクトの要点整理
以下に本プロジェクトの主要な情報を表形式で整理します。関係者、実施内容、主要数値、使用機材、環境対応などを網羅的にまとめ、プロジェクトの全体像を把握しやすくしています。
最後に、EUREKAの連絡先情報と事業領域を記載します。今回の事例は、イベント現場や過密な解体・撤去現場における新しい作業手法の参考例となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 大阪万博 中東大手国家パビリオン 太陽光パネル空中回収 |
| 実施会社 | EUREKA株式会社(本社:東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン26階) |
| 公表日 | 2026年2月3日 10:00 |
| 撤去対象 | 太陽光パネル 約250枚(屋上分散設置) |
| パネル重量 | 約23kg / 枚 |
| 作業期間 | 2日間で全撤収完了 |
| 主要機材 | 大型ウィンチ付きドローン(DJI AGRAS T30 等)、SuperBaseV(半固体蓄電池) |
| 電源管理 | 半固体蓄電池 SuperBaseV、200V急速充電、カーボンニュートラル運用 |
| 協力・承認 | RIMOND JAPAN(主幹)、株式会社スカイシーカー、エイム合同会社、国土交通省の許可 |
| 主な成果 | 足場不使用による工期短縮、コスト削減、安全性確保、CO2排出ゼロ達成、QCDSEの両立 |
| EUREKAの事業領域 | 設計・設置・撤去までの一貫レンタル電源サービス(瞬断を許さない仮設電源ソリューション) |
| 問い合わせ先 | EUREKA株式会社 URL: https://web.eureka-jp.design/contact/ |
本プロジェクトは、日本国内での建設現場における大型ドローン利用の先例として位置づけられます。実施に当たっては関係機関の許認可、現場の安全管理、電源供給の信頼性確保が前提となっており、各要素が揃うことで短期間かつ環境配慮した撤去が可能となりました。関連する技術としては、半個体蓄電池(SuperBaseV)、HVO燃料を含むカーボンニュートラル手法、ドローンによる精密吊り上げ運搬などが挙げられます。