第一三共ヘルスケアが支えるAYA世代向け肌ケアセミナー
ベストカレンダー編集部
2026年2月3日 12:32
第11回 肌ケアセミナー
開催日:2月1日
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東京・日本橋で開かれたAYA世代向け「肌ケアセミナー」――30名近くが参加
第一三共ヘルスケア株式会社は、治療による肌トラブルに悩むAYA世代(思春期・若年成人、一般的に15~39歳を指す)の女性がん患者を対象にした「第11回 肌ケアセミナー in 東京」を2026年2月1日(日)に東京・日本橋で開催しました。セミナーには30名近くのがんの罹患者や経験者が参加しました。
本セミナーは、がん治療中に生じやすい肌の変化や外見に関する悩みに対し、看護師やアピアランス(外見ケア)専門家などが、日常生活に取り入れやすい具体的なケア方法を講義と実技で伝えることでQOL(生活の質)向上を目指すものです。第一三共ヘルスケアは2022年から定期的に本活動を実施しています。
セミナーの構成と登壇者:講義・体験・座談会で“実践的に学ぶ”
当日のプログラムは、主催者挨拶に始まり、がん治療中でも取り入れられるスキンケア講義、肌ケア体験講座、カバーメイクのミニ講座、そして講師陣と参加者による座談会で構成されました。登壇者と担当領域は以下の通りです。
- 主催者挨拶:第一三共ヘルスケア 広報部 薬剤師 上吉川奈央
- 講義(スキンケアの基礎):第一三共ヘルスケア 看護師 東島愛美
- 肌ケア体験講座:アピアランス・サポート東京 アピアランス・サポート相談室 室長 村橋紀有子氏
- カバーメイクミニ講座:一般社団法人ピアリング アピアランスケアアドバイザー 野村奈美氏
- 座談会:講師陣、第一三共ヘルスケアの社員、参加者による意見交換
主催者挨拶では、上吉川氏が「本日のセミナーを通じて、日常に取り入れやすい適切なケアを知ってスキンケアやメイクを楽しんでいただきながら、皆さまが自信をもって前向きな気持ちになるためのお手伝いができれば嬉しい」と述べました。
実践中心のプログラム詳細:保清・保湿・保護を軸に
看護師・東島愛美氏の講義は、抗がん剤治療による肌への影響のメカニズム解説から始まり、具体的な日常ケアの手順までを網羅しました。東島氏は、治療により基底層がダメージを受けると皮膚の新陳代謝が低下し、乾燥や各種皮膚トラブルを招くという点を示しました。
講義の中で提示された肌ケアの基本は「保清(清潔)・保湿(うるおい)・保護(日焼け対策など)」の3点です。具体的な方法や注意点も細かく説明され、参加者にはすぐに日常で試せる実践的な内容が提供されました。
- 保清(洗浄)
- 弱酸性・アルコールフリー・泡タイプなどの低刺激な洗浄料を用いた「なで洗い」を推奨。タオルでの摩擦を避ける工夫も説明。
- 保湿
- 皮膚バリア機能を意識したこまめな保湿を日中・就寝前に行うこと。乳液を多めに使い摩擦を生じさせない方法も紹介。
- 保護(UV対策)
- 年間を通じた紫外線対策として日傘や衣類での遮光、外出時の工夫を強調。
また、洗浄や保湿の際の具体的な手順、摩擦を抑えるコツ、皮膚をいたわる観点からの製品選択基準などが共有されました。参加者からは「すぐに試してみたい」といった声が寄せられています。
肌ケア体験講座:自分らしさを諦めないセルフエステ
アピアランス・サポート東京 室長の村橋紀有子氏は、「デリケートなお肌のためのセルフエステ フェイスケア」と題して体験講座を行いました。村橋氏は、進学や就職などライフイベントと治療が重なりやすいAYA世代の心理的負担に触れながら、心身をいたわる時間の重要性を強調しました。
実技パートでは、静脈やリンパの流れを促して浮腫(むくみ)改善を目指す「巡活(じゅんかつ)マッサージ」を指導。清潔な手で乳液をたっぷり使用し、指の腹を用いて摩擦を避けながら優しく流す手法を実演しました。
- 乳液を十分に用意し、手を清潔にする
- 三指(人、中、薬指)を用いて耳珠、耳垂、マンディブラーノッチの3点を意識して内径静脈に沿わせる
- 優しい圧で老廃物を促すように流す
村橋氏は「小さなことでも一人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と述べ、ケアが自己肯定感の向上や穏やかな時間につながる点を示しました。
カバーメイクミニ講座:治療を感じさせない元気に見えるベースメイク
一般社団法人ピアリングの野村奈美氏は「元気に見えるベースメイク編」として、治療中に起こりやすい肌の変化(肌荒れ、乾燥、赤み、くすみ、くま、あざ・色素沈着・傷あとなど)を自然にカバーする実践的なテクニックを披露しました。
デモンストレーションでは、シミのカバーに関して「一度で隠そうとせず薄く重ねる」「量を微調整する」「ブラシを活用する」「全部を隠そうとせず部分的にカバーする」といったポイントが示されました。色選びやチークの入れ方(頬の一番高いところに血色をのせる)など、細部に渡る説明も行われました。
座談会と参加者の声:悩みの共有から具体的な対処まで
セミナー後半の座談会では、講師陣と参加者が一つの輪になり、治療が日常生活や社会生活に及ぼす影響について意見交換が行われました。学業や就労、結婚・子育てなどのライフイベントと治療が重なるAYA世代特有の悩みが多く語られました。
参加者からは、化粧品がしみる、脱毛への不安、接客業での外見にまつわる心ない言葉への傷つきなど、具体的で切実な体験が共有されました。講師陣はそれらに対し、外見を守るための実践的な技術だけでなく、頭皮の保湿やマッサージ、爪の健康のための栄養(タンパク質摂取)など内側からのアプローチも含めたアドバイスを行いました。
座談会を通じて示されたメッセージは、外見ケアが単なる“隠す”ための手段ではなく、治療に励む自分を慈しむための儀式であり、正しい知識に基づく外見ケアが不安の軽減や自分らしさの再発見につながるという点です。
参加者の具体的な感想
終了後に寄せられた声には、次のような内容が含まれていました。
- 「治療で肌や顔の変化が気になっていたが、日常で自分でケアできる方法を知り安心した」
- 「仕事や外出前にも取り入れられる内容で、無理なく続けられそうだと感じた」
- 「肌の基本を改めて学べたことでスキンケアに自信が持てた」
- 「鏡を見る時間が少し楽しみになった」
- 「同じ治療経験の同世代の姿に希望が持てた」
これらの反応は、第一三共ヘルスケアが行った調査結果とも符合します。同社の調査では、がん治療中に肌ケアを行い効果を感じた方の約8割が「気持ちが前向きになる」などの心理的変化を実感していると報告されています(出典:第一三共ヘルスケア)。
第一三共ヘルスケアの取り組みとセミナーの意義
第一三共ヘルスケアは、第一三共グループの企業理念に沿い、OTC医薬品を中心に消費者が自ら選択できる製品やサービスを提供する事業を展開しています。近年はスキンケアやオーラルケア領域にも事業を拡張し、コーポレートスローガン「Fit for You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」の実現に向けた取り組みを進めています。
肌ケアセミナーは2022年から定期開催されており、治療による外見変化に伴う心理的負担の軽減や、日常生活で実践できるセルフケアの普及を目的としています。第一三共ヘルスケアは本セミナーを通じてがん患者のQOL向上を支え、がんに罹患しても安心して生活できる社会の実現に貢献することを目指すとしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 第11回 肌ケアセミナー in 東京 |
| 開催日時 | 2026年2月1日(日) |
| 開催場所 | 東京・日本橋 |
| 参加者 | がんの罹患者・経験者 約30名近く(AYA世代の女性中心) |
| 主催 | 第一三共ヘルスケア株式会社 |
| プログラム(登壇者) |
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| 主な内容 |
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| 調査データ | がん治療中の肌ケアで効果を感じた方の約8割が心理的に前向きになる変化を実感(第一三共ヘルスケアの意識調査) 調査資料(PDF) |
| 継続情報 | 肌ケアセミナーは2022年より定期開催。今後もQOL向上に向けた取り組みを継続予定。 |
| 企業情報 | 第一三共ヘルスケアは第一三共グループの一員としてOTC医薬品、スキンケア、オーラルケアなどの事業を展開。 |
本記事では、2026年2月1日に行われた第11回目の肌ケアセミナーの開催情報、参加状況、プログラム内容、講師の発言、参加者の反応、同社の関連調査および企業としての位置づけまでを整理しました。セミナーで示された「保清・保湿・保護」の3つの基本や実践的なマッサージ、メイクの手法といった具体的なノウハウは、治療中の肌トラブルに対する日常的な対処として報告されています。出典や詳細は第一三共ヘルスケアの公開資料(上記PDF)をご確認ください。