3月21日開幕|名古屋で里帰り公開 三日月兼光展
ベストカレンダー編集部
2026年2月4日 05:54
三日月兼光と備前の名刀
開催期間:3月21日〜5月31日
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名古屋で里帰り公開──三日月兼光と備前刀の全貌
東建コーポレーション株式会社が2026年2月3日付で発表した特別展「三日月兼光と備前の名刀」は、名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(愛知県名古屋市)で2026年3月21日(土)から5月31日(日)まで開催される。同館が所蔵することになった名刀・三日月兼光の国内初公開を中心に、備前の名工たちの名刀を一堂に公開する企画である。
本展の中心となる太刀は、銘に「太刀 銘 備州長船兼光 延文五年六月日」と切られたもので、通称「三日月兼光」。南北朝時代に長船派の刀工・兼光が鍛えた太刀であり、戦国大名・上杉謙信が愛用し、のちに上杉景勝の手元に伝来した由緒ある一振りである。戦後長らくアメリカにあったが、2025年に日本へ里帰りし、今回の公開は同館所蔵を記念したものである。
「三日月」の名の由来と刀身の特徴
三日月兼光は、刀身に三日月のような働き(湯走り)が現れる独特の刃文を示すことから「三日月」の号で呼ばれてきた。刀身は大切先を備え、彫物には倶利伽羅龍が施されるなど、視覚的な迫力を持つ点が見どころである。
本刀は展示期間中、前期と後期で佩表(表側)と佩裏(裏側)を入れ替えて公開する。具体的には、前期が3月21日(土)~4月26日(日)で佩表を展示、後期が4月27日(月)~5月31日(日)で佩裏を展示するため、両面の彫刻や刃文の表情を異なる角度から観察することができる。
備前の刀工史と今回の代表作たち
備前国(現在の岡山県東南部)は古くから良質な鉄と鍛冶技術に恵まれ、多数の刀工を輩出してきた。現存する名刀の約70%が備前物とされることからも、その生産力と技術の高さがうかがえる。本展では南北朝期から近世に至る備前の名工たちの作例を複数点展示する。
長船派や一文字派といった系譜は、平安時代中期の古備前鍛冶に起源を持ち、鎌倉時代〜室町時代にかけて制作技法や意匠を発展させた。今回の展示を通じて、備前刀の技術伝承と刃文の多様性を実物で確認できる。
主要出品刀の詳細
本展の目玉以外にも、次のような重要な刀剣が出品される。いずれも来歴や銘、刃文の特徴が明記され、来館者が比較観察できるよう展示解説が添えられる。
- 太刀 銘 備州長船住景光 正和五年十月日(旧国宝):徳川宗家第16代当主・徳川家達が所持した一振で、刃文に半円状の小互の目乱れが現れる。景光は光忠を祖父、兼光を子に持つ名門の刀工であり、刀身には短く伸びる足や葉状の働きが見られる。
- 刀 無銘 伝兼光(金象嵌)本多平八郎忠為所持之:本多忠勝の孫・本多平八郎忠為が所持していたとされる刀で、所持銘は本阿弥光忠による金象嵌。大磨上ながら力強い大切先を備え、互の目乱れに逆足や小足が確認できる。
これらの刀と三日月兼光を並べて観ることで、制作年代や作風の差異、同一系統の技術流布の様相が比較できるよう配慮されている。
関連プログラム:鑑賞体験と新作グッズ
特別展開催に合わせ、鑑賞体験やオリジナルグッズの販売、宿泊を伴うバスツアーなどの関連プログラムが用意されている。展示を単に観るだけでなく、学芸員による解説や実物に触れる機会を通じて理解を深められる構成だ。
オリジナルグッズは北館1階ミュージアムショップで順次販売される。詳細や販売開始のタイミングは当館の公式SNSで案内される予定である。
新作グッズ
公開記念の主なオリジナルグッズは次の通りである。いずれも三日月兼光をモチーフに製作され、コレクションアイテムとしての側面が強い。
- 茎キーホルダー(三日月兼光の銘を忠実に再現)
- 刀朱印(三日月兼光)
販売場所:名古屋刀剣博物館 北館1F ミュージアムショップ。詳しい販売情報は公式SNS(X、Facebook、Instagram)で随時告知される。
宿泊バスツアー(日本刀と温泉を巡る)
開催日:2026年5月23日(土)~24日(日)。本ツアーは名古屋刀剣博物館をはじめ、熱田神宮、犬山城白帝文庫などを巡る行程が組まれている。犬山城白帝文庫では脇差「明智兼光」、名古屋刀剣博物館では太刀「三日月兼光」を鑑賞する予定である。
ツアーの特徴には、真剣を実際に手に取って鑑賞する日本刀鑑賞会、学芸員によるギャラリートークが含まれる。宿泊はホテル多度温泉(自家源泉100%)で、温泉露天風呂、温泉大浴場、温泉プールなど館内湯めぐりを楽しめる。ツアーの詳細は後日、当館公式SNSにて案内される。
開催情報、料金、交通アクセスの詳細
特別展「三日月兼光と備前の名刀」の会期と開催場所、入館料や開館時間、休館日等の公式情報をここに整理する。観覧計画を立てる際の正確なデータとして活用できるよう配慮した。
会場は名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」北館4階特別展示室。会期は2026年3月21日(土)〜5月31日(日)。開館時間は10:00~17:00(最終入館16:30)である。
休館日と臨時開館
通常休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日休館)だが、以下の日程は臨時に開館する。具体的な日付は3月30日(月)、4月6日(月)、4月27日(月)、5月4日(月)、5月18日(月)である。来館前に最新情報を公式サイトで確認することが推奨される。
なお、三日月兼光は前期・後期で展示の表裏を入れ替えるため、観覧の目的に応じて来館時期を選ぶ必要がある。前期(佩表)3/21〜4/26、後期(佩裏)4/27〜5/31。
入館料と団体料金等
入館料は次の通りである。団体割引や障がい者対応の詳細も明記されている。
- 一般
- 1,200円
- 大学生・高校生
- 500円
- 中学生・小学生
- 300円(※未就学児無料)
- シニア(65歳以上)
- 1,000円
- 障がい者(付添1名含む)
- 無料(障害者手帳をご提示ください)
- 団体(20名以上)
- 一般:300円引き、一般以外:100円引き
展示室内での撮影や所蔵品の取扱いに関するルールは、会場の指示に従う必要がある。学術的な目的での詳細な調査や撮影希望がある場合は、事前に博物館へ問い合わせるとよい。
アクセスと公式案内
公共交通機関でのアクセスは次の通りである。各駅からの徒歩時間も掲載されているため、来館ルートの目安にできる。
- 名古屋市営地下鉄名城線「矢場町駅」下車 徒歩10分
- 名古屋市営地下鉄鶴舞線「大須観音駅」下車 徒歩9分
- 名古屋市営地下鉄東山線「伏見駅」下車 徒歩12分
公式ウェブサイトおよびSNSでは、展示関連の最新情報や関連イベントの告知が行われる。公式ウェブサイト:https://www.meihaku.jp/event-mikadukikanemitsu/。公式SNSはX、Facebook、Instagramの各アカウントが用意されている。
展示内容の要点整理(表形式)
以下の表は、本記事で扱った特別展の主要情報を一目で確認できるように整理したものである。来館予定や研究・取材計画を立てる際の参考にできる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特別展名称 | 特別展「三日月兼光と備前の名刀」 |
| 主催・発表 | 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」/発表:東建コーポレーション株式会社(2026年2月3日) |
| 会期 | 2026年3月21日(土)~5月31日(日) |
| 三日月兼光の展示切替 | 前期(佩表):3/21~4/26、後期(佩裏):4/27~5/31(表裏入替有り) |
| 会場 | 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」北館4階特別展示室(名古屋市中区栄三丁目35-43) |
| 開館時間 | 10:00~17:00(最終入館16:30) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日休館)※臨時開館:3/30、4/6、4/27、5/4、5/18 |
| 入館料 | 一般1,200円/大学生・高校生500円/中学生・小学生300円(未就学児無料)/シニア65歳以上1,000円/障がい者(付添1名含む)無料(手帳提示)/団体割引あり |
| 主な出品 | 太刀 銘 備州長船兼光 延文五年六月日(三日月兼光)、太刀 銘 備州長船住景光 正和五年十月日(旧国宝)、刀 無銘 伝兼光(金象嵌)本多平八郎忠為所持之 ほか備前刀多数 |
| 関連企画 | 新作グッズ(茎キーホルダー、刀朱印等)販売/宿泊バスツアー(2026年5月23日~24日、熱田神宮・犬山城白帝文庫などを巡る)/学芸員ギャラリートーク・真剣手持ち鑑賞会 |
| アクセス | 地下鉄 矢場町駅 徒歩10分/大須観音駅 徒歩9分/伏見駅 徒歩12分 |
| 公式案内 | ウェブ:https://www.meihaku.jp/event-mikadukikanemitsu/ / X:https://x.com/meihaku_touken / Facebook:https://www.facebook.com/meihaku.touken / Instagram:https://www.instagram.com/meihaku.touken/ |
本記事は、特別展の全体像、主要展示物、関連プログラム、来館に必要な実務的情報を整理した。展示の詳細や最新のイベント情報、展示作品リスト(PDF)は博物館の公式ウェブサイトおよび公式SNSで提供されるため、訪問前に確認するとよい。