ELSOUL LABO、WBSOに5年連続採択しSolana研究を強化
ベストカレンダー編集部
2026年2月4日 06:03
ELSOULのWBSO承認
開催日:2月4日
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オランダ政府の審査で再び承認されたELSOUL LABOの研究開発
オランダ政府機関Rijksdienst voor Ondernemend Nederland(RVO)が所管する研究開発支援制度WBSO(Wet Bevordering Speur- en Ontwikkelingswerk)において、ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎 文武)が2026年分の研究開発プロジェクトについて正式に承認されました。プレスリリースは2026年2月4日 03時04分5年連続で年度単位の審査を通過したことになります。
今回の承認は、変化の激しい分散システム領域における研究開発を対象として行われた年度審査の結果です。ELSOUL LABOが申請した研究開発プロジェクト群は、実運用を前提にした設計・検証・運用改善を含んだ内容であり、審査を経て2026年分として採択されました。
- 承認機関
- Rijksdienst voor Ondernemend Nederland(RVO)
- 支援制度
- WBSO(Wet Bevordering Speur- en Ontwikkelingswerk)
- 承認日(発表日時)
- 2026年2月4日 03時04分
- 申請者
- ELSOUL LABO B.V.(Amsterdam) 代表取締役 CEO:川崎 文武
- 連続採択年数
- 2022年〜2026年(5年連続)
採択された3件の研究開発プロジェクトとその狙い
2026年分として承認されたELSOUL LABOの研究開発プロジェクトは3件に分類されます。いずれも分散システムの設計・運用・観測・継続性に関わる課題を研究対象としています。
以下に各プロジェクトの目的、研究対象、想定される実運用上の課題を具体的に整理します。
MCP制御によるAIレイヤーを用いたマルチチェーンRPCの研究開発
本プロジェクトは、MCP(Multi-Chain Protocolや管理制御プロトコルを想定)を制御層として設計し、AIを組み合わせることでマルチチェーンRPC(Remote Procedure Call)を高度化することを目的としています。AIの適用は単なる補助ではなく、分散システムにおける判断と制御を再現可能な手続きとして扱うための構成要素として位置付けられています。
期待される効果としては、開発者支援、利用者支援、開発体験(DX)、利用者体験(UX)の向上が挙げられます。Web3環境ではアプリ開発とインフラ設計が分断される傾向があり、サーバ調達、ネットワーク条件、観測設計、障害時の切り分けといった判断が暗黙知化しやすいという課題があります。本研究は、これらの判断領域を検証可能かつ対話可能な対象へと変換し、複雑性の個人依存から集合知への移行を目指します。
超低遅延を前提とした Solana v3 / PoS RPCインフラの研究開発
この研究はSolana v3およびProof of Stake(PoS)を前提としたRPCインフラにおける超低遅延の達成を中心課題とします。実運用ではRPC単体の処理速度だけでなく、データ取得・配信・観測・実行の経路全体の整合が全体性能に影響します。負荷やネットワーク条件の変化によってボトルネックが変わるため、単一の理論上最適解ではなく、運用制約下で成立する設計と検証を反復することが研究の主題です。
さらに、Solana v3で導入されたAlpenglowに伴うコンセンサスアルゴリズムの変更を含め、v3/PoS前提の構成変更とその運用設計が研究対象となります。理論的な性能評価に留まらず、実運用条件下での再現性・継続性を重視した検証が実施されます。
バリデータ配置および運用オーケストレーションの自動化に関する研究開発
バリデータ運用は地理条件、ネットワーク経路、ハードウェア特性、運用手順、障害対応といった複数要素が複合するため属人性が高く、品質が特定の経験者に依存する課題があります。本プロジェクトは、配置判断や運用判断を再現可能な手続きとして設計し、それをオーケストレーションとして自動実装することを目指します。
目的は単なる作業削減ではなく、多数の利用者を支える分散システムとしての品質を継続的に維持できる構造を整えることです。バリデータ配置や運用の自動化は、新規参入者の障壁を下げ、運用の一貫性を担保するための重要な研究領域と位置付けられています。
WBSOが求める研究開発の条件とELSOUL LABOの体制
WBSOが評価する研究開発は、既存の手法や定型的な実装作業とは区別されます。評価の中心は研究内容そのものに置かれ、解くべき課題に技術的不確実性が存在し、その不確実性に対して検証と反復を伴う研究開発が行われているかが確認されます。
また、WBSOは自動更新される制度ではなく、年度ごとに申請・審査が行われます。分散システムのように前提条件が継続的に変わる領域では、研究対象を固定したまま継続することは困難です。そのため研究対象を継続的に更新し、実運用の制約を取り込みながら成立させているかが重要な判断材料となります。
WBSOで評価される要点
- 技術的不確実性が明確に存在すること(既存手法で到達点が定まらない課題)
- 試行錯誤・検証・反復を通じた解の探索が行われていること
- 研究が事業活動や実運用と切り離されていないこと(実装・運用に接続されていること)
- 年度ごとの申請・評価に耐える継続性と更新性が示されていること
ELSOUL LABOの研究体制と継続可能性
ELSOUL LABOはオープンソースソフトウェアの開発、DAOの運営、分散型インフラの実運用、高品質なグローバルSolanaネットワーク(ERPC)の構築を同一組織内で同時に行っている点が特徴です。研究仮説は実装として形になり、運用の制約下で検証され、その限界や失敗が次の研究課題として取り込まれます。
このように研究と実装・運用が分断されていないサイクルは、前提条件が流動的な分散システム領域において研究の現実適合性を担保する重要な構造です。ELSOUL LABOはこの循環をもって継続的な研究開発を可能にしていると説明されています。
グローバルな運用拠点、関連情報と要点整理
ELSOUL LABOの研究開発は、グローバル前提のSolanaインフラ運用環境(ERPC)を前提として進められています。研究は実稼働中の運用環境を基盤に行われ、複数リージョンにまたがる運用データと運用制約を反映しています。
ERPCの運用リージョンは以下の通りです。
- Amsterdam
- Frankfurt
- London
- Dublin
- New York
- Chicago
- Salt Lake City
- Tokyo
- Singapore
プレスリリースには最新情報の参照先としてValidators DAOの公式Discordチャンネルが案内されています。アクセスURLは以下です。
関連リンクとメタ情報
プレスリリース本文で示された関連リンクおよび公開情報は以下です。プロジェクトの公開ページやプレス素材のダウンロードも提供されています。
- 関連リンク(プレスリリース元)
- https://labo.elsoul.nl/ja/news/2026/02/03/wbso-2026-5years-in-a-row/
- ダウンロード
- プレスリリース内で使用されている画像ファイルなどの素材がダウンロード可能
- ビジネスカテゴリ
- システム・Webサイト・アプリ開発、スマートフォンアプリ
- キーワード
- Solana、ソラナ、ブロックチェーン、Web3、仮想通貨、研究開発、暗号資産、デジタル資産、オープンソース、バリデータ
上記の情報はプレスリリース本文に基づいて整理したものであり、研究の狙い・実施体制・運用基盤・公開先を漏れなく記載しています。
要点の表形式まとめ
以下の表に本記事で扱った主要な情報を整理します。各項目はプレスリリースの記載内容に基づき、承認機関、申請者情報、承認年、採択プロジェクト、運用リージョン、関連リンクを含めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 承認制度 | WBSO(Wet Bevordering Speur- en Ontwikkelingswerk)/所管:RVO |
| 申請者 | ELSOUL LABO B.V.(本社:Amsterdam) 代表取締役 CEO:川崎 文武 |
| 発表日時 | 2026年2月4日 03時04分 |
| 連続採択年数 | 5年連続(2022〜2026) |
| 採択プロジェクト(3件) |
|
| 研究の共通点 | 分散システムの設計・運用・観測・継続性を実運用条件下で検証・反復すること |
| ERPC運用リージョン | Amsterdam、Frankfurt、London、Dublin、New York、Chicago、Salt Lake City、Tokyo、Singapore |
| 関連リンク・連絡先 | プレスリリースページ、Validators DAO 公式Discord:https://discord.gg/C7ZQSrCkYR |
本稿では、RVOが所管するWBSOによる2026年分の承認を受けたELSOUL LABOの研究開発内容を、承認の背景、個別プロジェクトの技術的焦点、WBSOにおける評価基準、そしてELSOUL LABOのグローバル運用基盤に関する情報まで整理して伝えました。プレスリリースに記載された各要素は上の表にまとめた通りであり、研究が実装・運用と密に接続される体制を通じて継続的に更新されている点が確認できます。