2月5日開催|宮城県初の水素トラックが運行開始へ
ベストカレンダー編集部
2026年2月4日 16:28
水素トラック運行開始
開催日:2月5日
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宮城県内で実用化する水素燃料電池トラック──導入の全体像と運行開始日
資源物リサイクルと廃棄物処理を手掛けるSKグループ(仙台市)傘下の株式会社サイコーは、宮城県内で初めてとなる水素燃料電池(FC)トラック1台を2026年2月より導入し、仙台市での資源物回収業務(古紙回収や集団資源回収等)で運行を開始します。プレスリリースは2026年2月4日11時40分に出され、翌日の2026年2月5日には宮城県庁前で合同出発式(オープニングセレモニー)が行われます。
本件は宮城県が策定した「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」に基づく取り組みの一環で、運輸部門の温室効果ガス排出削減を目指す官民連携プロジェクトです。今回の導入は県内で事業活動を行う4社がFCトラック導入の意思を示し、補助制度を活用して実現した点が特徴です。
導入事業者と車両の用途
導入するFCトラックは、日常的に地域を走行する資源物回収車として使用されます。株式会社サイコーは古紙回収および集団資源回収等を担う車両として稼働させ、運行データの蓄積および現場知見の収集を通じて段階的な脱炭素化を進めます。
導入に関わる事業者は以下の4社です。各社とも県の補助制度を活用して導入し、県内初の民間企業へのFCトラック導入という位置づけになります。
- 株式会社サイコー(SKグループ) — 1台導入、仙台市で資源物回収業務に使用
- 株式会社サトー商会 — 導入事業者
- 株式会社仙台丸水配送 — 導入事業者
- 中越通運株式会社 — 導入事業者
なぜ水素トラックか──「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」と運輸部門の現状
宮城県は2023年3月に「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」を策定し、2030年度までに2013年度比で県内の温室効果ガス排出量を50%削減する目標を掲げています。本取り組みはその目標達成に向けた運輸部門における削減策の一つです。
県が公表するデータでは、運輸部門は県内の温室効果ガス排出量のおよそ21%を占めており、2021年度の排出量は3,779千トン(3,779千トンCO2相当)でした。2030年度の削減目標は2,803千トンであり、約26%の削減が必要とされています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 運輸部門割合(県内) | 約21% |
| 2021年度排出量 | 3,779千トン |
| 2030年度目標排出量 | 2,803千トン |
| 必要削減率(対2021年) | 約26% |
- 導入推進の理由
- FCトラックは走行時にCO2を排出しないことから、CO2排出量削減効果が高いと評価され、県は令和5年度から運輸部門の企業を対象に導入業者の掘り起こしを進めてきました。
- 補助制度の活用
- 今回導入に至った4社は県の補助制度を活用しており、これにより県内初の民間FCトラック導入が実現しました。
オープニングセレモニーの構成と取材情報
オープニングセレモニーは取材向けに公開される形式で開催され、報道関係者に対して取材案内が出されています。日時・場所・出席者および当日のプログラムは以下のとおりです。
式典は短時間のプログラムで構成され、出発式後に実際の車両出発セレモニーが行われます。事務局は宮城県次世代エネルギー室が担当します。
| 日時 | 2026年2月5日(木)14:50~15:25 |
|---|---|
| 場所 | 宮城県庁1階県民ロビー及び正面玄関前(仙台市青葉区本町3丁目8番1号) |
| 事務局 | 宮城県 次世代エネルギー室 |
出席者(主な関係者)
式典には行政側と導入事業者、来賓が出席します。行政側の代表として宮城県知事および環境生活部長が登壇予定です。
出席者は以下の通りです。
- 宮城県知事:村井 嘉浩
- 環境生活部長:末永 仁一
- トラック導入事業者:株式会社サイコー、株式会社サトー商会、株式会社仙台丸水配送、中越通運株式会社
- 来賓:株式会社仙台水産、CJPT株式会社
当日のプログラム(進行)
- 出席者紹介
- 知事挨拶
- 出席者挨拶
- 鍵の授与
- 写真撮影
- 出発セレモニー
車両デザイン、運用方針、現場での取り組み
株式会社サイコーが導入するFCトラックは、地球環境の未来を想起させる「緑と水」をイメージしたデザインを採用しています。日々地域を走行する車両として視認性を高め、ゼロカーボンへの取り組みを意識付ける狙いがあります。
また、サイコーは単に車両を導入するだけでなく、運行データや現場での知見を蓄積していくことを明示しています。これにより資源物回収車両の脱炭素化を段階的に進め、持続可能な地域インフラの構築に資することを目指します。
- 車両の用途
- 仙台市における古紙回収や集団資源回収等、資源物回収業務での運行。
- デザインの特徴
- 緑と水をイメージした外観デザインで、地域住民への視覚的な啓発効果を狙う。
- 運用面の方針
- 走行データの収集・分析を通じて運行ルートの最適化や燃料利用の実態把握を行い、段階的に車両の脱炭素化を推進する。
- 補助制度と事業主体
- 県の補助制度を活用して導入を実現。事務局は宮城県次世代エネルギー室。
以上を踏まえ、今回の導入は単発の実証にとどまらず、実運用におけるデータ蓄積を通じて今後の普及可能性や需要創出への貢献が期待されます。県が運輸部門の排出削減を進める中で、民間事業者による実装例として位置づけられます。
この記事の要点整理
以下に本記事で扱った主要項目を
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発出日時 | 2026年2月4日 11:40 |
| 導入開始 | 2026年2月(株式会社サイコーのFCトラック1台運行開始) |
| 導入規模 | 県内で初めての民間導入。今回導入を表明した事業者は4社(サイコー、サトー商会、仙台丸水配送、中越通運) |
| 車両用途 | 仙台市での資源物回収業務(古紙回収、集団資源回収等) |
| オープニングセレモニー日時 | 2026年2月5日(木)14:50~15:25 |
| 式典会場 | 宮城県庁1階県民ロビー及び正面玄関前(仙台市青葉区本町3丁目8番1号) |
| 出席予定者 | 宮城県知事 村井 嘉浩、環境生活部長 末永 仁一、導入事業者4社、来賓(株式会社仙台水産、CJPT株式会社) |
| 事務局 | 宮城県 次世代エネルギー室 |
| 背景戦略 | みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略(2030年度までに2013年度比で50%削減目標) |
| 運輸部門の現状数値 | 2021年度排出量:3,779千トン、2030年度目標:2,803千トン、必要削減率:約26% |
| その他のポイント | 緑と水をイメージしたデザイン採用、運行データの蓄積と段階的脱炭素化の計画、補助制度の活用により導入 |
本件は宮城県が掲げる脱炭素目標に照らして、運輸分野における先行的な実装例として位置づけられる。導入事業者は補助制度を活用し、実運用で得られたデータや知見を基にさらなる車両の脱炭素化を進める計画であり、地域インフラの持続可能性向上に向けたステップとなる。オープニングセレモニーは2026年2月5日に開催され、行政と民間が一体となった取り組みのスタートが公式に示される予定である。