2/18開催|ウガンダ農村で続く創傷治療と異文化ケア
ベストカレンダー編集部
2026年2月5日 05:53
ウガンダ創傷治療活動
開催日:2月18日
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ウガンダ農村で続けられる創傷治療—現場の実態と治療のジレンマ
岡山大学高等先鋭研究院 文明動態学研究所(RIDC)が主催する第53回RIDCマンスリー研究セミナーでは、川崎医科大学形成外科の山崎由佳氏による「ウガンダ農村部における創傷治療活動」が2026年2月18日にオンラインで報告されます。本稿ではプレスリリースに基づき、現地での実践内容、文化的課題、そしてセミナーの参加方法や関連情報を整理して紹介します。
山崎氏は2021年以降、毎年およそ3か月間、ウガンダの農村部で現地家庭に住み込み、無償で創傷および皮膚潰瘍の治療活動を継続しています。現地では創部をそのまま放置して生活する人々が存在する一方、医療従事者であっても創部の処置を行わず投薬のみで対応するケースがあり、皮膚潰瘍にはガンダ語による症候名称があり伝統医療と結びついていることが報告されています。
現地で観察された治療行為と生活習慣
現地の生活習慣や医療に関する観察から、創部を放置する理由には生活環境、医療への信頼度、伝統医療の位置づけなど複合的な要因があることがわかります。西洋医療が否定される背景には、伝統的な治療知識が長年にわたり地域で受け継がれてきたことが影響しています。
医療従事者が薬剤の投与のみで創部処置を行わない場面も報告され、医療提供の現場における実践と理論の隔たりが存在します。山崎氏はこのような状況で、創傷や皮膚潰瘍をより早く治癒させるにはどのように治療を進めるべきかについて葛藤し、異文化におけるケアリング(caring)のあり方を試行錯誤してきました。
- 治療形態:無償での創傷・皮膚潰瘍治療、住み込みでの家庭内ケア
- 期間:毎年約3か月間の継続活動(2021年以降)
- 文化的特徴:伝統医療の優位性・ガンダ語による症状呼称・創部放置の習慣
セミナーの開催概要と参加情報
第53回RIDCマンスリー研究セミナーはオンライン開催で、日時、参加方法、申し込み手続きなどが明確に示されています。参加は無料で、どなたでも申し込める公開セミナーです。Zoomを利用したオンライン形式のため、参加にはZoom環境が必要です。
以下に、セミナーの主要事項を箇条で示します。登録は指定のGoogleフォームから行い、登録後に参加用URLが送付されます。ポスターも公開されていますので、事前に概要を確認できます。
- 日 時
- 2026年2月18日(水)12:00~13:00
- 開催方法
- オンライン(Zoomを使用)
- 題 名
- ウガンダ農村部における創傷治療活動
- スピーカー
- 川崎医科大学 形成外科教室 形成外科医師 山崎由佳 氏
- 対象者
- どなたでも参加可能(一般公開)
- 参加費
- 無料
- 申込方法
- https://forms.gle/5Loqt88rtXLvGWwBA(登録後に参加用URLを送付)
- ポスター
- https://ridc.okayama-u.ac.jp/wp-content/uploads/2025/12/RIDC_seminar_202602.pdf
- 主催
- 岡山大学 文明動態学研究所(RIDC)
参加登録と注意点
申し込みは上記のGoogleフォームから行います。フォームに必要事項を入力すると、主催側から折り返し参加用のZoom URLが送られてきます。Zoomの利用環境(アプリまたはブラウザ)を事前に整えておくことを推奨します。
本セミナーは一般公開ですが、公開/セミクローズドの形式は回により異なることがRIDCの運営方針として示されています。参加者は時間に余裕を持ち、通信環境を確認のうえ参加してください。
文明動態学研究所(RIDC)の役割と関連情報
RIDCは岡山大学高等先鋭研究院の下に設置された研究所であり、2021年に開所されました。岡山大学の4つ目の研究所として位置づけられ、人文・社会科学系としては初めての研究所です。RIDCは「共育共創活動」を推進する役割を担い、学内外の研究者による成果報告や進行中プロジェクトの共有を目的に、RIDCマンスリー研究セミナーを開催しています。
RIDCは多様なテーマのセミナーや公開講座、シンポジウムの開催を通じて、人文社会系の研究と社会課題との接続を図っています。本セミナーもその一環であり、異文化医療実践の現場報告が学術的および実践的な議論に資することが期待されています。
関連イベント・記録・参考資料
RIDCが過去に開催または公開したセミナーや録画配信の一覧がプレスリリース内で多数紹介されています。これらは研究の蓄積やテーマの多様性を示す資料として利用可能です。以下にプレスリリースで挙げられている主な録画配信や参考リンクを列挙します。
- 第3回RIDCマンスリー研究セミナー「日本史研究と地域史研究のはざま―生存の『関係・空間』の歴史学―」
- 第6回RIDCマンスリー研究セミナー「プリント化する伝統織物-インドネシア、バリ島紋織をめぐるオーセンティシティとアイデンティティ-」(配信あり)
- 「経済状況が主観的ウェルビーイングに与える影響 -年齢階級・都道府県別クロス・セクション分析-」(録画配信)
- 「『モノのやりとり』をめぐる認識の齟齬ともつれあい ートンガにおける他者接触の事例からー」(録画配信)
- 「入所者の住宅からみた長島愛生園の歴史」(録画配信)
- 「『家族や子どもに迷惑をかけたくない』という思いとは何か?-〈迷惑〉研究プロジェクトの軌跡と展望-」(録画配信)
- 「ぶどう輸出の現状と消費者の評価 -台湾のアンケート調査から-」(録画配信)
- 「漢代画像石の画題と意義」(録画配信)
- 「地方占領期研究と街の記録・カラー写真・岡山」(録画配信)
- 「文明動態学的國吉康雄論 〜少女に『命のために走れ』と言った画家についての新考察」(録画配信)
- 「和歌山県磯間岩陰遺跡古墳人骨のDNA分析」(録画配信)
- 「『鳥獣人物戯画』の験競(げんくらべ)」(録画配信)
- 「持続可能な開発教育とは-国際法の歴史から-」(録画配信)
- 「貝類相の変遷が反映する岡山県の歴史と風土」(録画配信)
- 「ドローン測量で描く岡山の古墳」(録画配信)
RIDCのウェブサイトや関連動画も参照可能です。RIDCの活動や刊行物、シンポジウムの情報は公開されており、研究成果の共有が意図されています。
参考サイト:https://ridc.okayama-u.ac.jp/
岡山大学とRIDCに関する補足情報
岡山大学は「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」として共育共創活動を推進しており、RIDCはその人文社会系の中核拠点として位置づけられています。岡山大学は文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されており、地域と地球の未来を共創する研究大学としての役割が強調されています。
RIDCは刊行物や国際シンポジウム、共同研究の成果公表など幅広い活動を行っています。関連の情報や記録は岡山大学およびRIDCのウェブサイト、各種動画公開ページで閲覧できます。
連絡先・問い合わせ先と参照リンク(詳細)
プレスリリースには複数の問い合わせ窓口が記載されています。下記の一覧は、セミナー問い合わせ、病院連携、産学連携、研究機器共用、スタートアップ関連など、用途別に整理しています。各メールアドレスはプレスリリースと同様に「◎」を「@」に置き換えて送信してくださいという表記が付されています。
- 岡山大学文明動態学研究所(RIDC)
- 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えて下さい。)
TEL:086-251-7442
URL:https://ridc.okayama-u.ac.jp/ - 岡山大学病院との連携(製薬・医療機器企業関係者)
- 岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
お問い合わせ:http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/ - 岡山大学病院との連携(医療関係者・研究者)
- 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えて下さい)
URL:http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/ - 岡山大学 産学官連携本部
- 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えて下さい)
URL:https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/ - 研究機器共用に関するタスクフォース(チーム共用)
- 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8705 / FAX:086-251-7114
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えて下さい)
URL:https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/ - スタートアップ・ベンチャー関連
- 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えて下さい)
URL:https://venture.okayama-u.ac.jp/
そのほか、岡山大学関連のメディアや報告書、SDGs関連情報等もプレスリリースに紹介されています。例として「岡山大学メディア『OTD』」のアプリ・ウェブ、オリジナルグッズショップ、統合報告書2025、SDGsホームページ、イメージムービーなどが挙げられています。
- 岡山大学メディア「OTD」(アプリ)
- 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ)
- 岡山大学オリジナルグッズ Online Shop
- 岡山大学統合報告書2025
- 岡山大学SDGsホームページ
- 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube)
- 岡山大学Image Movie (YouTube)
- 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
- 研究機器レンタル・リース『SXプラットフォーム』
要点の整理(表形式)
以下の表は本セミナーに関する主要事項と問い合わせ先を整理したものです。参加を検討する際や関係情報を参照する際に参照ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 高等先鋭研究院 文明動態学研究所 第53回RIDCマンスリー研究セミナー「ウガンダ農村部における創傷治療活動」 |
| 開催日時 | 2026年2月18日(水)12:00~13:00 |
| 開催方法 | オンライン(Zoom) |
| スピーカー | 川崎医科大学 形成外科教室 形成外科医師 山崎由佳 氏 |
| 内容の要旨 | 2021年以降、毎年約3か月間ウガンダ農村部での住み込み無償創傷・皮膚潰瘍治療。創部放置、伝統医療の影響、医療従事者の処置不足などの現地実態と異文化ケアリングの報告。 |
| 参加費 | 無料 |
| 申込方法 | https://forms.gle/5Loqt88rtXLvGWwBA(登録後に参加用URLを送付) |
| 主催 | 岡山大学 文明動態学研究所(RIDC) |
| 問い合わせ(RIDC) | 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス E-mail:ridc◎okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えて下さい。) TEL:086-251-7442 URL:https://ridc.okayama-u.ac.jp/20251222-4577/ |
本稿は岡山大学のプレスリリースに基づき、セミナーの内容、開催情報、関連資料および問い合わせ先を整理してお伝えしました。セミナーは異文化における医療実践の具体的な事例を学術的に共有する場であり、創傷治療と文化的要因の接点を理解するための貴重な報告が期待されます。